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堺の魅力を運ぶ懸け橋

~国際交流員が見る街のいま~

国際交流員エレン・シオンさん
国際交流員エレン・シオンさん

 堺市国際課には1991年からこれまで、同市と姉妹友好関係を有する国の国際交流員(CIR)が歴代着任している。この事業は、一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の「JETプログラム」と呼ばれる青年海外招致事業。堺市は、アメリカ、ニュージーランド、中国から国際交流員を招いており、現在は、ニュージーランドからエレン・シオンさんが2018年8月から国際課において様々な国際業務に従事している。同国の地元ウェリントンにある大学では日本語と国際関係を専攻し、卒業後、社会人として初めての仕事が国際交流員だったとのこと。今回、外国人の目から見た堺の街について話を聞いた。

―2年間、国際交流に関する業務を行ってきた中、堺の印象は
エレン 堺の街には色々なポテンシャルがあり、外国人として堺のことを知れば知るほど、京都などと同様の歴史や文化の魅力があると感じます。しかし、それを上手く生かすことが難しいのではないでしょうか。堺を訪れる外国人にとっては、ある程度日本の歴史や文化を知っていなければ、堺の魅力を理解して楽しんでもらえないと思いました。PRの方法次第では、外国人がリピーターとして訪れる街になる可能性があると思います。
―国際交流員として一番印象に残っていることは
エレン 堺とウェリントンの橋渡しとして、両市民の想いに通訳者という立場で貢献できたことです。通訳の仕事はこれまで未経験で、最初は大変でしたが、地元のウェリントン市民、特に次世代を担う青少年に対して、堺に住み、学んだものを伝えられたことはとても良かったです。また、2018年にウェリントン市で2年に1回開催される「Japan Festival」において、堺のブースを出展し、仁徳天皇陵古墳や茶の湯文化をPRできたことが印象に残っています。
―今後、国際交流員としてやってみたいことは
エレン 新型コロナウイルス感染症拡大の防止のため、国境を越えた姉妹友好都市交流が停滞しています。人の移動が制約されている中だからこそ、堺の市民にウェリントンのことを知ってもらえるように、様々な機会をとらえて取組んでいきたいと思います。

「茶の湯」体験を外交官(研修生)に通訳
「茶の湯」体験を外交官(研修生)に通訳

加齢性難聴を支援する
実証プロジェクトを実施

堺市は高齢者を対象に聴こえの支援を実証
堺市は高齢者を対象に聴こえの支援を実証
 超高齢社会を迎える現代では、加齢により聴力が低下する「加齢性難聴」への対応が課題となっている。相手の声が聞こえづらいと、大きな声で話しがちだが、新型コロナウイルス感染症の感染を防止する観点からは、飛沫が飛ばないよう、大声での会話はできる限り控えるのが望ましいとされる。
 堺市が高齢者を対象に実施している介護予防教室では、参加者の聴力低下に加えて、感染リスク回避のために講師らがマスクを着けて話すので、話の内容が聴き取りづらいという声も上がっていた。
 そこで、堺市は、ユニバーサル・サウンドデザイン社(本社 東京都港区)から無償貸与を受けたロボット技術対話型支援機器を活用した実証プロジェクトを実施している。
 同社が開発した「comuoon(コミューン)」は、高齢者が特に聴き取りにくい高周波音域の音を、聴き取りやすい音質に変換してクリアにするスピーカー。
 実証プロジェクトでは、市が実施する介護予防教室で、講師ら話し手が大きな声を出さなくても、参加者に会話の内容をはっきりと伝えられるか、機器の有効性を検証する。検証期間は来年3月末まで。
 市・地域包括ケア推進課は、「新型コロナウイルスと共存していくウィズコロナ期でも、高齢者が安心して介護予防教室に参加し、安全に会話や交流を楽しんでいただくことで、心身機能を維持することや介護予防につながる」と期待する。
 プロジェクトの検証結果をもとに、「加齢性難聴」に対する社会の理解を促進するとともに、ロボット技術等を活用した生活支援機器の、介護サービス施設などへの導入促進につなげていきたい考えだ。
 問い合わせは、地域包括ケア推進課(TEL 072―228―0375)まで。
comuoon(コミューン)
comuoon(コミューン)

(一回笑うと一日若くなる)」⒆
元近畿大学講師 小野田 隆

 一回笑えば一日若くなる。笑う事は、若さと健康の秘訣です。毎朝起きて鏡に向かって、静かに微笑みかけましょう。サイレントラフターで始まります。
 笑いは楽しい、健康になる目的のために、とにかく「笑う」のです。健康目的で笑います。幸せのホルモン、エンドルフィンがでます。
 上を見上げて「天使はいるのかな?」、天使を見たいなと思って上を見る!天に向かって明るくなる。
 人生デタラメ(芽)はない、出たら芽が出る。人生バラ色になる。上を見上げたら人生豊かになる。
 上と空を見上げて笑いましょう。
■生活習慣病の改善には、「歩く」ことが大切
 「歩」は、「止」と「少」を組み合わせた漢字です。歩むためには少し立ち止まることが必要ということです。ハイスピードで歩み続ければ、どこかバランスが崩れます。立ち止まって少しずつ進みましょう。

