リニューアル決まる
堺市博物館

馬形、家形、円筒埴輪など多彩な埴輪の展示(イメージ)
馬形、家形、円筒埴輪など多彩な埴輪の展示(イメージ)

 昨年7月の「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録を受け、同古墳群の歴史的価値や魅力について、より深く知りたい、学びたいというニーズに応える施設を目指し、堺市博物館のリニューアルが決まった。
 リニューアルされるのは、古代展示エリア(仁徳天皇陵古墳前方部から出土した石棺の模型に石槨を新たに設置し埋葬当時を再現。仁徳天皇陵古墳出土の馬形埴輪の製作展示。馬形、家形、円筒埴輪など多彩な埴輪で祭祀を解説。重要文化財「陶邑窯跡群出土須恵器」を使った時代考証の紹介など)、中庭エリア(外国の墳墓との比較などによる世界から見た百舌鳥古墳群の紹介 。葺石などの実物に触れることの出来る体験コーナーの新設)、地下ホール前エリア(埴輪のパズルなどのハンズオンコーナーの改装。子ども向け世界遺産解説パネル及び堺の歴史年表の設置)。オープンは令和3年3月13日。12月1日以降、順次展示エリアが休館となり、2月から3月12日まで全館休館となる。


119番、その前に!
堺市消防局からのお知らせ

救急要請の注意点
・熱中症を疑う症状があり、応急処置をしても改善しなければ医療機関へ。判断に迷ったときは、左記「救急安心センターおおさか」をご利用ください。
 意識がはっきりしない時(受答えや会話がおかしい、呼びかけに反応がない等)は、迷わず救急車を要請してください。
関係連絡先
・救急安心センターおおさか #7119(24時間365日対応)
その他
・熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!!
 熱中症の情報については、堺市消防局ホームページにも掲載しております。


起業家向けオフィス・ラボ 入居者募集中
さかい新事業創造センター(S―Cube)

=写真=
 さかい新事業創造センター(S―Cube 堺市北区長曽根町130―42)=写真=には、新たに事業を始める起業家や第二創業として新たな事業に挑戦する中小企業が多数入居。同センターは、これら企業が行う新製品や新技術の開発・研究への取り組みを支援することで、地域経済の活性化や雇用の創出をめざし活動している。
 施設には創業準備デスクや事務系のオフィス(15~50㎡)のほか、研究開発系のラボ(30~80㎡)を設け、事業内容や企業規模に応じた賃貸スペースを提供。入居者は、無料で経営支援の専門家であるインキュベーション・マネージャーによる支援を受けることができる。
 このほか、これから起業をめざす人や自宅以外で活動場所を求める人などを対象に、起業や事業に関する情報収集や交流の場としても利用できるシェアードオフィス(10席・LAN完備)を設けている。利用は1ヵ月単位(月額5000円・税抜)から可能。
 また、起業に際し必要な知識を習得するためのセミナー(参加費無料)も開催している。
 同センターは、地下鉄御堂筋線なかもず駅と南海高野線中百舌鳥駅から徒歩4分と、利便性の高い場所に立地し、近隣に大阪府立大学もあり産学連携にも最適。入居・シェアードオフィスの利用申込は随時募集中。
詳細は同センター(電話072―240―3775HP:https://www.s‐cube.biz/)へ







税金豆知識
〝未婚のひとり親の寡婦(夫)控除の見直!!〟

 2020年度の税制改正が行われたが、その中の一つに「未婚のひとり親に対する税制上の措置及び寡婦(寡夫)控除の見直し」がされた。
 寡婦(寡夫)控除とは、離婚や死別などによりひとり親となった人の税負担を減らすための制度で、これまでは法的に認められた結婚を前提としていたが、今回の改正で未婚のひとり親も寡婦(寡夫)控除の対象となり男性、女性を問わずいずれもひとり親の同じ立場とするための見直しがされたのである。
 今までは一回結婚して離婚若しくは死別でないと寡婦(寡夫)控除は受けられなかったが、今回の改正では「結婚しない未婚であっても寡婦(寡夫)控除は受けられますよ」という改正である。
 そして寡夫(シングルファザー)も寡婦(シングルマザー)と同等の控除を受けることが出来るようになり、寡婦と寡夫の控除額が同額になったのである。
 今回の改正で、離婚・死別・未婚にかかわらず、ひとり親への不公平感の解消がなされ、そして男親・女親の金額の差異もなくなったのである。
 尚、詳細は近隣の税務当局にてご確認の程を。

税理士 大西 正芳