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維新の会の「都構想隠し」を見抜く!

~会見やタウンミーティングの発言など~

 堺市長選挙まであと1ヶ月を切った。大阪維新の会の市長候補予定者は、「都構想は、争点にならない(平成29年7月8日)」と発言しているが、争点にならないのではなく「したくない」のではないか。都構想が争点になって、「堺はひとつ」の声に苦杯を舐めた前回のことがあるのだろうが、それは正々堂々とした戦いと言えるのであろうか。
【維新の会のめざす成長は都構想ありき?】
 大阪維新の会堺選出議員が堺の未来を考えて作ったという「堺マニフェスト(平成26年度発行)」では、「堺は政令指定都市から、次のステージへ」として、「世界から人・モノ・金といった活力を呼び込んで堺を成長させる仕組みが必要となります。それが大阪都です」と明確に都構想を位置付けている。「大阪都」が堺を「成長」させるのであれば、争点にしない4年間は堺が「停滞」するのではないか。大阪都構想は維新の会の1丁目1番地。堺を都構想に入れることをあきらめるはずがないだろうと思えるのだが。
【松井知事も本音がポロリ…】
 松井大阪府知事は、記者会見で堺市でも条件がそろえば都構想の議論を進めると説明した。そこで報道関係者から「正々堂々と最初から都構想を争点にして戦えば」と問われた松井知事は、「竹山さんの思うツボやんか、それって」と、思わず本音が(平成29年7月6日)。4年前も「都構想で堺市は廃止・分割される」ということを維新の会はなかなか認めなかった。
【吉村大阪市長は 「都構想が必要」市長候補者は「4年間検討しない」どちらが本当】
 維新の会の市長候補予定者の「都構想は4年間検討しない」ということを信用できるのだろうか。
 吉村大阪市長も維新の会が堺市内で行うタウンミーティングに毎回参加している。その中で「都構想は大阪の成長に必要」「都構想を堺でやってほしいと思っている人もいるが、今の堺ではやれない」「堺は完全に周回遅れ」「(大阪市で)成功させるので判断してもらいたい」と、あたかも「堺が都構想議論に乗り遅れている」ような印象操作、そして、いずれ「堺市で都構想を実現する」ということを言っているようにも思える。
 平成27年5月17日の大阪市での住民投票のときに、維新の会は「ラストチャンス」と繰り返していた。都構想は反対多数で否決されたにもかかわらず、大阪市では都構想が蘇っている。また、これまで本紙で掲載してきたように、維新の会のチラシの内容は全くの「事実無根」。維新の会は、そのチラシを今でも市民の手元に届けている。そのような維新の会が「都構想は4年間検討しない」といっても、信用できるのだろうか。
 やはり、市長選挙の争点にしないよう「都構想隠し」をしていることは明白ではないのか。本紙4月号からの記事を見ていただき、何が真実で、何が嘘なのかを考えてほしい。


「シン・東京裁判 真相はこうだ!」

 第16回「大東亜戦争を語り継ぐ会」トークライブ「シン・東京裁判 真相はこうだ!」が大阪で開催される。戦後の自虐史観の原点である「東京裁判」を改めて検証、欺瞞に満ちたこの裁判を自日のもとにさらし、その後のGHQによる洗脳統治や憲法、歴史問題、教育問題、そして東アジア情勢まで、激論が交わされます。
9月4日 18時開会
(17時受付開始)
会場 大阪府国際会議場(グランキューブ大阪)(全席自由)
(大阪市北区中之島5―3―51)
講師 井上和彦氏(ジャーナリスト)、百田尚樹氏(作家)、ケント・ギルバート氏(タレント・カリフォルニア州弁護士)、江崎道朗氏(評論家)、杉田水脈氏(前衆院議員)
入場料 2500円
(税込み)
主催 産経新聞社
   月刊「正論」
協賛 大阪冶金興業株式会社

