祝 百舌鳥・古市古墳群 世界遺産登録

第46回「堺まつり」

10月19日㈯ 20日㈰ 開催 

勇壮なふとん太鼓
勇壮なふとん太鼓

 「市民総参加」のまつりとして、昭和49年から続く市内最大のイベント第46回「堺まつり」が、「堺のほまれ 世界のたから」をテーマに10月19日㈯・20日㈰に開催される。堺らしいさまざまなイベントを通じて百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を盛大に祝福。(荒天中止・雨天決行)
大パレード(祝祭パレード)

10月20日㈰11時~16時、大小路筋(シンボルロード)
 世界遺産登録大御祝隊として市民をはじめ市内の企業・学校及び各団体等からなる1,000人規模の「御祝隊」を編成します。一般公募や招待団体による、祝祭感あふれるダンスや演奏等のパフォーマンスなどがパレードを華やかに演出する。
にぎわいゾーン
10月20日㈰10時~15時、堺市役所前道路
 堺東駅から大パレードにむけてのウェルカムゾーンとして、未来を担う子どもたちを中心に パフォーマンスを実施。元気な堺が発信される。

全国各地の火縄銃による祝砲
全国各地の火縄銃による祝砲
市役所前ゾーン
10月20日㈰11時~16時30分、Minaさかい(堺市役所前市民交流広場)
 市民交流広場にステージを設置。各種団体によるダンスなどのパフォーマンスや、FM802公開収録(ゲストMACO)を実施。グルメコーナーも設置される。
前夜祭
10月19日㈯、16時15分~21時、Minaさかい(堺市役所前市民交流広場)、市役所前道路
 民族舞踊などのパフォーマンスのほか、「歌のものまねステージ」など 。またグルメコーナーも設置される。堺まつりふとん太鼓連合保存会による「ふとん太鼓前夜祭」は18時から21時に市役所前道路で行われます。ふとん太鼓10台による勇壮華麗な担ぎ合いは19時から。
利休のふるさと堺 大茶会

 堺で生まれた千利休によって大成された茶道文化が身近に体験できる茶会。南宗寺会場(堺区南旅篭町東3丁1―2)、10月19日㈯9時~15時30分(受付は15時まで)、三千家による本席・野点席を開催。
さかい利晶の杜会場(堺区宿院町西2丁1―1)10月20日㈰10時~15時30分、大学及び幼稚園による茶席と和菓子やお茶の販売などにより、伝統文化が調和した魅力ある茶会を開催。
問合せは公益社団法人堺観光コンベンション協会(TEL 072―233―5258)へ

起業家向けオフィス・ラボ 入居者募集中

さかい新事業創造センター(S―Cube)

 さかい新事業創造センター(S―Cube 堺市北区長曽根町130―42)=写真=には、新たに事業を始める起業家や第二創業として新たな事業に挑戦する中小企業が多数入居。同センターは、これら企業が行う新製品や新技術の開発・研究への取り組みを支援することで、地域経済の活性化や雇用の創出をめざし活動している。
 施設には創業準備デスクや事務系のオフィス(15~50㎡)のほか、研究開発系のラボ(30~80㎡)を設け、事業内容や企業規模に応じた賃貸スペースを提供。入居者は、無料で経営支援の専門家であるインキュベーション・マネージャーによる支援を受けることができる。
このほか、これから起業をめざす人や自宅以外で活動場所を求める人などを対象に、起業や事業に関する情報収集や交流の場としても利用できるシェアードオフィス(10席・LAN完備)を設けている。利用は1ヵ月単位(月額5000円・税抜)から可能。
 また、起業に際し必要な知識を習得するためのセミナー(参加費無料)も開催している。
 同センターは、地下鉄御堂筋線なかもず駅と南海高野線中百舌鳥駅から徒歩4分と、利便性の高い場所に立地し、近隣に大阪府立大学もあり産学連携にも最適。入居・シェアードオフィスの利用申込は随時募集中。詳細は同センター(電話072―240―3775 HP:http://www.s‐cube.biz/)へ


昭和の歴史を考える

『終戦スペシャル「学徒出陣~大学生はなぜ死んだ?」あの戦争を忘れない』~学徒出陣を映像で見ながら戦時中の歴史を考え、語り合います。当時、学徒出陣壮行会に参列した北野くめ子氏から話を聞かせていただきます。参加自由、直接会場へ。10月12日11時から堺市立東文化会館。主催・問合わせは昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)。
 「現存する大阪・堺の戦争遺構を見ながら戦争と平和を考える幻燈の上映会」~10月19日11時から堺市立東図書館(北野田駅前)で。参加自由。講師は戦争遺構研究会代表 柴田正己氏。


「マナーと思いやりで 交通事故をなくそう」
堺市内の交通事故件数


第百十六回
無縁物故者慰霊祭

 9月23日の秋分の日、「第百十六回無縁物故者慰霊祭」が大阪ベイプラザホテル(堺区)でしめやかに営まれた。=写真=
 この慰霊祭は、一人寂しくこの世を去られた方々の霊を慰めるため、㈱新生社 加藤均代表取締役社長が祭主となり、50年以上に渡り毎年春秋の彼岸の中日に営まれてきたもので、祀られた御霊は334柱にのぼっている。
 加藤均祭主は「無縁物故者の御霊がいつまでもやすらかであられますよう、私の生ある限りこの法要を続けてまいります」と霊前に誓った。
 当日は一般参列者、行政関係者をはじめ、八田荘老人ホーム、福生会老人ホームの方々など約200人が物故者の冥福を祈りながら献花を行った。



税金豆知識
〝被相続人に身内が不存在の場合、
財産は何処へ行くの〟

 最近は生涯未婚のままの人が増え、法定相続人となる人がいないケースをよく見かける。メディアによると今後約15年後には男性が29%、女性が20%で男性は3人に1人、女性は5人に1人が生涯未婚者となる予測から、そうういう人たちが亡くなった場合に財産を引き継ぐ人がおらず遺産は宙ぶらりん状態になることが予測される。
 そのように自分の財産を継いでくれる身内が誰もいない場合、遺産はどうなるのか?心配である。
 まず法定相続人とは、民法で定められている「遺産を相続すべきと考えられている人」のことであり、具体的には被相続人の配偶者・子供・孫・親・祖父母・兄弟姉妹(死亡している場合は甥・姪)を指すものである。
 そこで、相続人がいない場合(相続人がいる場合でも相続人全員が相続放棄をしたり、相続人が相続欠格・推定相続人の廃除により相続資格を失っている場合も含む)は「相続人不存在」の状態になるのである。この様にに法定相続人になり得る人物が誰もいない時に、家庭裁判所から選任されるのが「相続財産管理人」であり、これは故人の相続財産を管理する者のことで普通は地域の弁護士が担当するものである。
 相続人不存在の状態が確認されるとその財産は選任された「相続財産管理人」が相続人、相続債権者を一定期間捜索するがそういう者が現れなければ、相続人のいない財産は最終的に国庫に帰属することになる。

税理士 大西 正芳