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大阪労災病院
看護週間行事

 5月12日は「看護の日」。〝看護の心をみんなの心に〟をメーンテーマに、全国各地でイベントが行われます。
 2020年は、ナイチンゲール生誕200年、「看護の日・看護週間」制定30周年の記念の年です。そこで今回、大阪労災病院(田内潤院長、堺市北区長曽根町1179―3)でも、「ナイチンゲール生誕200年~『看護』は世紀を超えて進化する~」をキャッチコピーに様々な行事をとおして看護や介護、医療を考える機会としています。期間中は、地域の方々に参加していただけるようになっています。問い合わせは、同病院看護週間行事委員会(072―252―3561)まで。
 尚、新型コロナ肺炎の影響により中止になる可能性がありますのでご了承下さい。

2020年 大阪労災病院 看護週間行事
看護協会テーマ「看護の心をみんなの心に」


“町並み・新旧”
堺 町並み スケッチ(242)
野 村 亜紀子 

町並み・新旧
野 村 亜紀子

 春を思わす暖かな日は、知らない道をぶらっと歩く。新しい家並の道、空地、高層マンションが多くなり、でも畑が有ったり、塵一つない道、落葉が舞っている道、日頃、歩く事が嫌い、車に乗り、自転車に乗り、電車の駅は、エレベーター・エスカレーターの私ですが、スケッチブックを持つと、道を次々と訪ね景色に誘われて、何時間も歩くのです。次々と変わる期待に足が勝手に動きます。ウオーキングをする人達は何を見ているのでしょうか。道路、家々、遠くの風景、空の広がり、雲、光、季節の移り変り、外気の臭い。
 今回の絵は新しい家が、古民家の中に!!。この対比が足を止めました。黒々とした建物が周りの景色を引き締めて、凛とした美しさをかもしだします。若干、道巾を広く描きましたが、冬のゆるやかな日射しにゆっくり流れる雲を感じていただけたら嬉しいのですが。コロナウイルスで外出を控え、家の中での生活も、もううんざりです。一人で歩きましょう。案外、気付かない所が見つかります。新鮮な空気に気持ちも身体も元気に、風邪を引かないよう気を付けて、〝元気が一番〟


他市からの行政視察

1月24日 岐阜県各務原市
 14人
・世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」について
1月27日 川崎市 5人
・育児と介護のダブルケアに関する取り組みについて
・地域包括ケアシステムの推進に関する条例について
1月28日 埼玉県越谷市 1人
・ダブルケア相談窓口について
1月28日 栃木県小山市 11人
・ワールドカフェ方式による議会報告会
1月29日 千葉県柏市 14人
・ダブルケア支援事業について
1月29日 福岡市 2人
・議会基本条例について
1月29日 東京都墨田区 17人
・議会改革の取り組み及び議会運営について
1月31日 滋賀県彦根市 1人
・「堺茶の湯まちづくり条例」について
2月5日 名古屋市 1人
・「みんいく(睡眠教育)」の推進について
2月7日 河北市議会議長会
 22人
・世界遺産の活用も含めた今後の堺市の観光施策について


「沖縄の基地問題の
記録映像を見る会」

 沖縄の現況を報告し普天間基地移転問題を考える。4月11日11時から堺市立東文化会館で。
 「名護市辺野古浜埋め立て工事と基地問題を考えるミニ展示」4月11日~18日10時~20時、堺市立東図書館で。主催・問合せは昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)。
 「懐かしい大阪・堺の近代建築の幻燈上映会9」それぞれの時代を雄弁に物語る歴史建築を幻燈で見ながら建築の面白さを考える。4月18日11時から、堺市立東図書館で。参加自由、直接会場へ。講師・明治建築研究会代表柴田正己氏。


国防と神社(26)
『日本書紀』シリーズⅫ 国防と伊勢の神宮 中編

大阪観光大学講師 久野 潤

 前号では、神宮(いわゆる伊勢神宮)創建の経緯と、皇大神宮(内宮)の祭神である天照大神が大東亜戦争期の艦内神社には必ず主祭神として祀られていたことについて取り上げた。今回は、その制度面に触れたい。
 戦前の艦内神社では、大麻(神札)や暦の製造頒布など神宮の附属事業を管掌した役所である神宮神部署(昭和21年廃止)より「皇大神宮別大麻」(特別御神璽)が授与され、宮形の神棚に奉斎されたという。この「別大麻」は、許可を受けた神社以外には、軍艦か海外公民団にしか授与されない特別なものであった。
 皇大神宮別大麻を艦内神社に奉斎することが初めて認められたのは大正9年(1920)、まさに神宮の名を冠する戦艦「伊勢」(大正7年竣工)においてであった。これは、艦内に神宮の分社を置いたとみなされる画期的なことである。
 さて、当該時期にそれが許可された背景を考えてみる。今でも各地の神社で神宮大麻を1000円前後で受ける(購入する)ことができることを、読者も御承知であろう。家庭の神棚に祀る神宮大麻がどれだけ頒布されているかは、我が国でしっかり神道が根付き続けているかのどうかのバロメータともなる。
 同じ大正9年、神宮神部署から道府県各首長宛で神宮大麻頒布数増加について報告する書簡が残されている。その中で「昨今ノ思想界憂慮スヘキモノアルヲ以テ」、一層の努力が必要である旨が記された。「憂慮スヘキモノ」とは、皇室や神道にとって大変な脅威となるマルクス主義と推察できる。大正6年のロシア革命を受けて翌年東京帝國大学(現東京大学)で新人会が結成され、それもひとつの背景となって大正11年に日本共産党が設立された。そうした情勢の中、日本古来の神々への崇敬心を回復させたい神宮側と、明日をも知れぬ大海原に向かう海軍将兵の思いが一致したのであろう。
 大正13年には、海軍の艦艇の艦内神社に対しては皇大神宮別大麻が無料頒布されるようになった。以後、神宮の広報誌『瑞垣』にも、別大麻の頒布先として多くの軍艦名が記録されてゆくことになる。