堺市博物館

 堺市博物館では、特別展「堺緞通ものがたり―日本の緞通日本の、世界を結ぶ―」が開催されます。
 「緞通」は中国から伝来し、日本で織られるようになった手織りの敷物(絨毯)。江戸時代の元禄年間から織られてきた佐賀の鍋島緞通、江戸時代後期の天保年間から織られてきた堺緞通、明治時代の初めから織られてきた赤穂緞通が日本三大緞通として知られている。
 今回の展示では、日本の緞通の歴史を振り返りながら「堺緞通」の技術と文化が紹介される。日本の三大緞通の織機も一堂に会する。
9月16日㈯~11月5日㈰
堺市博物館
堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
電話
072―245―6201
9時30分~17時15分(入館は16時30分まで)
月曜休館(祝・休日は開館)
ハローミュージアム
(24時間展覧会等案内)
電話
072―244―9898

9月 議会日程

4日㈪10時 決算審査特別委員会
6日㈬13時 議会運営委員会
8日㈮10時 本会議
26日㈫10時 大都市制度・広域行政調査特別委員会
議事の都合により日程などが変更される場合があります。
傍聴などの問い合わせは堺市議会事務局議事課(228―7812)まで。

堺すずめ踊り 仲囲巣連
「仲囲巣連と堺」

 仲囲巣連は7月1日南宗寺での三好(長慶)奉り、2日大阪四天王寺の愛染まつりに連日で奉納演舞をさせて頂きました。おかげさまで好天に恵まれ、ご参詣のみなさまにも喜んで頂き、ご寺院様からも布施行とのありがたい評価を頂くことが出来ました。
 仲囲巣連は創設12年目を迎えメンバーも入れ替わり新しい船出となりましたが、私たちを暖かく見守り応援して下さる多くの方々に支えられて、「堺を元気にする、堺を知ってもらう」ボランティア活動を続けてまいります。今回もこの2つのイベントを紹介頂いた「ちくちく会」代表世話人竹内魁成様からも、調和のとれた良い「連」になってきたとの励ましの言葉を戴き、続けることの大切さを改めて感じております。
 仙台の郷土芸能である「すずめ踊り」が堺の石工を起源とする踊りであることから、是非堺にも「すずめ踊り」を普及させたいと思い、会社の仲間を誘って作った「仲囲巣連」。いまや市民団体として堺市の方だけでなく、いろいろな地域や職種の方が集まって「堺から笑顔を発信する」ユニークな祭連に成長しました。これからも「よそ者、若者、ばか者大歓迎」の仲囲巣連です。私たちと一緒に笑顔の配達をしてみませんか?これまで3回の記事をお読みいただきありがとうございます。
「感謝・笑顔・ありがとう」
仲囲巣連代表(連長)
川邊 礼子

見学・出演依頼等お問い合わせ先
携帯番号080―1433―1047  菅藤(すがふじ)まで
「ナイス連の件で」とお申し出下さい。
練習日時 原則 毎週木曜日 19時~20時45分

堺区のナイス本部前にて
堺区のナイス本部前にて

投稿 

悠紀という名前(1)

