人間力を高めて道を切り拓く

大阪地方協力本部 阪南地区隊長
3等海佐 清水 智宏

 新型コロナウイルスの影響により、雇用状況の悪化が懸念されています。就職・転職でお悩みの方は、自衛隊で人間力(責任感、協調性、リーダーシップ等)を高めて、道を切り拓くことを検討してみてはいかがですか?今回は最も採用数が多い自衛官侯補生について説明します。
 自衛官侯補生とは、3か月間の候補生としての教育、訓練の後、陸上自衛官として1年9か月、または海上・航空自衛官として2年9か月を1任期(2任期目以降は2年)として勤務する制度です。志願受付は通年行っており、応募資格は「日本国籍を有する18歳以上33歳未満」の方です。この自衛官候補生には3つの大きなメリットがあります。
 1つ目のメリットは、任期中に2つの道を選択できることです。勤務期間中に実施される昇任試験に合格すれば、曹(部隊の中核)又は幹部(部隊のリーダー)となり、定年までの勤務が可能です。一方、任期満了し、自衛隊を退職することも可能です。この際、民間企業への就職支援は自衛隊が責任をもって行います。
 2つ目のメリットは、任期満了ごとに特例退職手当が支給されることです。陸上自衛隊では1任期で約58万円、2任期で約145万円、海上・航空自衛隊では1任期で約95万円、2任期で約151万円の特例退職手当がそれぞれ支給されます。
 3つ目のメリットは、民間企業への再就職を希望する場合、他公務員試験に向けた受験対策講座や、資格取得を目指す50種類以上の職業訓練を受講できます。
 この誇りある職業に関心がある方は、是非、大阪地本の堺出張所または最寄りの案内所等へお越しください。細部は【大阪地本 動画】及び【自衛隊のソレ、誤解ですから】で検索してください。
自衛隊大阪地方協力本部 阪南地区隊 堺出張所
住所堺市堺区中瓦町2丁目1―17 駿河屋ビル1階
電話番号
072―232―1026


119番、その前に!
堺市消防局からのお知らせ

救急要請の注意点
 まだまだ、熱中症にご注意ください。
・熱中症を疑う症状があり、応急処置をしても改善しなければ医療機関へ。
 判断に迷ったときは、左記「救急安心センターおおさか」をご利用ください。
 意識がはっきりしない時(受答えや会話がおかしい、呼びかけに反応がない等)は、迷わず救急車を要請してください。
関係連絡先
・救急安心センターおおさか #7119(24時間365日対応)
その他
・残暑厳しい毎日ですが、熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!!
 熱中症の情報については、堺市消防局ホームページにも掲載しております。


芸術の秋 幻想的な堺を
さかい利晶の杜 企画展「透明回線
ART Exhibition『SAKAI』」

「透明回線」の作品
 ライブペイントとプロジェクションマッピングを組み合わせたライブパフォーマンスで、関西を中心に活動する若手クリエイターチーム「透明回線」。
 この秋、さかい利晶の杜で開催中の企画展では、絵画(ペイント作品)と映像(プロジェクションマッピング)を組み合わせて、様々な歴史と文化が交差する都市『堺』を幻想的に表現する。
 世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」、千利休と茶の湯文化、情熱の歌人 与謝野晶子など、「堺」で起きた歴史上の出来事や人々の営みを表現した絵画に、プロジェクションマッピング映像を映し出す。
 企画展の開催期間中、ライブパフォーマンスや、アーティストと一緒に堺を学べる関連イベントも開催。
 「透明回線」が作り出す幻想的な空間と堺の歴史・文化が同時に楽しめるものとなっている。
 企画展は、10月18日㈰まで、さかい利晶の杜・企画展示室で。開館時間9~18時。観覧料大人300円、高校生200円、中学生以下100円。 
【関連イベント】
○透明回線 Live Painting@SAKAI
 堺をテーマに巨大なキャンパスに即興で描く、透明回線によるライブパフォーマンスショー
開催日時10月10日㈯、11日㈰、18日㈰の各日11時から
会場10月10日㈯・11日㈰は、さかい利晶の杜入口前。18日㈰は、さかい利晶の杜バス駐車場
 無料。定員なし。直接会場へ
○透明回線 ART Exhibition『SAKAI』Closing Party at SAKAIマルシェ
 企画展の最後を締めくくる秋祭り。透明回線をはじめとする、関西の若手アーティスト集団「GEEKS & FREAKS」によるパフォーマンスショーやワークショップ、雑貨・飲食販売あり。
開催日時10月18日㈰10~17時(予定)※雨天中止
 問い合わせは、さかい利晶の杜まで(TEL 260―4386)
 ホームページ http://www.sakai-rishonomori.com/



税金豆知識
〝相続税申告に必要な預金残高証明書の発行!!〟

 相続が発生すると被相続人が残した財産を相続人達が相続することになる。この場合正確な預金金額や借入残高が判明しないと相続人達の間で遺産分割協議ができないのでそのために金融機関から正確な預金残高等の残高証明を発行してもらう必要がある。
 まず、預貯金等は立派な相続財産であるので相続の対象となる。そして、信用金庫、JAバンク等で口座を開設するときは必ずと言ってよいほど出資金を支払っているケースがあり、また預金するだけでなく逆に借入をしているケースもあるが、これら(出資金、借入金等)は全て相続税の対象となるのでそれらも含めて残高証明書を取り寄せる必要がある。
 残高証明書の発行は相続発生日時点(亡くなった日)で作成してもらうことが必要である(死亡後何日かして金融機関の窓口に出向いた依頼日ではない)。
 普通、金融機関で残高証明の発行を依頼した場合、その基準日時点での残高のみの記載となるが、定期預金については既経過利息(税引後)というものを元本に上乗せした額を評価額とする必要があるので証明書の発行を依頼するときは「定期預金は既経過利息も元本に上乗せ」してもらうことを依頼するように心掛けることが必要である。
 尚、定期預貯金以外については既経過利息の額が少額である限り預金残高通りの評価でも問題ないと思われる。
 ご不明な点は各金融機関でお尋ねの程を。

税理士 大西 正芳