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市民と描く挑戦の軌跡
堺市SDGs未来都市計画

永藤
 よかったです。私自身も、自衛隊協力会の絆支部のメンバーの一員です。市長に就任する前からも自衛隊の皆様とは色々なお話をさせていただき、信太山駐屯地には何度も足を運んできました。自衛隊の皆様がおられるおかげで国民が安全・安心に暮らしていけるということは間違いないことです。自衛隊の皆様には、ぜひ堺市として協力させていただきたいということをお伝えしていますし、入隊された方には毎年、私からのメッセージをお届けしています。全て私が文章を考えて、思いを込めてお届けしています。
加藤  ぜひまた、引き続き力を貸していただきたいと思います。
永藤  そうですね。私も熱い思いがありますので、よろしくお願いします。
河本  家族会としても実に有難く思います。

国際感覚向上の機運

加藤  今年はインド独立75周年の年になります。昨年、市役所の一階のロビーで写真展を行いましたが、あれが大変好評だったようです。私もあの写真を見て認識を改め、インドの凄さということを理解したんです。
加えて、昨年11月には、国際課の方々のご協力により、フェニーチェ堺においてインドの古典舞踊と音楽のイベントが開催されました。予定席数の何倍もの応募者がいたと言うほど盛況で、イベント関係者及びインド総領事館側も大変喜んでおられました。
そんな中、今年はインド独立75周年の本番の年ですから、また市長のお力を貸していただきまして、去年のような写真展や音楽イベント、更には広場を拝借しての物産展のようなものも広く開催できればと思っております。
永藤  写真展には、すごく壮大な写真もあれば、社会に密接したような生活の場面の写真もあって、私も楽しく拝見しました。インドという国には私も関心があり、5年ほど前に一人でデリーを訪れた際は、苦労がありながらも、楽しくて貴重な経験をしました。
 これまで、堺市とインドが何か深い交流をやってきたかというと、私はそこまで深くはなかったと思っていますが、これからインドはどんどん伸びてくる国だと思っています。ぜひ、連携しながら共に高め合えるように、お力添えをしたいと思います。
加藤  ぜひ、よろしくお願いいたします。昨年、海上幕僚長が私の事務所を訪問した際、今年インドの軍艦を堺に招待したいという話をしました。様々なイベントの中でも、軍艦に入港いただけることは市民への良いアピールになります。何か国際情勢に急な変化がなければ、秋にはインドの軍艦を堺に招待できる予定でございます。
 また、来年は日本とベトナムの外交関係樹立50周年の年であり、堺に総領事館が移転して15年目でございます。これについても、記念事業としてベトナム軍艦入港の事業を進めているところでございます。市民の皆様へご理解いただくためにも、ぜひ頑張りたいと思っております。よろしくお願いいたします。

加藤均 日越堺友好協会理事長
加藤均 日越堺友好協会理事長

ベトナムで咲く友好の桜

永藤  よろしくお願いいたします。
加藤   ベトナムの軍艦の入港時のイベントは大好評でございまして。ですから今度はインド、来年はまたベトナムというふうに続けていければと思います。
またチャンスがあれば、どんな艦でも御覧になっていただくことが可能ですから、一度足を運んでいただき見ていただければと思います。
永藤  ありがとうございます。
加藤  これまでの国際及び国防の話について、市長から何かご意見ございますでしょうか。
永藤  これからどうやって市民の皆様に感じていただけるかだと思っています。国際交流も、これまで加藤理事長にご尽力いただいていますが、より多くの市民の皆様に堺は国際都市だったんだと、今もこれからもそうなんだということを知っていただくために、子どもから大人まで国際感覚に触れていただきたいと思います。ですから、ぜひ今年、withコロナ、アフターコロナを見据えた国際交流ができるような催しや取組を行いたいと思っていますので、またお力添えもいただけたらと思います。
河本順雄 奈良県自衛隊家族会長
河本順雄 奈良県自衛隊家族会長
加藤  実はインド側からも提案がありまして。コロナが落ち着いたら、堺の高校と何か交流をしたいとの思いがあるようです。市長からも、ご意見をいただければ大変喜ばれると思います。
永藤  もちろんです。ダナンやシンガポールの学校とは、この間もやり取りさせていただきました。子どもたちのいい刺激にもなると思いますし、ぜひ実現させたいですね。
加藤  それから、これは堺に直接関係ございませんが、昨年11月にベトナムからファム・ミン・チン・ベトナム首相をはじめとした政府団が来日した際、日越堺友好協会が橋渡しとなって、奈良県吉野町とビンディン省との友好交流事業協定が締結されました。
 これに伴い、日越堺友好協会から桜を寄贈する約束をしまして、首相の前で知事と私どもと協力関係の確認をいたしました。ご報告として。
永藤  すばらしいですね。
河本 桜は種類が多く、ベトナムで咲かない種類があり、選択にご苦労されたとお聞きしました。
加藤  そうなんです。これまで様々な地域からベトナムの知事が来日しては、桜の寄贈を行って来ましたが、どこも全然育たないんです。僕はビンディン省というところの発展諮問委員会の委員をしていた関係で、桜をよく知る樹木医の方に同省での土壌調査を依頼したことがありました。すると、ビンディン省では4種類の桜であれば生育可能であるということで、現在に至るわけです。山や湖がある風光明媚な場所に植える予定です。
永藤  大変でしたね。土壌によりますもんね。
加藤  そこを世界的なリゾートにしようということで、今頑張っております。
河本  ベトナムの地で咲き誇る桜が今から楽しみですね。
 では最後になりますが、年頭にあたり市長から市民に向けてメッセージを一言いただければと思います。

感染予防
一人一人の日々の行動から

永藤  やはり、新型コロナウイルス感染症への強い意識を持っていただきたいということです。私たちは、堺市の行政として市民の皆様を守るために全身全霊を注いでまいります。皆様には健康に十分ご留意いただき、充実した一年を過ごしていただきたいと思います。
河本  予防の第一歩は一人一人の対策ですね。
永藤  そうですね。私たちも全力でバックアップしますが、皆様の日々の行動が大事ですので、引き続きよろしくお願いしたいと思っています。
河本  本日は貴重なお時間どうもありがとうございました。
加藤  どうもありがとうございました。
永藤  ありがとうございました。