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堺市と大塚製薬が包括連携協定を締結

熱中症対策、子どもの健全育成、
SDGsの推進など6項目で連携

 堺市と製薬大手の大塚製薬株式会社(本社東京都千代田区、代表取締役社長井上 眞)は、6月2日(水曜日)、熱中症対策をはじめ、子どもの健全育成、健康長寿、SDGsの推進などについて連携して取り組む包括連携協定を締結した。
両者はこれまで、市民の防災意識の向上や熱中症予防普及啓発活動で連携していたが、公民連携の窓口である「さかい・コネクテッド・デスク(SCD)」の開設を機に、幅広い分野での連携について協議を重ね、同社が持つ健康などの知見やノウハウを活かし、市民サービスの一層の向上や市民の心身ともに健康で充実した生活の実現をめざすことで合意した。
同社は、社会貢献をめざし、これまで47都道府県と、大阪府では豊中市や枚方市などとも包括連携協定を結んでおり、堺市は府内15番目となる。
今後は、市と協議をしながら、学校園や地域などでの熱中症予防啓発活動や子どもの発達支援に関する情報発信などに取り組む。
締結式で同社大阪支店の吉田卓史支店長は「熱中症予防、食育、防災など、さまざまな分野で、大塚製薬の科学的根拠に基づく情報提供を通じて、市民のお役に立ちたい」とあいさつ。
永藤市長は「様々な提案をしながら、他都市との連携にはない、最も先進的な取組となるよう積極的に動いていきます。」と語った。

■問い合わせ
堺市市長公室政策企画部民間活力導入担当
TEL 072―228―0289
FAX 072―222―9694

締結式にオンラインで出席した大塚製薬の吉田卓史支店長(モニター中央)と堺市 永藤市長(中央)

締結式にオンラインで出席した大塚製薬の吉田卓史支店長(モニター中央)と堺市 永藤市長(中央)



「堺・アセアンウィーク2021」
 アセアンフォトコンテスト
作 品 大 募 集

締結式にオンラインで出席した大塚製薬の吉田昨年度の最優秀作品「Sky of full stars」(タイ)

昨年度の最優秀作品「Sky of full stars」(タイ)

 「堺・アセアンウィーク2021」のイベントとして、フォトコンテストが行われます。
 アセアン諸国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の風景や歴史、文化などを撮影した写真(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため不要不急の外出自粛が呼びかけられたことから、家で作ったアセアン各国の料理など日本で撮影したアセアンを感じることのできる写真も可)を大募集しています。
思わず撮ったあなたがみつけた瞬間や紹介したくなる風景など、応募者本人が撮影した未発表のオリジナル作品に限ります。満20歳以上、プロ・アマ不問、1人1点のみ応募可。JPEG/PNG形式のいずれか、2200×1600ピクセル以上、10MB未満。電子データでの受付のみ(郵送は不可)。入賞作品を含む50作品程度が、10月4日㈪から10月18日㈪正午まで、堺市役所高層館1階エントランスホールにて展示されます。
・応募締切
 8月6日㈮
・副賞
 最優秀賞(1点)
 堺包丁、お香 等【総額3万円相当】
 優秀賞(2点)
 堺包丁、お香 等【総額1万円相当】
 優良賞(5点)
 堺爪切り、お香等【総額3千円相当】
 入賞の発送は国内のみ。
・応募方法
  堺市電子申請システムにて必要事項を入力の上、応募ください。
・問い合わせ
  堺・アセアンウィーク実行委員会事務局(堺市文化観光局国際部アセアン交流推進室内)072―222―7343
asean7343@gmail.com


 「建築家・丹下健三先生設計の幻の北野田駅前再開発計画案について考える集い」
 平成初年に記載された新聞記事などを報告。7月10日、11時から、堺市立東文化会館(北野田駅駅前)、主催 明治建築研究会。
 『近代建築の幻燈上映会(7)』各地に残る忘れられている旧遊郭建築を見ながら近代建築の面白さを紹介する。関心のある方は当日直接会場へ。7月17日、11時~。講師・明治建築研究会代表柴田正己氏。ともに問い合わせは柴田代表(090―4289―1492)まで。



S-Cube〈時代と共に歩む企業(147) 〉
「心に響く」ハンドメイド
 つまみ細工をネットで世界に

Palette Japan代表
太田 智子 氏

事業内容
◯工芸品「つまみ細工」を中心に日本の伝統的な和風小物、工芸資材などを自社サイト及び海外向けハンドメイドサイトにおいて販売。
 現在、サイト全体でオーダー数は4000超。欧米からのリピーターも多く、高評価は1000件を超えるサイトに成長した。
○つまみ細工オンライン講座。年2回開講、前回は予約開始数日後には満枠となるほど人気を得ている。
○ハンドメイド品や工芸品の海外ECを考えている人のためのオンライン講座。年3回開講予定。
○企業向けの輸出入アドバイザー。輸出入の決済や船積み関係の相談、相手国との翻訳などのサポートを行う。
 太田氏は25年以上機械メーカーや繊維商社で輸出入に関わる貿易全般を担当。個人的に興味を持った「ちりめん生地」を使ったものを自作したいと思ったことが「つまみ細工」に関わるきっかけとなった。
 「つまみ細工は伝統工芸であり、舞妓さんのかんざしなどに使われています。過去の貿易経験を生かして、自作のつまみ細工を海外向けに販売したところ、顧客に好評をいただきました。これを契機に、大量生産よりも、一つ一つ心に響くもの、顧客が本当に求めるものを扱いたいと思い、海外販売を本格的に始めました。海外の方は日本のモノづくりに興味がある一方、日本からの発信は十分でないのが現状です。もっと海外で身近に感じてもらうため、販売だけでなく、つまみ細工作家を海外で育成する活動も始めています」

S―Cube入居について
 「後回しがちになる、苦手な数字関係の業務についても、担当のインキュベーション・マネージャーから親切にわかりやすく教えていただけるので、とても助かっています。
 センター入居企業の方々との交流は大変刺激になり、違った視点から仕事上のヒントをもらえることも大きなメリットになっています。」

今後の展望
 「今後ますます、オンライン・ネットワークを通した『海外とのやり取り』は必須な世の中になっていくと思われます。日本独自のきめ細やかな美しさを世界に向け、発信の幅を広げていきたいと思います」

会社概要
Palette Japan
代表 太田 智子
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)303号
創業 2018年
資本金 100万円
https://www.palettejapan.jp/

日本の美しさを海外に届ける

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㈱さかい新事業創造センター[S―Cube]は、新事業の創出に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援します。
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(地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
問い合わせ TEL072-240-3775
http://www.s-cube.biz