フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)
堺東に2019年秋グランドオープン

仮設浴場前で音楽を披露する音楽隊

約2年後の2019年秋にオープンする「フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)」は、堺東駅から徒歩約10分、旧市民会館跡地に建設中。大ホール(2,000席)小ホール(312席)、大小のスタジオ、文化交流室、ガレリアなどを備えており、芸術文化を発信する拠点となる機能を有したホールです。

*不死鳥のように蘇る堺
大坂夏の陣、第二次世界大戦などによって焦土と化した堺は、人々のたゆまぬ努力により復興を果たしてきました。ホール南側に面する国道310号は、戦禍から力強く立ち上がるという思いを込めて整備され、復興の夢を託したフェニックス(不死鳥)という名の樹木が植えられ「フェニックス通り」として親しまれております。

*「フェニーチェ」は、イタリア語で「不死鳥」
不死鳥(フェニックス)は、堺の歴史を象徴的に表す言葉です。イタリア語で表現することで、中世に、会合衆により自由・自治都市、また国際貿易港として繁栄し、イエズス会宣教師により、イタリアの自由都市・ベニスのごとしと称されていた堺のまちを思い起こさせます。

敷地内にイタリア料理の名店「ポンテベッキオ」出店決定
レストラン運営パートナーとしてポンテベッキオが出店。ホール東側に隣接し、ホールの催しに来場される方はもちろん、レストランのみの利用も可能。普段のランチやカフェタイム、ディナーにもご利用いただけます。(オープン時期、メニュー等は現在調整中)

【お問い合わせ】
公益財団法人堺市文化振興財団 
堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)準備室 
平日9:00~17:30 TEL 072-232-0220 FAX 072-232-0110

(公財)堺市文化振興財団主催の公演や、各文化会館(栂文化会館、東文化会館、美原文化会館)主催のイベント・公演情報は財団HP(https://www.sakai-bunshin.com/)または、市内各所で配布している情報誌「あっと・さかい」をご覧ください。

 

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〔先行予約など特典あり〕

海上自衛隊を知ろう!(15)

阪神基地隊モニター研修
艦内昼食会や練習船見学等で
海上自衛隊の見聞を広める

護衛艦『さわぎり』での昼食会
護衛艦『さわぎり』での昼食会

 6月21日、神戸市東灘区にある阪神基地隊(司令:山崎浩一1等海佐)で、防衛・基地モニターは護衛艦『さわぎり/DD―157』(艦長:寺嶋太郎2等海佐)の艦内昼食会、特別公開及び170t型練習船(YTE)13号(船長:財前正宣1等海尉)の特別公開に参加した。
 『さわぎり』は平成2年に日本の防衛のため、対空、対水上及び隊潜水艦などの近代戦に対処することを任務とする『きり』型護衛艦の7番艦として就役したヘリコプター搭載可能な汎用護衛艦だ。これまでに何度もソマリア沖での海賊対処行動や環太平洋合同演習(RIMPAC)に参加しており、豊富な海外派遣歴を有している。
 艦内での昼食会は、そうした海外派遣時の寄港地や国内の定係港である佐世保をはじめ入港先において各種関係者を招き、意見交換や親睦を深めるために開催されている。その際には、調理員が趣味の良い器に腕によりをかけた料理を美しく盛りつけ提供する。
 防衛・基地モニターが参加したこの日は、カクテルサラダわさび醤油仕立て、牛すじカレー夏野菜添え、マッシュサラダの生ハム包み、野菜サラダ、ゆで卵と野菜がふんだんに使われたメニューで、最後には珈琲とともに手作りのミルフィーユが供された。防衛・基地モニターは、見た目の美しさとともに、言葉にできないほどの美味しさに感動。佐世保カレーグランプリの初代チャンピオンだけあって牛すじカレーは絶品であった。
 美味しい料理があれば、人は自然と笑顔になり、会話がはずむものだ。防衛・基地モニターは、顔なじみの山崎司令とはいつも以上に、初対面の寺嶋艦長とも和やかに談笑し、昼食会後に実施された特別公開でも、心なしかいつもより近い距離感で寺嶋艦長はじめ乗員と対話することができ、海上自衛隊への理解を深めていた。
 さらに『さわぎり』を下艦後、防衛・基地モニターは、練習船13号の特別公開へ。
 練習船とは、学校などの教育機関に所属し航海実習を行う支援船第2種に分類される船だ。海上自衛隊には、現在、艦艇職域術科の教育訓練を担当している第1術科学校(江田島)に所属する13号、14号の2隻の練習船しかない。これら練習船は幹部候補学生等の海上実習に使われている。そのため、練習船には、船を動かすために必要な基本的な機器が揃っているほか、教育講堂があるなど、まさに航海を学ぶための造りになっている。幹部候補学生の練習船実習では、1回に18~20名の学生が乗船し、艦橋で当直士官、副直士官、操舵を学ぶチームと、艦橋裏手で海図記入を学ぶチームの2チームに分かれて行船法訓練が行われる。
 財前船長によれば、「幹部候補学生は全員、練習船実習を受けるので、練習船を知らない幹部はいない」と話すが、防衛・基地モニターの多くは「『かしま』などの練習〝艦〟は知っているものの、練習〝船〟ってなに?」と練習船の存在すら知らなかった。しかし、今回の練習船13号の特別公開により、その存在を知っただけではなく、幹部候補学生が卒業し、練習艦での洋上訓練に入るまでには練習船の乗員をはじめ多くの先輩海上自衛官のサポートを受けていることを知った。
 防衛・基地モニターだから知ることができる海上自衛隊、海上自衛官の真の姿は少なくない。そうしたことを1人でも多くの人に伝えることが防衛・基地モニターの役割ではないだろうかとあらためて思わされた研修だった。

