次へ

市内事業所に充実した福利厚生を提供

SCKサービスセンター

《公益財団法人 堺市勤労者福祉サービスセンター》

 SCKサービスセンター(公益財団法人 堺市勤労者福祉サービスセンター)は、堺市が中心となって堺商工会議所ならびに関係団体の協力のもと設立された公益財団法人です。昭和63年の設立からこれまで会員数を着実に増やしながら、堺市内の事業所で働く皆さんに事業所単独では経費や手間がかかりがちな各種の福利厚生サービスを割安な経費で提供するため、スケールメリットを活かした多彩な事業を展開しています。
事業内容
●慶弔給付事業
 各種祝金、見舞金、死亡弔慰金、在会慰労金など9種類の慶弔給付
●健康管理事業
 定期健康診断(事業所対象)の受診補助、人間ドック・健康診断 (個人対象)の受診補助など
●余暇活動事業
 イベント開催、チケットあっせん、自己啓発、宿泊補助、スポーツクラブの法人会員、ゴルフ場利用補助、人気テーマパークの割引、スーパー銭湯やレジャー施設を割引料金で利用できる「SCKチケット(施設利用補助券)」 の発行など
●その他
 無料法律相談、中退共制度加入あっせん、財形貯蓄制度事務代行、こくみん共済coop各種共済制度あっせんなど
対 象
 堺市内に事業所、店舗、工場等があり、従業員300人以下または資本金3億円以下の事業所に働く勤労者(パート、非常勤、家族従業員 可)と事業主の方
入会金と会費
 会員おひとりにつき、会費 月額700円、入会金(初回のみ)500円
入会形態
 事業所単位ですべての従業員の方が対象
※勤労者の方は個人でも入会できます。会費やサービス内容が異なりますので詳細はお問い合せください。
入会のお申し込み・お問合せ先
SCKサービスセンター
TEL 072―221―6700
FAX 072―223―7557

全国から212名が参加
新春なぎなたフェスティバル

大泉公園早春
 一般財団法人堺市なぎなた連盟(加藤利子会長)が主催する「2019年度新春なぎなたフェスティバル」(後援 堺市・堺市教育委員会・堺市体育協会・堺商工会議所)が1月26日、堺市立大浜体育館(堺区)で開催された。=写真=
 群馬、埼玉、神奈川、石川、福井、愛知、岐阜、島根など全国各地から、小学生から有段者まで212名の剣士が参加した。「基本」「仕掛け応じ」「防具をつけた試合稽古」などがグループごとに行われ、年代を超えそれぞれのレベルにあわせた有意義な稽古会となった。
 堺市なぎなた連盟は、先人の情熱と努力により継続され続けている日本の伝統文化である「なぎなた」を通して、心身共に調和の取れた人間形成を目標に青少年の健全なる育成を目指し、生涯スポーツとしての普及に努めている。

「沖縄の基地問題の
記録映像を見る会」

 3月14日11時から、堺市立東文化会館(北野田駅前)で。
 『名護市辺野古浜埋め立て工事と基地問題を考えるミニ展示』3月14日~21日 10時~20時。堺市立東図書館(北野田駅前)で。主催は昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)。
 『懐かしい大阪・堺の近代建築の幻燈上映会』それぞれの時代を雄弁に物語る歴史建築を幻燈で見ながら建築の面白さを考える。3月21日11時から堺市立東図書館で。講師・明治建築研究会代表柴田正己氏。ともに参加自由、直接会場へ。


水彩 油絵
野村亜紀子 個展

 本紙連載中「堺町並みスケッチ」の野村亜紀子氏(日本美術家連盟会員、具現美術協会委員長、大阪府美術家協会代表)の個展が開かれる。
日時 3月26日㈭~31日㈫
   11時~17時
場所 ガルリー堺
堺区熊野町西3丁2番14号
松見ビル2階


“近畿中央呼吸器センター”
堺 町並み スケッチ(241)
野 村 亜紀子 

大泉公園早春
野 村 亜紀子

 金岡には市民オリンピックの時、金岡体育競技場と大阪労災病院に絵を飾る為、年に一回は来ているが、つれ合いの疾患の為、近畿中央呼吸器センターに出入している。このあたりは戦前軍事施設の中心地で、敗戦後米軍に接収され昭和32年に返還された後、近畿管区警察学校・国立近畿中央病院(現近畿中央呼吸器センター)・大阪労災病院・市立長尾中学校・市立金岡公園になったとある(参考資料 中井正弘代著・堺意外史100話)附近を歩くと、近畿中央の敷地内で、満開の紅白の梅の木(6・7本)を発見、寒々とした木々を見ていた目に嬉しい色が! もう春がそこまで来ているのです。
 今世界は、新型コロナウイルス感染症に怯えています。WHOの発表では、致死率が比較的低いとの見解を出していますが、人々は、人を避け街に活気がありません。ニュースは暗い事ばかりです。人が動かないことが、こんなに生きにくくするのか。こんなに気持が沈むのか。目に見えない物の恐怖は不安を募らせる。一日も早く終息する事を祈るばかりです。


