堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館では企画展「ミュシャと新しい芸術 アール・ヌーヴォーとミュシャ・スタイル」が開催されています。
　同展ではミュシャの作品を19世紀末のヨーロッパで起こった芸時潮流、アール・ヌーヴォーのいくつかの側面を踏まえて紹介。アール・ヌーヴォーは19世紀末のヨーロッパ社会の動きと連動する大きな芸術の流れで、曲線や植物的なモチーフを多く使い、装飾的な芸術作品が数多く生み出された。このアール・ヌーヴォーの要素を多く含んだミュシャの作品は「ミュシャ・スタイル」と呼ばれ大流行した。ミュシャの画家としての生涯、ミュシャがデザイナーとして活躍した19世紀末のフランスの社会的状況を紹介しながら、ミュシャの作品を「女性」、「自然」、「産業と芸術」の視点から、ミュシャが描く作品の秘密に迫る。７月８日㈰まで。

堺アルフォンス・ミュシャ館
堺区田出井町１―２―２００
ベルマージュ堺弐番館
（堺市駅前）
９時30分～17時15分
（入館は16時30分まで）
観覧 一般５００円、高校・大学生３００円、小・中学生１００円
月曜日休館（休日の場合開館）
※５月８・９日は展示替のため臨時休館

野　村　亜紀子

　ＯＣ（oral contraceptives・低用量経口避妊薬）の服用は月経開始初日からスタートしてください。いろいろな方法をいわれていますが、うまくゆかず失敗することがありますよ。
　ＯＣの服用を中止してから３～４ヶ月しますと月経が回復します。自然な月経周期が開始します。妊娠が可能となります。
　他にも我が国には避妊法が使われています。
１）コンドーム、２）ＩＵＤ（子宮内避妊用具の太田式避妊リング 太田先生が最初に考えた方で私が若い頃にお会いしたことがあります）、３）オギノ式（荻野先生は私の恩師安井修平先生の親友でした）、４）避妊手術 ａ）女性（私の無給時代に当直医で杉山四郎先生に教えていただいた）ｂ）男性のパイプカットがあります。
　ＯＣの副効用として月経周期が正しくなります。ほぼ28日周期になります。月経困難症（月経痛）が改善します。月経量が少なくなります。ニキビが改善します。
　主な副作用として極めて少ないが吐き気、胸が張る、頭痛、下腹部痛がありますが、ＯＣの服用を始めた月にありますが、次の月より改善します。
　ＯＣ服用前に確認しておきたい点は
　妊娠しているかどうか、授乳中かどうか、タバコを吸っている（35歳以上の人で１日15本以上）方はやめたほうが良いでしょう。
　生活習慣病の方（糖尿病、高脂血症、高血圧）高血圧の人でも１４０／90㎜Hg位なら大丈夫でしょう。
サプリメント服用の方
子宮がん、乳がんにかかっている人
血栓症に注意しましょう
　35歳以上ヘビースモーカーの方は静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中の副作用を起こす可能性があります。本数を減らす努力をしましょう。ＯＣ服用中はタバコはやめた方が良いでしょう。（個人的に医師に相談をしてください）

淵レディースクリニック
産科・婦人科・女性内科・性病科
堺区北三国ヶ丘町８―８―15 ディカビーネ２Ｆ
ＴＥＬ
０７２―２３３―８７２８

日本画・洋画・版画・きり絵・彫塑立体
高槻展
５月７日㈪～13日㈰
10時～18時（初日は12時から、最終日は17時まで）
高槻市立生涯学習センター（高槻市桃園町２―１）
堺展
５月21日㈪～25日㈮
10時～17時（初日は13時から、最終日は16時まで）
堺市役所　高層館１階
　北・西展示場
両会場とも入場無料
主催　大阪府美術家協会
※本紙連載中「堺町並みスケッチ」の野村亜紀子氏の作品も展示されます

　筆者は四月十二日に桜井市護国神社の、同十四日に川口護國神社の祭典に参列した。前者は神武東征ゆかり鳥見山麓の等彌神社（奈良県桜井市）の、後者は川口総鎮守の川口神社（埼玉県川口市）の境内に鎮座している。祭典には市の遺族会関係の他、市長や地方議員など有志も参列した。
　護国神社といえば一般に、靖國神社のように戦没者を祀る神社として知られる。昭和十四年（一九三九）内務省告示により、各道府県メインの護国神社となったもの（たとえば奈良県では奈良縣護國神社、埼玉県では埼玉縣護國神社）およびそれに準ずるもの計五一社を「旧内務大臣指定護国神社」と呼ぶ。しかしそれ以外にも、町村レベルで地元戦没者を慰霊顕彰する小規模な護国神社（招魂社）が多数存在する。敗戦後ＧＨＱ（占領軍）の圧力で戦没者慰霊が禁止され、各地の護国神社も「軍国主義」的施設として廃絶の危機に瀕した。戦後の風潮下で、戦没者に対する慰霊顕彰は、国家が〝上から〟戦争に駆り立てる方策であったかのように評された。しかし先述の桜井市護国神社はＧＨＱ撤収翌年の昭和二十八年に建立された忠魂碑が発展する形で、川口護國神社に至っては占領下の昭和二十三年に、それぞれ地元の尽力で創建されている。戦没者の慰霊顕彰というものが、草の根で〝下から〟の志によっても支えられてきたことを忘れてはならない。