事業内容
動物用医薬品(がんの治療薬)の開発
がん治療法の一つに放射線治療がある。株式会社エム・ティー・スリー ファクトリーラボが事業化に取組む放射線増感剤(製品名レブリチン)は、投与後の副作用が少なく、放射線の治療効果向上が確認されている。同社は、このレブリチンの医薬品としての事業化を目指して、医療技術や治療のイノベーションに挑戦、革新的な医療や治療を提供している。
「エム・ティー・スリーは製薬メーカーをめざすベンチャー企業で、研究開発から製造販売までを手掛ける専門集団です。開発中である放射線増感剤は、放射線治療の効果を高める可能性があり、海洋生物の『ウニ』から見つかった物質であるため、副作用が少ないことが最大の特徴です。現在、薬事申請を進めており、大阪府立大学との治験も進行中です。近年、動物愛護の観点から質の高い医療を求める声が大きくなっており、ペットのがん治療においても、放射線治療を選択される飼主様が増えています。私たちは、これまでの研究における4,000頭近いペットの治療経験を踏まえ、同薬を動物用医薬品として提供したいと考えています。 将来、ヒトへ応用できるよう、引き続き研究開発を進めてまいります」
「堺市のサポートも厚く、商工会議所が近いことから、研究開発や事業開発には申し分ない立地であると思います。設備関係も十分で、柔軟なレイアウトができるのも良い点です。関西地域の金融機関も積極的に紹介いただき、安心して事業活動ができています」
今後の展望
「医療の限界を拡げることが私たちの使命です。『堺から世界へ』を目指し、これからもどんどん事業を拡げ加速していきます」
会社概要
株式会社エム・ティー・スリー ファクトリーラボ
CTO 福原 崇臣
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)123号
設立 2017年
資本金 1000万円
社員 13名
http://www.mt3.co.jp |