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堺・SAKAIがSEKAI・世界へ飛躍だ
〝治山治水〟防災体制も充実
加藤均 日越堺友好協会理事長
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それでは、次は消費増税について。
竹山
堺は、子育てをしっかりやっていく。今回の消費増税は、子育て支援に、しっかり充てていく。
堺は２人目以上の子どもさんの保育料無償にしたり、５００円で受診できる子ども医療費を４月から高校３年までにします。私は、消費税は、しっかり子どもや社会保障のために使っていく趣旨に賛成していますので、しっかり守ってもらわないと困ります。
加藤
消費税を始める時、僕は行革を一所懸命にやっていたので、世界の流れからみて消費税を導入したら20％まで増えると思い、絶対反対だったんです。
今は、やむをえない。しかしもっと節税できるところはたくさんある。それをきちんとすれば、２％なんか上げなくてもすむ。
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そのためには、役所が合理的でないといかんですね。
加藤
効率を上げてほしい。厚労省関係には何かと会社に対する補助金が多いですね。一回さっと整理するといいと思います。
ひと昔前なら、一大デモでも起きるところでしょうが、現代では声を上げる人も少ない。
わが国守る自衛隊員の募集人員
堺市が泉州地域でトップに！
昨年10月、ベトナム人民海軍艦艇が堺に入港。「平和の絆」が強化された。レ・ホン・チュン ベトナム海軍部隊司令海軍上級大佐（右）と加藤均会長（左）
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ところで、改正入管法の成立で、「外国人労働者の受け入れ拡大」が進むようですが…、外国人労働者が人手不足を補えるのでしょうか。
竹山
やっぱり今は、介護などの人材が不足しています。そのため日本語のわかる介護人材を外に求めることができればよいのですが。
堺市は、ベトナムのダナンと友好都市の交流をしますけれど、彼らの平均年令は非常に若い。
日本語の勉強をしてきてくれれば、双方にウィン・ウィンのメリットが得られると期待しています。
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加藤さんはベトナムについてくわしいが、どうみておられますか。
佐藤一段 政治経済評論家
改正入管法で外人就労拡大だが…
悪質ブローカー対策強化せよ！
加藤
ぼくは国会議員っていうのは、もっと勉強しておかなきゃいけないと思っています。ものすごく問題がある。
技術研究生って、あの制度、来る子は借金担いでくるのです。ブローカーがいまして、日本へ行くともうかるという話をして、手数料を多く取るんです。ベトナムの田舎の家庭などで、よく理解できていないまま、自分の家なんかを担保に入れて借金して息子や娘を送り出すんです。
でも、日本へ来たって、そんなにうまい話はないんですね。ですから逃亡して、結局、借金して返せない。返せないから悪いこともする。
留学生で来たら、金もうけできるといわれて、来てみたら働ける時間がない。
根本は、あちらにブローカーがいて、うまい話をしてピンはねされたり、いくら働いても借金が返せない。留学生は、いい食い物にされることもある。
日本企業は、日本人と同じ給料を払っても、ブローカーの組合があって、うまく立ち回って、吸い取られてしまうケースもあると聞きます。
研修生にしても、帰っても仕事ないだろう、いいとこ探してやるとか言って、日本にいる悪質ブローカーにしぼりとられてしまう。
悪質ブローカーを退治しないと日本側が悪者にされてしまう。入管法改正など法律をつくる国会議員は、もっと現状を知る勉強をしないと…。
加藤
それから、もうひとつ、市長に御報告したいのは、このところ自衛隊の募集がかなりむずかしくなっておりますね。ところが堺市においては増え続けおり、泉州地域でトップです。
竹山
その旨の懸垂幕を市庁舎にかけましたので、存じております。いつも国防について尽力して頂いているのは、ありがたいことです。
堺・アセアンウィークでインドネシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの大学生が民間大使として来日。小学生たちと交流を深めた（昨年10月）