■健康チェック法について
①年齢早わかりチェック
胸の前で両手の肘をつけて、くっつけたままで上に持ち上げます。あごまでしか上がらなければ50才以上です。あごが見えるほど上がれば30歳以下です。
②水分チェック
水分は足りていますか?右手の親指と人差し指で 左手の甲の皮膚をもちあげて、元の手の甲に皮膚が戻るスピードが速ければ水分は足りていますが、皮膚の戻りが遅ければ水分不足です。1日1リットルは水を飲みましょう。
③爪の色健康チェック
左手親指の爪を右手の親指と人差し指で5秒間押さえて、離して爪の色がもとにすぐに戻れば 末消毛細血管まで血流よし。戻らなければ毛細血管不備で血流不良、血管の酸素輸送不足で 手先足先が冷たい。
④手をできるだけ前にだす
手の平を上に向けて前方にだす。手の平を下に向けて出す。リンパ腺刺激・血流向上・指先毛細血管を刺激する効果があります
ぐっぱー体操も血液循環にいいです。  
⑤リンパ伸ばし(両脇のリンパ腺を活性化します)
体を左右にひねる・体を上に伸ばす・体を前後に曲げる・体を前にかがめる・体を後ろにそらす。リンパの刺激で血流がよくなります。
⑥唾液腺 耳下腺、顎下腺、舌下腺の三か所を両手の指で刺激して、唾液を出すことです。誤嚥を防ぐ体操です。
⑦踵落とし20回、骨作成ホルモンを活性化します。
⑧天目押さえで頭スッキリ。

⑨目の体操 眼輪筋をマッサージする。お多福さんの目になれば健康です。
目は一分間に20回ほど瞬きしますが、スマホとパソコンを凝視するので、ドライアイと近眼が世界中で増加しています。対策は遠くを見る、1時間に1分間は瞼に休みを与える。目を上から強くこすらない、押さえつけないことも重要です。目を休めることです。
⑩深呼吸する だるい、不眠、肩こり、目の疲れは全身に酸素が供給できていないから生じる。対策は全身に酸素を毛細血管から送ることです。2~3回腹式呼吸練習してから、4、4、7の深呼吸で腹式呼吸する。(吸う、止める、吐く)深呼吸で肺をリセットする。
 今日も元気に「一笑一若」。ほほははは、ホホハハハ、笑って若返りましょう。


S-Cube〈時代と共に歩む企業 (139)〉

バドミントン ユーザーと専門店
 ウェブで簡単にマッチング

株式会社weugh(ウェフ)代表取締役
田中 大祐 氏
株式会社weugh(ウェフ)代表取締役
田中 大祐 氏

バドミントン・マッチングサイト「ラケみる」の運営
事業内容

 社名のwengh(ウェフ)とはweb(ウェブ)とlaugh(ラフ)を組み合わせた造語。
 「ウェブの力を使ってみんなを笑顔にしたい」という願いを込めているという。
 同社が運営する「ラケみる」はバドミントンのエンドユーザー(実際に商品やサービスを利用する人)とバドミントン専門店(一部複合スポーツ施設)をマッチングするウェブサービス。
 「バドミントン界もウェブでの購入ユーザーが急増しています。さらに地域に根付いた専門店は、大型ショッピングモールに入っている大型量販スポーツ店に押される形になっています。このサービスはそのような専門店以外に流れているユーザーとバドミントン専門店とを簡単にマッチングすることを進めています。専門店には文字通り専門の知識を持った店員さんと直接触れ合い、競技についてや、商品情報を教えてもらえるという大きなメリットがあります。
 『ラケみる』はエンドユーザー・バドミントン専門店のそれぞれの目線からの見方ができ、エンドユーザーは利用するとたまるスタンプを便利に使える。専門店側は集客支援ツール・顧客管理ツールとして使っていただくことができ、双方にそれぞれのメリットを提供することができます。」
『ラケみる』で検索
https://racke-miru.com/

S―Cube入居について
 担当のインキュベーションマネージャーから、経営方針や会社運営の助言を得られることで、より明確なビジョンを確立することができることが最大の利点です。毎月のミーティングを通じて新たな目線からのアイディアや経営方針についてアドバイスをいただいております。

今後の展望
 独自のストリング(テニスのラケットに張るひも状のもの)管理システムを導入し、バドミントン専門店に寄り添ったサービスとして定着するよう成長していきたい。
 これからもウェブの力でバドミントン業界を盛り上げ、バドミントン界に貢献していきたいです。

会社概要
株式会社weugh(ウェフ)
代表取締役 田中 大祐
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)329号
TEL 072―246―9142
創業 2019年
出資金 200万円
社員数 1名
https//weugh.com/

weugh(ウェフ)が運営する「ラケみる」
weugh(ウェフ)が運営する「ラケみる」
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