スリランカに救急車寄贈
堺市に感謝を伝える

 スリランカの平和寺(ガンババ市)のダランガレ・ソーマシリ住職が、6月15日、堺を訪れ特定非営利活動法人 堺国際交流協会の加藤均理事長とともに竹山修身堺市長を表敬訪問した。
 堺市消防局は平成23年・28年の二回(計4台)、長年使用され車両交代のため使われなくなった救急車を堺国際交流協会を通じてスリランカのボランティア団体ライブダイ会に寄贈した。
 ソーマシリ師は「2台の救急車はガンボル国営病院とマルワトゥヒリピテァ病院で有効活用されています。特にこれまで救急車が無かったマルワトゥヒリピテァ病院では、病人を搬送することができるようになり、生活環境が大きく改善しました。近隣住民は堺市に大変感謝しています」と感謝の言葉を述べた。
 竹山市長は「堺市で使われていた救急車が遠い地でお役に立てていることをうれしく思います」と応えた。

堺市を表敬訪問したソーマシリ師(左から3人目)
堺市を表敬訪問したソーマシリ師(左から3人目)

 受け継がれる夏の風物詩
堺大魚夜市

 「700年の歴史、堺の伝統文化の継承」、「市民、企業、行政の協働」、「地域社会との共生」、「世代間の調和と交流」、「堺の伝統産業のPR」をコンセプトに堺の夏の風物詩として市内外から広く親しまれている「堺大魚夜市」が今年も開催される。
 魚セリ(19時~なくなり次第終了)、ステージイベント(13時~21時30分)、夜店の出店、花火大会(20時20分頃より)などが行われる。
日時 7月31日㈪13時~21時30分
   雨天決行・荒天中止
場所 大浜公園、堺旧港
   駐車場はありません
主催 堺大魚夜市実行委員会
問い合わせ
072―227―8841
活気あふれる「魚セリ」
活気あふれる「魚セリ」

海上自衛隊を知ろう!(14)

天保山・護衛艦『しまかぜ』一般公開
 防衛アトラクションを通じて
 自衛官との距離感縮まる

①艦橋窓ふき、②アスロックランチャー、③立入検査隊展示、④大砲手入れ、⑤ファッションショー、⑥内火艇揚降
(撮影/防衛モニター・小笠原文子)
①艦橋窓ふき、②アスロックランチャー、③立入検査隊展示、④大砲手入れ、⑤ファッションショー、⑥内火艇揚降
(撮影/防衛モニター・小笠原文子)

 6月10~11日、大阪市港区の天保山岸壁で、護衛艦『しまかぜ/DDG-172』(艦長・前久保一彦1等海佐、乗員約210名)が大阪地方協力本部、海上自衛隊阪神基地隊の支援を受け一般公開を行った。
 来艦者数は2日間で10、940名(初日4、894名、2日目6、046名)。その数の多さもさることながら、特筆すべきは乗艦した人の多くがなかなか下艦しなかったり、一般公開中に何度も足を運んだ人がいたりしたことだ。その理由の1つは、前久保艦長をはじめ乗員全員が一丸となり「艦艇のテーマパーク化」を掲げ、一般公開のために周到に準備してきた数々の防衛アトラクションが来艦者たちを魅了したことだと思う。しかし、最大の理由は、前久保艦長らの「来艦していただいた人たちに心から楽しんで欲しい」という真摯な気持ちが艦全体だけでなく岸壁にも満ち溢れていたことではないだろうか。
 一般公開では、まず手荷物検査場で『しまかぜ』のパンフレット、スタンプラリー、しまかぜ〇×クイズの用紙が手渡される。護衛艦に馴染みのない人でも、スタンプラリーをすれば主要な装備をすべて見学でき、クイズをきっかけに乗員と対話すれば艦への理解が深まるに違いない。艦橋に上れる人は当選者のみだったが、その抽選を待つ間も展示されていた「飾り包丁」「艦内生活」「金物手入れ」などの写真で乗員の日常を知ることができるように工夫されていた。
 乗艦すると、乗員が皆、笑顔で「こんにちは」と出迎えてくれる。ラッタルをおぼつかない足取りで上がってきた小さな子にはさっと手を差し出す気配りも欠かさない。
 乗艦前から始まる乗員のおもてなしに、来艦者は心地よさを感じつつ、甲板全体を使って繰り広げられた様々なイベントに我を忘れて楽しんでいた。
 なにしろ、どのイベントも『動く!動く!動く!』。まさに、テーマパークのアトラクションそのものなので目が離せないからだ。前部甲板での「艦橋窓ふき」「武器操法展示」から、後部甲板での「大砲手入れ」「防火放水展示」「救急法展示」「ラッパ吹鳴展示」「立入検査隊展示」「ファッションショー」、左舷側甲板での「内火艇揚降」までを1クールとして、午前1回、午後2回の1日3回実施。ミサイルランチャーもアスロックランチャーも動く、動く。防火放水展示、救急法展示、立入検査隊展示は乗員が寸劇よろしく動きまくる。大砲手入れやラッパ吹鳴展示では来艦者も参加し、乗員とともに動く。ファッションショーでは『しまかぜ』の国防美男子らが夏冬制服でランウエイを歩いた後、なんと来艦者と記念撮影だ。
 これまで何度も一般公開に訪れている人はもちろん、その日たまたま天保山にある海遊館やマーケットプレスに遊びに来たという海上自衛隊に縁遠かった人たちも、防衛アトラクションを通じて『しまかぜ』乗員と触れあい、その距離感を縮めているようだった。
 実は、海上自衛隊では、昨年末頃から都道府県ごとに艦艇を割り当て、海上自衛隊への国民の理解を深めるべく広報を担当する対番艦制度を導入している。『しまかぜ』は大阪府の対番艦としてその役割を果たしたのではないだろうか。
 ただし、海上自衛隊の最大の任務は国防。『しまかぜ』も例に違わず、1988年、ミサイルランチャーを前部に装備した『はたかぜ型』護衛艦の2番艦として就役して以来、30年近く最前線で日本の海を護り続けてくれている。昨今は、日本を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しており、海上自衛隊の負担は大きくなっている。このような中で一般公開の準備に力を注いでくれた前久保艦長以下護衛艦『しまかぜ』の乗員にはただただ感謝しかない。
 6月12日朝、『しまかぜ』は、再び国防に身を投じるべく大阪をあとにした。「大阪ありがとう!お元気で」の言葉を残して。

