リーダーシップは誰でも身に付けられる
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伊藤 俊幸氏 |
本紙第一面にある社説の筆者で、元海上自衛隊海将、潜水艦の艦長でもあった金沢工業大学虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸氏が、「リーダーシップは誰でも身に付けられる」と題した初の著書(アルファポリス)を出版されました。 まず、かつての旧陸海軍の「上官の命令は絶対、部下は従うだけ」を廃し、新日本の海上自衛隊では「アメリカ海軍士官候補生読本」によるフォロワーシップ型のリーダーシップを導入している」ということは耳新しいです。 |
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部下に考えさせ汲み上げて行く上司 |
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旧海軍兵学校には「五省」(ごせい)という綱領があったことは有名。現代の海自でも①不誠実なこと②言動に反省③気力は十分④努力は惜しまず⑤怠けることなかりしか―と、人間性を高めるチェックシートを掲げ、リーダーとして認められる資質を磨き上げていきます。 上司は、チームに想定外の訓練をしないと、即応力は高まらない。海自には「出船(でぶね)の精神」という言い伝えがあります。 艦は入港の際には艦首を外に向けて停泊する。出港命令が出たら直ちに船を出すことができるための心得。 上司は、初動にもたつかない、パニックを防ぐことが重要です。 「私の艦にも、操艦がうまくならない幹部がいた。口頭指導では、なかなか身につきません。そこで実践したのは交換日記。手をとって教えたことを毎日、ノートに書かせ、それを私が赤ペンで添削する。理解には文章にさせてみることで効果が上がるものです」 ―「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」。 という山本五十六・旧海軍総司令官の遺訓も紹介されています。 この本の至るところで、いまの日本の海の守りにつく若者たちが、きびしく育てられていることがよくわかるようにもなっています。 それが、たんなる一般のリーダーづくりの教本ではないすぐれた労作だと言えるでしょう。 (以上は、政経ジャーナリスト・佐藤一段の書評です) |
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昭和20年7月9日の堺大空襲による戦災死没者の冥福を祈る「堺市戦災物故者慰霊祭」が今年も営まれる。 日時 7月9日㈪11時 場所 西山浄土宗 一光寺 (堺区甲斐町西3―3―21) 主催 堺市戦災物故者慰霊祭保存会 (世話人代表 鎌苅和由) 後援 市校区自治連合協議会 市校区福祉委員会 |
生涯スポーツを通じ、健康・体力づくりを目的とした「平成30年度大阪府TGB―ターゲット・バードゴルフ―選手権大会」(主催 大阪府ターゲット・バードゴルフ協会、協力 堺市ターゲット・バードゴルフ協会)が開催された。 18ホール、ストロークプレーで行われた競技には深井、泉北地区の他、箕面など近隣地区から選手が参加した。白熱した競技の中、それぞれ親睦を深めていた。 競技結果は次のとおり。 一般男子の部 優勝 太田弘治(泉北晴美台TBGクラブ)、2位 一丸克己(泉北晴美台TBGクラブ)、3位 白木 誠(深井東町TBG倶楽部)、4位 薮中雄次(深井畑山町TBGクラブ)、5位 田坂耕一(深井北町TBGクラブ) シニア男子の部 優勝 永井清大(泉北晴美台TBGクラブ)、2位 渡壁 昇(泉北晴美台TBGクラブ)、3位 片岡克征(泉北晴美台TBGクラブ)、4位 吉田利男(深井畑山町TBGクラブ)、5位 孝子義明(泉北晴美台TBGクラブ) 女子の部 優勝 池渕志津加(泉北晴美台TBGクラブ)、2位 大上信子(深井北町TBGクラブ)、3位 小山雅美(泉北晴美台TBGクラブ)、4位 中西照美(深井畑山町TBGクラブ)、5位 井上幸子(深井北町TBGクラブ) |
遺言は大きく分けて次の三つがある。それは公証役場で作成する「公正証書遺言」と自分自身で作成、保管する「自筆証書遺言」と自分自身で作成した遺言書の内容を伏せたまま公証役場で存在のみを保証してもらう「秘密証書遺言」である。 まず「自筆証書遺言」と「秘密証書遺言」については遺言の内容を公的機関が内容を確認していないので、書式の不備などによって遺言として効力を持つ事ができない恐れが多々あり、又相続発生後に相続関係者が遺言書の開封そして改ざんすることがないように家庭裁判所において相続人全員が立会いのもと開封するという「検認」の手続きをふまなければならないという手間がある。その点、「公正証書遺言」は作成時においてすでに公証人による内容の確認を済ませており、家庭裁判所での「検認」は必要ないので相続人による手間やトラブルはなく「争族」を防ぐ方法として「公正証書遺言」をおすすめする。 尚、この場合本人と証人二人が公証役場に赴く必要があり、又、相続財産が多い場合公証役場に支払う費用も増えるが、法的な不備が発生するリスクはなくなるというメリットは大きいので念の為。 |
税理士 大西 正芳 |