国防と神社(25)
日本書紀』シリーズⅪ 国防と伊勢の神宮 前編

大阪観光大学講師 久野 潤

 以前の号で、大日本帝国海軍や海上自衛隊の艦艇内に祀られた神棚状の神殿、すなわち艦内神社について言及した。特に大東亜戦争(いわゆる太平洋戦争)期における軍艦の艦内神社では、必ず天照大神が主祭神として祀られていた。日米開戦前年の昭和15年(1940)11月に海軍省から出された「艦船部隊官衙学校等ニ於ケル祭神奉斎ニ關スル件」では、海軍の各部隊・官庁・学校の敷地内で祀られた神社(営内神社)と共に、艦内神社についての規定がある。
「一、艦船ニ於ケル神社ノ正面ハ艦首ニ向フ如クスルヲ可トス
二、御祭神
 (一)天照大神ヲ主神トシテ神座ノ中央ニ奉斎ス
 (二)艦船部隊、官衙、学校名等ニ因ミアル神社若ハ其ノ所在地ニ在ル神社ノ神祇ハ主神ノ次位ニ配祀神トシテ奉斎ス
 (三)(二)項ノ神社ナキ場合ニハ天照大神ノミヲ奉斎ス」
 たとえば戦艦「大和」ならば、天照大神を中央に、そして次の位置に大和神社(現奈良県天理市)の祭神を祀ったことになる。さらに続けて
「三、祭日  伊勢神宮大祭日(豊受神宮十月十六日・皇大神宮十月十七日)、艦船ノ進水日、竣工日 若ハ御祭神鎮座日等ヲ適当トス」
となっているが、天照大神は神宮、いわゆる伊勢神宮から分霊されていた。
 時は神話の時代にさかのぼるが、瓊瓊杵尊が天孫降臨の際に天照大神より授かった三種の神器のうち八咫鏡が、初代神武天皇即位以降も天照大神の依代として代々の皇居内で祀られていたという。『日本書紀』によれば、第10代崇神天皇5年(紀元前93)疫病により多くの民が犠牲となったため、翌年天照大神(八咫鏡)が倭大国魂神(大和神社の祭神)と共に皇居外に遷座された。そして第11代垂仁天皇25年(紀元前5)に伊勢に鎮座し、これが八咫鏡を神体とする現在の神宮内宮となっている。
 祖神を皇居内に祀っていた不敬が疫病の原因になったと判断し天照大神が遷座されたと言われているが、古来国家的な災厄が生じた際には、天皇と国民が一体となって間違いを正す努力をしてきたのである。新型コロナウイルスに目下苛まれる我が国でも、振り返るべき民族的記憶であろう。


「しっかりと ルールを守って 事故防止」


税金豆知識
〝親が肩代わりの奨学金返済は!!〟

 今も昔も奨学金で学校へ通う学生は多いが、卒業し社会人となって働いて毎月奨学金の返済をと思っていてもなかなか給料も上がらず、返済も最長20年返済が続く場合、途中で返済が滞る場合も無きにしも非ずで返済に困っていると言うことをよく耳にする。
 そのような場合、当然連帯保証人である両親などが肩代わり返済を強いられ、そこで一括返済をしようとして両親が奨学金の返済を負担するケースをよく見かけることがある。
 そのような場合、金額が1年につき110万円を超えての肩代わりとなれば当然贈与税の課税対象となる。
 親などの扶養義務者からの子供が生活費や教育費に充てるために取得する財産は、通常必要と認められる程度のものであれば贈与税は課税されないのである。
 が、しかし奨学金は「教育費」に充当するためのお金ではあるが、それは当初は子供名義で借りるものであって、後程「両親が一括返済する」場合は教育費の支払いには該当せず、子供の「債務の肩代わり」とみなされて贈与税が課されるのである。
 要するに年間110万円以内の金額であれば贈与税はかからないからその範囲内での肩代わりを・・・・・。

税理士 大西 正芳