第63回深井地区
TBG大会

=写真=
 1月14日㈰、又池スポーツ広場TBG場(中区)で「第63回深井地区TBG大会」が開催された。=写真=主催は同地区TBG倶楽部(中野勝次会長)。
 18ホール・ストロークプレーで競われ、81名の参加者は新年の初打ちを楽しんだ。
競技結果は次のとおり。
団体の部
優勝 深井畑山町
2位 深井北町
3位 深井東町
個人男子の部
優勝 薮中雄次(畑山町)
2位 新宅 博(東町)
3位 手島浩晴(畑山町)
4位 中西弘一(畑山町)
5位 中野勝次(水池町)
個人女子の部
優勝 薮中悦子(畑山町)
2位 西本初美(水池町)
3位 竹内まち子(沢町)
4位 井上幸子(北町)
5位 中間有美子(東町)


産婦人科医の臨床メモ ⑴
「先天梅毒児を生まないために」

淵レディースクリニック 院長 淵 勲
(元近畿大学医学部特任教授)

豪日協会主催の「ふゆづき」入港歓迎会
淵 勲 院長

 昭和40年頃の梅毒の治療は砒素剤の点滴のみでした。この治療を妊婦に行いますと、生まれた赤ちゃんは正常児と何んら変わりありませんでした。ところが赤ちゃんの梅毒血清反応を行いますと、分娩時の母親とほぼ同頻度の陽性反応を示します。自然に陰性になることはありません。
私は考えあぐねて、妊娠12週から14週の胎盤完成期にペニシリン治療を試みました。赤ちゃんを調べますと、生後6ヶ月までにすべての梅毒血清反応が陰転しました。私は症例数が増えて来た2年後は、学会報告を試みました。先生方に受け入れられたのか、次第に先天梅毒児はいなくなりました。平成の時代に入って極めてわずかの報告しかありません。
最近の梅毒は5年前から増え始めました。一説によりますと、男性同性愛者が諸外国から逆輸入したのであろうと考えられております。しかも最近の梅毒は原因微生物はトレポネーマパリダムですが、皮膚の症状が認められません。検査をしてみないとわかりません。積極的に検査を受けるようすすめております。とくに性風俗業者を利用する方、不特定多数の方と性的関係にある方は受診して下さい。
ご心配の方はお気軽にご相談下さい。
診察は日曜・祝日をのぞき、毎日午前9時から正午までと、午後は月火金曜のみで午後4時15分から7時までです。男性の方もどうぞ。

