仁徳陵については若いころから強い関心があったが、この機会に様々な専門家に尋ねてみた。
主として標高が高い後円部に棺が納められているが、後円が副のようで前方後円墳と江戸期に名付けられたものが定着している。アマテラス以来の太陽崇拝があり、北に向かって拝礼することになり違和感がある。前・後にそれ程意味がないのか、「前円後方墳」として太陽に向かい円墳部が南または東に向けて造営されても、おかしくないと勝手に思ってもみた。
地形の影響もあるようだが、百舌鳥古墳群でも様々な方向を向いているものがある。古市古墳群では特にそうだ。
御陵成立について、その来歴の墓誌はその思想が弱いのか文字が定着していなかったのか、ほとんど発見されていない。
小学校低学年の頃、友だちと一緒に陵に遊びに行き東南部の角で、40センチもあるナマズを捕まえたのを鮮明に覚えている。当時はあまり管理されておらず泥沼状態であった。
別の友だちも、仲間でいかだで向う岸に渡ったと主張して譲らない。ひところは、中学生が闖入して困ったということもあったようだ。以前、羽曳野市の開放された小さい古墳に上ったが、少し樹木が生えている程度なのに、マムシに注意の立札には驚いた、仁徳陵も長い間隔絶した所なので何が棲息しているのか興味が尽きない。
戦後米軍の連中が古墳の鷺を撃って楽しんでいたとも聞いた。
ちなみに明治30年4月12日には、大阪日本橋の住人福島某という男が陵に侵入し、鉄砲で鷺を打ち、濠に落ちたのを捕らえ意気揚々と帰った。しかしすぐ逮捕され重禁固2か月の刑を受けたが、不服ですぐに控訴したとのことである(東京朝日新聞明治30年6月2日号)。
また江戸時代には、武士たちが中で酒宴を催していたようだ。
これほどの巨大古墳を海に近い場所に葺石で飾り造営したのは、来航する使節に対して力を誇示するためとも言われるが、古墳に関して相手方の記録が無いようだ。濠の水は雨水をためたもののようだが、江戸時代には周辺の田畑にも利用されたといわれている。
古墳の造営には、数千人で十数年以上も必要だったとの試算もあるが、その道具・土器・宿営地跡など広範囲にありそうだものだが、ほぼないらしい。いずれにしても巨大な構想力・指揮、組織力の絶大な権力があったのだろう。近年エジプトのピラミッド建設は強制奴隷労働ではなく、原始ビールも飲み、そこそこの生活をしていたことが周辺の遺物から考えられているようだ。税取り立てに対する社会還元政策とも考えられると言う。仁徳陵にも同様のことが考えられないか。
思うに政(まつり)ごと、祀る、祭りは同根で相互に関係し、様々に深化していったのだろう。
以上素人ながらの疑問を書いてみた。
5日㈪10時 人口減少対策調査特別委員会
7日㈬10時 孤独・孤立社会対策調査特別委員会
14日㈬10時 議会運営委員会
16日㈮10時 本会議
19日㈪10時 議会運営委員会
26日㈪10時 本会議
27日㈫10時 本会議・終了後 議会運営委員会
28日㈬10時 本会議・終了後 予算審査特別委員会・各常任委員会
議事の都合により日程などが変更される場合があります。
傍聴などの問い合わせは堺市議会事務局議事課(228―7812)まで。
救急要請の注意点
意識がない場合や窒息、継続する痙攣などの症状の時は急いで119番通報し、救急車を要請してください。
病気やケガなどで、病院に行ったほうがいいのか、救急車を呼べばいいのかなど、判断に迷ったときは、左記「救急安心センターおおさか」をご利用ください。
連絡先
救急安心センターおおさか
「#7119」または「06―6582―7119」(24時間365日対応)
現在、堺市消防局では、家でも応急手当の知識にふれていただけるよう、楽しく応急手当を学べる動画シリーズを配信中です(随時更新)。どんな時に救急車を呼べばいいのかといった内容や、心臓マッサージ(胸骨圧迫)のやり方など、小、中学生から大人の方まで楽しめる内容になっていますのでぜひご覧ください。
建築はそれぞれの時代を雄弁に物語る歴史の生き証人だと言われています。忘れられている堺市内の懐かしいレトロ建築を見ながらありし日を思い出す上映会が開催されます。参加無料、直接会場へお越し下さい。2月17日、11時から。堺市立東図書館(北野田駅前)で。主催・明治建築研究会、講師・同会の柴田正己氏(090―4289―1492)。
業績の好調な時に、通常の賞与とは別に従業員の士気や節税対策として決算賞与を支給することを見かける。当期の決算日までに決算賞与を社員に支給する場合は当期の費用となるので特に問題はない。
が、資金繰り等の影響で今期ではなく翌期に支給する会社をたまに見かけることがある。この場合、決算賞与が税法上翌期の損金ではなく、当期の損金として認められるのにはいくつかの要件があるので挙げてみる。
㈠ 決算日までに支給する社員に支給額を明示、通知すること。
決算日に未払の決算賞与を計上するためには決算日までに債務が確定していることが必要である。また、後日の税務調査においては決算日までに社員に明示、通知したことを証明できるように社員から「確認の署名、押印」を貰い、調査時には速やかに提示できるようお勧めする。
㈡ 決算日から1か月以内に通知した金額を支払っていること。
支払は決算日から1か月以内に支給する必要がある。
㈢ 決算賞与の金額を損金経理していること。
社員に通知した事業年度において決算賞与支給額を経理処理していることが必要である。
具体的に述べると、決算仕訳において決算賞与支給額を「未払金」に計上することである。
未払の決算賞与支払いには右述の三要件を満たすことにご注意を。
税理士 大西 正芳