阪神基地隊モニター
伊藤理恵

練習船13号の艦橋
練習船13号の艦橋

ふれあいコンサート開催
自衛隊音楽隊と集う
友の会総会

=写真=

 自衛隊音楽隊と集う友の会(疋田耕造会長)の平成29年度定時総会が7月1日、サンスクエア堺で開催された。=写真=
同会は、堺を拠点に演奏会などを通じて、自衛隊と市民との架け橋になることを目的に、平成10年の結成以来、積極的に活動を続けている。(会員 個人222名、法人3社)
加藤均名誉会長は「音楽を通した自衛隊の支援活動とともに、一人でも多くの国民に国防について『自分の国は自分で守る』という考えを理解していただけるよう、皆さんと力を合わせて頑張っていきたい」と挨拶を行った。
総会の中で28年度の事業・会計報告が行われ、29年度の事業・予算、新役員就任が承認された。
続いて自衛隊大阪地方協力本部 阪南地区隊長 笹島秀仁 3等陸佐が「自衛隊の教育訓練ついて」をテーマに講演を行った。自衛隊の任務(役割)、任務遂行のための総合訓練、編成及び教育訓練の全体像などを解説。国防の意義、自衛隊の必要性を語った。
今年も同会の主催のふれあいコンサート(10月・堺まつり協賛事業・共催㈳堺観光コンベンション協会)の開催や、堺まつり大パレードへの参加が予定されている。

自衛隊音楽隊と集う友の会
会 員 募 集
自衛隊音楽隊と集う友の会では会員を募集している。会員には演奏会への招待、防衛関連施設の見学、自衛隊各種行事の案内などの特典がある。
会費は個人会員は年間2000円、法人会員は20000円。詳しい問い合わせは左記、友の会事務局まで。
〒593―8324
堺市西区鳳東町6丁637―1
コーナン商事㈱内
「自衛隊音楽隊と集う友の会」事務局
TEL 072―274―1621


税金豆知識
〝別居中の扶養親族について〟

 世間で言われているところの扶養とは誰かを養うことであり、被扶養者とは養われている人達のことを指すものである。
 扶養親族を養うためには経済的負担がかかるために所得税法においては、その負担に応じて一定額の控除をする仕組みになっている。
 扶養親族となる条件を挙げてみると、まず16才以上で、そして生計を一にしており、配偶者以外の親族であること、そして年間合計所得額が38万円以下であることである。
 これらの条件の中にある「生活を一にする」ということに述べてみる。
 同居の範囲であるが、同居はもちろんのこと、同居していなくても常に学費、医療費などをも含めた生活費を離れた地に住んでいる扶養者に対して送金している場合においても扶養親族にあてはまり、それは親元を離れて学生生活をしている子供達への仕送りも該当するのである。
 次に合計所得金額の38万円とは収入金額ではなく収入から必要経費を差引した後の金額であり、給与の場合は収入が年間103万円以下であれば問題ないのである。
 が、年間給与収入が103万円近辺の学生などのアルバイト収入にはくれぐれも注意をして戴きたいものである。給与収入が103万円を超えている場合には忘れた頃にきついお灸をすえられることがあるのでくれぐれもご注意の程を。

税理士 大西 正芳