《次へ》
9月に入れば各町内には提灯に灯がともされ、お祭り気分が盛り上がる。堺の各神社で秋季大例祭が斎行される。「石山の秋の月、月にむら雲、花に風、風の便りは阿波の島、縞の財布に五両十両、ゴロゴロなるのはなんじゃいな、地震、雷、火事、おやじ、ベーラベーラベラショイナ」と威勢のいい掛け声で若衆達が舁ぎ出る、ふとん太鼓、地車(だんじり)は勇壮華麗である。ふとん太鼓は堺が発祥の地とされ、古くは1830年頃遡る。 ※日程、時間などは変更になる場合があります |
野 村 亜紀子 |
|
やっと9月、でも終わった8月は特別で、長崎の原爆の日は72回目となり投下された日は私の4才の誕生日だった。毎年平和公園で式典が行われ私は黙とうする。多くの人命が亡なわれた日。被爆者と御遺族の悲しみを思う。お願いですから2度と戦争をしないで下さい。私達の子孫が平和に! 日本いえ世界中、地球を壊さないで毎年祈ってます。 そして具現展。いつも8月。180㎝×160㎝程の絵2点を製作、3ヶ月強毎日描く! 初夏から真夏の窓辺で様々の思いを込めて全身全霊を傾ける。そして展覧会になると毎日美術館へ、会期はいつもお盆の頃、暑い中来館して下さる方々に心から感謝して。そして夏が過ぎていくのです。今年から京都展が無くなりました。さみしくなりますが、ホッとする気持も有ります。こうした夏を54年続け、さらに描けなくなる日まで続けるつもりです。 さて水辺のスケッチが少しでも涼しく感じられるかなと思い以前に描いたものですが、法道寺の裏路を歩いた折の風景です。今頃はやぶ蚊に襲われ暑さが増すでしょう。まだ9月暑い! |
国内での取り組み |
|||
|
|||
街の中でいろいろな生物と人とが共存できる空間を創る事を目標としています。現在、堺市中区にある株式会社 Kei'sの堺営業所では様々な庭のモデルを作っています。屋上庭園、室内緑化、純日本庭園、滝、川、ビオトープ まだ作成中(年内に完成予定)ですが、今まで見なかった鳥や蝶、トンボなどたくさんの生物が集まって来ています。庭として樹や景石を見るのもいいですが、そこに生き物が加わるとより一層、良くなります。毎日見る事が本当に楽しみになっています。 株式会社Kei's 造園・施工・管理 |
|||
|
生前は世のため、人のために尽くしながらも、看取られる親者も無く、一人寂しくこの世を去られた方々の霊を慰める「第百十二回無縁物故者慰霊祭」が秋分の日に営まれます。 |
『特集 激動の記録』②「終戦前夜」昭和18~20年、当時の貴重な記録映像を見ながら昭和史を学び、考え、語り合う会が開かれる。9月9日、11時から。堺市立東文化会館で。毎月第2土曜日開催。主催、問い合わせは昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)。老若男女、関心のある方は参加下さい。 |
「終戦のとき」(十) |
(前回からの続き)連れて行かれた無順城警察署では対応できないとのことで、無順警察本署へ送ると、二台の馬車で出発した。ここにも警備員が銃剣を持って乗り込んで来た。途中で処刑されそうになったら反撃しようと考えていたが、何事も無く無順警察に着いた。狭い一つの処置場に10名が入っている。二、三日した頃、見るからに気品のある紳士が入室してきた。後で分かったが、この中国人は戦争前、警察署の副署長だった人で、元貴族の一員らしいとの事だった。日本統治時代、部下に無理を言っていたのだろう、元部下達が毎日交代で鉄柵の前に呼びつけ、竹刀で頭を数回殴りに来た。 私たちは釈放を願っても聞いてくれない。警察署から出たいのなら、「無順炭鉱で一生石炭掘りをする」という書類に血判を押せと強要された。若者は馬鹿にするなと拒否したが、一人の老人が今のところ、この警察署から出ることが先決で、出たらそこで考えたらよいと言われ、皆も了解し、血判を押した。(続く) |
江副 良治(90歳) |
堺ジャーナルでは、読者の皆様からのご投稿を募集しています。氏名、住所、電話番号を記載の上、ファックス(072―223―0001)または郵便でお願いします。 |