 私の苗字は近藤、そして名前は悠紀(ゆき)と申します。本人は男性ですが、名前は女性的な呼名です。生年月日は昭和参年拾壱月七日です。
 その年は丁度、御大典の年で第百弐拾四代昭和天皇の御即位の式が拾壱月に京都御所で挙げられる事になっていました。母親の里は京都下鴨の公家町の近くに在り、お公家さんとも親しくさせて頂いていた様でした。里の母は孫が生まれた事で嬉しくて親しいお公家さんにこの話しをいたしました。お公家さんは、大変喜んで頂き半紙に「悠紀」としてはどうかと書き手渡されました。父も母も特別の異論もなく、この名前に決めた様でございました。時を経て敗戦後、父は心の中は全く「良」とはしていなかった。若し戦時となった場合には僧籍に入れよう。「悠紀という名で良し」と心決めしたと私に話した事でした。
 その年の拾壱月以降は、毎日の様に、繁華街は万才、万才の旗行列や、祭り音頭で日本中が賑わった様でした。
 處で悠紀という名前の本来の意味を書き記しますと、一口で申し上げますと、天皇御即位の時、詳しく云えば御即位後の大嘗祭にお供えになる穀物を特別に作る稲田の名前という事です。即ち悠紀田(ゆきでん)と主基田がその稲田の名前で悠紀田は京都以東、主基田は京都以西に分けられ、その域内で何れかの県に卜定される事になると云う事です。この大嘗祭は、天祖を初め、天神地祇を祭る一世一代の宮中での大礼です。この様な事で「悠紀」という字は宮中に縁の字と云って良いでしょう。近年、秋篠の宮に御長男が御誕生、その御名前は〝悠仁(ひさひと)〟様と御命名されました。「悠」の字は、宮中に縁のある字である事が分かります。国民の多くが、この年この字を使って御自分の御子さんに名付けられた様でした。一種の流行と申してもよいかと思います。
 そうして、この悠紀という名前を以て、幼年期、少年期を、身内、親戚は、ユキちゃんユキちゃんと呼び、平和な日々を暮らしました。
 然し乍ら昭和十六年、太平洋戦争が始まる頃からは、世の中は、軍国調に一変してしまいました。大して気にしていなかった私の名前も「お前の名前は女の様だ」と嫌がらせや、虐めに合う事を経験する様になってきていました。
(次号に続く)

近藤悠紀(88歳)
・堺市西区在住


S-Cube〈時代と共に歩む企業 (102)〉

世界が注目する技術
 船舶横揺れ低揺機を販売

三咲エンジニアリング株式会社
代表取締役 南埜 浩章 氏

事業内容
 主に国内、海外の造船所や代理店にむけ、複雑な電子制御やフィンを使わず、ジャイロ方式を最大限に活かした船の横揺れを低減する装置(ジャイロスタビライザー)を販売する。
 この低減装置は国内外の官公庁船やプレジャーボートで幅広く採用されている。同社は北米と日本市場における販売に加えて、メーカーと共に新型モデルの開発に携わり、制御部品開発を担当している。
 また、海外での活動で得たノウハウやネットワークを活かして、海外市場進出を目指す国内企業と共同で事業立ち上げの支援も行う。
 2017年5月、レクサスをカーブランドからライフスタイルブランドに昇華するというテーマのもと、2年をかけて取り組んだラグジュアリーコンセプトボートが全世界に発表された。このプロジェクトは、日本、アメリカ、イタリアの三ヵ国共同で行われ、最新のデザイン、モデルクラス最速の時速80キロを達成するなど、これまでに無かった技術をふんだんに取り入れたスーパーボート。三咲エンジニアリングはプロジェクトメンバーとして参加し、高い評価を得た。
 このレクサスコンセプトボートは市場でも高い評価を得て、レクサスは北米向けにさらに大型で高性能なボート製造と販売事業を展開することが決定した。同社もビジネスディペロップメントチームの一員として引き続き携わることが決まった。

今後の展望
 ボートの横揺れ低減装置の新型の開発、販売をさらに拡大し、S―Cubeを拠点に世界に日本のサービスと製品を発信し続けたい。

会社概要
三咲エンジニアリング株式会社
代表取締役 南埜 浩章
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)321号
電話 072―275―7723
創業 2005年
資本金 1000万円
http://www.misaki-engineering.co.jp/
レクサス ラグジュアリーコンセプトボート
レクサス ラグジュアリーコンセプトボート

S-Cube新規入居者募集中
 (株)さかい新事業創造センター[S-Cube]は、起業・創業間もない方、新分野進出(第二創業)に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援します。
 オフィス棟(15㎡~50㎡)、ラボ棟(R&Dラボ30㎡~50㎡)(マルチラボ80㎡)、創業準備デスク、シェアードオフィスがあります。       (地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
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