船待神社は、阪堺線御陵前駅南口からの紀州街道入口にある。由緒によれば寛治年中期(1087年~1094年)に南の塩穴郷より移設されたとある。太宰府へ流される舟を待つ菅原道真を祀っていて、神社名はそれに由来するという。司馬遼太郎さんが「街道をゆく」で訪れたことで有名になった。近くの湊駅前に、与謝野晶子さんの東に向けての、地元により建てられた歌碑があるが、ともに近代の大作家でもある司馬さんの文学碑を、神社境内から西に向けて向き合い、建立できたらすばらしいと強く思う。街道はゆるやかに曲り、堺では珍しく昔の面影を残している。ふとん太鼓の秋祭りの夜空をぼんやりと照らす提灯の流れは、素晴らしい風情を醸し出し一見の価値がある。
その御旅所は、第三期出島漁港の移設に伴い、突堤の先に移築された。境内には出島漁民が建立した魚貝虫慰霊碑とともに、民間初の大浜水上飛行場の航空輸送発祥記念碑もある。
鯨、馬頭(田畑での使用また戦時下での軍馬の死等による)慰霊碑等は全国に数多いが、すべてのものに命と霊が宿り、草木さえも成仏すると考える(これは殺生を戒める、本来の仏教にはそこまではなさそうだ)。
あらゆるもの人形・針・包丁・パソコンさえも供養するという思いは、日本独自の自然観の様だ。古来より連綿として受け継がれてきていて、今なお我々のどこか深層に残っているのではないか。これは世界にまれな誇るべき、エコロジーの時代の今にも生きる世界思想と考える。石・岩をも祀ることは、なぜか首相官邸の庭に巨大な三角岩が鎮座しているのにも表れている。江戸の頃、来日した西洋人が、日本人が人も動物も同じ世界に住み、殆ど区別はないとする考えに非常に驚いたそうだ。キリスト教は、神によって全てのものが人に与えられたという教えである。ところが昨今、兄弟は他人の始まり(これはすごいコトバだ)またそれを超えるような親子の断絶の事件が多発している。放置された犬・猫の処分、さらに鳥インフレエンザによる鶏の大量殺処分を聞くと、うすら寒い気がする。日本人が根本的に変質してきたのではなかろうか。今この慰霊碑の意味を考えてみることが必要だろう。
御旅所と湾内のヨットハーバー、バーべキューができる「とれとれ市場」ともに、堺の訪れるべき所であろう。
救急要請の注意点
意識が無い、顔半分が動きにくい、胸や背中の突然の激痛、突然の激しい頭痛、こんな症状の時は急いで119番通報し、救急車を要請してください。
急な病気やケガなどで、病院に行ったほうがいいのか、救急車を呼べばいいのかなど、判断に迷ったときは、左記「救急安心センターおおさか」をご利用ください。
連絡先
救急安心センターおおさか
「#7119」または「06―6582―7119」(24時間365日対応)
熱中症から
命を守りましょう
7月になると昼の晴天や夜の熱帯夜が続きます。室内でも熱中症になることがあるので、エアコン等で室温を調整し、のどが渇かなくても水分補給を心がけましょう。また、無理な運動は控えましょう。
事業年度を通して「節税」に既に取り組んでいる会社を見かけるが決算月を迎えようとした時にもっと他に何か良い節税方法が無いものかと悩んでいるのをよく見かけることがある。
その様な時には、既に取り入れている会社もあろうかと思うが左記に述べる方法の取り入れを検討すればその悩みを少しでも解決できるのではなかろうかと思うので試してみては如何だろう。
㈠30万円未満の備品の購入の検討
資本金1億円以下の中小企業者で青色申告法人は取得価格が30万円未満の少額減価償却資産を購入した場合は年間300万円までは全額損金計上が可能である。
㈡翌期以降に計画予定の修繕及び購入の検討
翌期以降に予定している出資を今期中に行えば損金計上可能である。修繕費についてはその修繕で価値が高まるとか使用可能期間が延長する場合は資本的支出として減価償却資産に該当するので注意が必要である。
㈢給与支払いの未払い計上の検討
給与の締日が月末以外であれば締日から月末までの給与を日割り計算して経費計上が可能である。但し毎期継続の適用が必要である。
㈣家賃地代の年払いへの切り替えを検討
1年以内の前払いは経費にすることが出来る「短期前払費用」という規定を利用することである。これには家主との契約書の変更が必要となることと来期以降も継続摘要の必要がある。
税理士 大西 正芳