 阪神基地隊モニター
伊藤理恵

大阪をあとにする護衛艦『しまかぜ』(撮影/伊藤理恵)
大阪をあとにする護衛艦『しまかぜ』(撮影/伊藤理恵)

平成29年度
大阪府TBG選手権大会

生涯スポーツを通じ、健康・体力づくりを目的とした「平成29年度大阪府TBG―ターゲット・バードゴルフ―選手権大会」(主催 大阪府ターゲット・バードゴルフ協会、協力 堺市ターゲット・バードゴルフ協会)が開催された。
 18ホール、ストロークプレーで行われた競技には深井、泉北地区の他、泉南、箕面など近隣地区から77名の選手が参加した。白熱した競技の中、それぞれ親睦を深めていた。
競技結果は次のとおり。
一般男子の部
優勝 太田弘治(泉北晴美台TBGクラブ)、2位 野々村和雄(泉北晴美台TBGクラブ)、3位 竹中清澄(深井水池町TBGクラブ)、4位 辻尾正照(深井畑山町TBGクラブ)、5位 西川利治(深井水池町TBGクラブ)
シニア男子の部
優勝 片岡克征(泉北晴美台TBGクラブ)、2位 孝子義明(泉北晴美台TBGクラブ)、3位 永井清大(泉北晴美台TBGクラブ)、4位 渡壁 昇(泉北晴美台TBGクラブ)、5位 泥谷昌伸(深井水池町TBGクラブ)
女子の部
優勝 小山雅美(泉北晴美台TBGクラブ)、2位 池渕志津加(泉北晴美台TBGクラブ)、3位 薮中悦子(深井畑山町TBGクラブ)、4位 伊藤きよ子(深井水池町TBGクラブ)、5位 井上幸子(深井北町TBGクラブ)

税金豆知識
〝兄弟姉妹間における
「法定相続分」と「遺留分」について!!〟

 被相続人に子供がおらず又両親もすでに亡くなって法定相続人には配偶者と兄弟姉妹がいる場合。
 このようなケースでは相続人は配偶者と兄弟姉妹が該当することになる。
 その場合、配偶者は相続財産の3/4、兄弟姉妹は1/4の割合で相続することができる。
 被相続人が多くの財産を保有して亡くなった場合は前述の割合で遺産の分割も可能であるが、財産が居住しているマイホーム即ち土地、建物のみの場合、兄弟姉妹にその物件を売却してでも遺産分割を要求されるおそれがあることを今までみかけたことがある。
 その場合、配偶者には残された生活をおびやかされる可能性は間違いなく生じるのである。
 ここで「法定相続分」と「遺留分」について説明すると「法定相続分」とは民法で定められている相続の割合の目安のことであり、「遺留分」とは被相続人の遺言があり相続できる割合が少なくても最低限もらえる割合のことである。
 尚、「遺留分」は配偶者、子供、父母にのみ認められているものであって、兄弟姉妹には認められておらず兄弟姉妹が相続するには必ず被相続人の遺言があることが前提である。
 よって兄弟姉妹に相続させたくない場合は遺言書に「兄弟姉妹には相続財産を渡さない」ということを記載してあれば、仮に争ったとしても兄弟姉妹が財産を相続することはできないのである。
 最後に遺言書の作成は多少の費用が必要であるが公正証書遺言の作成をお推めする。
税理士 大西 正芳