S―Cube入居企業紹介〈時代と共に歩む企業(141) 〉

中小企業の生産性をを向上
撮像分析装置を開発

株式会社 S―Computing
代表取締役 岡本 公明 氏

撮像分析装置の開発
事業内容
 さかい新事業創造センター(S―Cube)に入居する株式会社S―Computingは、中小企業向け撮像分析装置の開発を行なっている。
 代表の岡本氏は、大阪府立大学において、産学官連携事業において中小企業の様々な課題に取り組んだ経験を活かし「役に立ちたい」という思いから起業した。
 「中小企業の困りごとはAI(人口知能)やITC(情報通信技術)で解決できることが多いことを実感しました。AIやITCを使ったデータにより解決できれば、課題だけではなく、細やかなデータ分析からその原因の特定、解決することも可能となります。生産性の低い日本の製造業の中でも特に低いと言われている中小企業の生産性の向上を図ることができます。」
 現在、大手メーカーの汎用外観検査装置は多くあるが、外寸を測るだけのもので、1000万円という高額になっている。企業がキズや色などの異常を検知する装置を受注すると、最低でも2000万円~3000万円となり、コストパフォーマンスの面から採用できないのが現状。
 同社は、そのような高額商品と同等の機能を持つ装置を、販売価格500万円以下に抑え、中小企業が人員を用いて行う目視検査を容易に装置に任せることができるようになる。
 キズ、色、へこみ等の異常をAIで検知する仕組みを府立大学の教授との共同研究により開発。カメラで撮影した画像からキズ等の異常を検知できる。
 「将来的には人が行う目視検査を完全に代替えできるような外観検査装置にするため、平面だけではなく、複雑な立体物にも応用できる仕組みを開発したい。」

S―Cube入居について
 インキュベーション・マネージャーからの的確なアドバイス、行き届いた施設管理、家賃補助もあり、事業に集中できる環境には感謝しています。

会社概
株式会社 S―Computing
代表取締役 岡本 公明
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)324号
創業 2019年
出資金 100万円
社員 2名

電動モーター
撮像分析装置
(イメージ図)
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