淵レディースクリニック
産科・婦人科・女性内科・性病科
堺区北三国ヶ丘町8―8―15 ディカビーネ2F
TEL
072―233―8728


海上自衛隊を知ろう!(21)
佐世保港街ツアー『海軍さんの散歩道』

海軍の歴史を知り、
伝統継承の重要性を学ぶ機会として
 ~佐世保教育隊新入隊員の研修にも

①通路途中のライトパネルに展示されている当時の防空指揮所作戦室の様子
①通路途中のライトパネルに展示されている当時の防空指揮所作戦室の様子

 佐世保は、明治22年の旧日本海軍(以下、旧海軍)鎮守府開庁以来、海軍の街として栄えてきた。平成28年4月に、日本の近代化を推進し、独自の海軍文化を育んだものとして、佐世保ほか横須賀、呉、舞鶴の『鎮守府』が日本遺産に認定された。これを機に、佐世保市では市長と佐世保地方総監が協定を結び、平成29年4月より、日本遺産を巡る港街ツアー『海軍さんの散歩道』等の観光事業を開始した(問い合わせ先・佐世保観光情報センター/0956―22―6630)。
 ツアーガイドは、海上自衛隊佐世保OB会と佐世保水交会所属の海上自衛隊OB(以下、海自OB)が支援し、日本遺産指定の構成文化財の一つ『旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館(現市民文化ホール)』や旧海軍下士官兵の慰労休養施設だった『集会場跡(現記念碑のみ)』、旧海軍構内と市街地を結んでいた『海軍橋(現佐世保橋)』、旧海軍士官の福利厚生施設だった佐世保水交社跡地に建設された『海上自衛隊佐世保史料館(セイルタワー)』などを見学する。
 ただ、そこで終わらないのがこのツアー。なんと、普段は一般人が入ることのできない海上自衛隊佐世保基地内で九州、四国、沖縄の各地から選ばれた海兵団の若者が教育、訓練を受けた『佐世保海兵団兵舎(総監部内)』、往事の面影を残す『旧佐世保鎮守府跡』のほか、第二次世界大戦中の昭和17年に建造され、戦後存在が明らかになった地下壕『防空指揮所跡』(写真①)を見ることができる上に、平成29年3月に退役した護衛艦『くらま』の食堂を再現した『くらま食堂』(写真②)で海軍カレーも食べられるのだ。そのため、県内外から多くの観光客が同ツアーに参加しているという。
 さらに、同ツアーは平成29年度から海上自衛隊佐世保教育隊(司令・梅崎時彦1等海佐)の新入隊員に対する歴史教育の一環として佐世保海軍墓地研修とともに教育カリキュラムにも取り入れられている。ツアーや墓地のガイドは、前述した海自OBが快く引き受けてくれているそうだ。その一人の(社)佐世保海軍墓地保存会常任理事・主任管理人の福田武氏は、昨今増えている若者の自殺を念頭に置いてか、先の大戦で命を落とさざるを得なかった英霊の墓標の前で、新入隊員の目を見つめながら、戦争の悲劇を語りつつ、『生きることの大切さ』を繰り返し訴えていた(写真③)。
 「海上自衛隊に入隊してまもない時期に、先輩である海自OBから、佐世保の街で育まれた海軍の歴史とそこから海上自衛隊に至る軌跡を学ぶことにより、脈々と受け継がれてきた伝統の重さとそれを継承する重要性を肌で感じて欲しい」と話す梅崎司令。
 佐世保教育隊を巣立っていく新入隊員には、このような歴史研修で学んだ旧海軍の歴史と伝統を今後の海上自衛隊勤務に生かし、自らの命を大切にしながら頑張って欲しいと願わずにはいられない。

医療・防衛ライター 伊藤理恵

②『くらま食堂』
②『くらま食堂』
③佐世保海軍墓地研修を受ける佐世保教育隊の新入隊員
③佐世保海軍墓地研修を受ける佐世保教育隊の新入隊員

2月 議会日程

21日㈬10時 議会運営委員会
23日㈮13時 本会議
26日㈪10時 議会運営委員会
議事の都合により日程などが変更される場合があります。
傍聴などの問い合わせは堺市議会事務局議事課(228―7812)まで


投稿
まちのおやじのひとりごと
其の四十四

「終戦のとき」(十四)

 (前回からの続き)繁華街で声をかけられた中国人に着いていくと日本人が入るのが禁止されている中華街まで馬車で進んだ。そこで砂糖の店で商品の仕入れができるように話をつけてくれた。有るだけの小銭で砂糖を買い、日本人街で売ったら即座に完売。店が全て閉まっているので皆、甘いものが恋しいのだと思ったものだ。
 翌日からも周りの日本人から集めた有るだけの小銭を腹巻きに入れ、みすぼらしい服装で馬車で中華街に通った。その頃の日本人の商いがまともにできない状況の中、破格の利益をあげた。皆でお酒も毎日飲むことができた。一応生活は安定した。
 しかし、周囲の最悪な状況は何も変わらない。
(続く)

江副 良治(91歳)
(堺区一条通9-22・
風車通り


税金豆知識
〝気をつけたい これも贈与?〟

 子を思いやる親心は正にあったかいものがあるのが通常である。
 どのような事業経営においても安定している時ばかりではなく、山あり谷ありのこのご時世においてある日突然に取引先の倒産にあい、資金繰りに困った子が親に泣きついて借金を申し込むということを今まで何度も見かけたことがある。
 そのような時に親として助けられる状態であれば「事業が安定してから返済してくれれば」という軽い気持ちで返済期限とか利息をも決めずに子供に貸付することが応々にしてある。
 が、しかしこの親子間の金銭貸借において特に税務当局からみれば「親から子への贈与があった」と認定する可能性が大なのである。
 親子、孫など親戚関係にある者同士の金銭貸借については税務当局は借入金の返済能力及び返済状況などにより、親子間の貸借が「本当の金銭貸借」であるか否かの判定をするのである。
 普通第三者間で交わされる金銭貸借契約ではありえないような条件での親族間の金銭貸借は贈与と認定されてしまうことが多いのをよく見かけることがある。
 そのようなことをさける為にも必ず返済期限と利息の設定をした金銭貸借契約書を作成することが必要である。
 「親族間で水臭い」と言われるかもしれないが贈与税の対象とならないためにもまず、金銭貸借契約書を必ず作成、保管して贈与の認定を受けないようにしてほしいものである。


税理士 大西 正芳