元気です みんなの大和川
「大和川かるた」改訂新版 刊行

大和川市民ネットワーク事務局長
小松 清生 氏

「大和川かるた・改訂新版」を発行した小松清生氏「大和川かるた・改訂新版」を発行した小松清生氏

 元堺市立小学校に務め、担任学級の四年生児童とともに製作した「大和川かるた」(1996年)に、この度新しい解説などを追加した「大和川かるた・改訂版」を刊行したのは大和川市民ネットワーク事務局長 小松清生氏(76歳・堺市北区在住)。
 「大和川かるた」は大和川にまつわる歴史、地形、地域との関わり、環境、文化など多くの観点から大和川を見た読み札と、小学生が描いた絵札で構成されている。
 地域の歴史を探究することを楽しみながら続けてきた小松氏。「大和川かるた」について「大和川が見える教室で学んだ児童と共に作ったかるたを、他の地域の子どもの学習に役立ててもらいたい。大人も大和川に関心を持ち、よみがえれ大和川を願う市民の輪をひろげたいと思いました」ときっかけを話す。三千部を制作、教育現場以外でも好評を得た。
 2004年は、大和川が柏原から堺につけかえられて300周年だった。まだ美しい川ではなかったが、堺市役所庁内連絡会が先頭に立ち、記念事業は盛り上がった。320周年の今年、「みんなの努力で美しくよみがえった『元気な大和川』をアピールしたい。大和川つけかえについて新たな史料の発見や研究が進み、学んできたことをもりこみたい」と改訂版の制作に踏みきった。
 小松氏は、地元の親子との水辺活動を楽しみながら、大和川流域の市民活動とつながるとともに、刊行した『歴史たんけん堺』をいかした堺での仲間づくり、まちづくり活動を続けている。「堺はどの時代にも魅力的な歴史があります。堺の素晴らしさを知って、もっといいまちにしようと願う市民がふえてほしいと思います。新しい「大和川かるた」を通じて、堺っ子たちと一緒に故郷を想い、大和川と堺の歴史や文化を次の世代に引き継いでいきたい」と声を弾ませた。
 同かるたは1200円(税込)。一心堂書店(湊駅前・072―241―4105)など市内一部書店で取り扱われている。問い合せは小松氏(080―2444―2098)まで。

小学生が描く独自の大和川と、奥深い解釈を記す読み札小学生が描く独自の大和川と、奥深い解釈を記す読み札

「ホイアン市の 夕べ in 堺」開催

 民族楽器のアンサンブル、民謡、アオザイファッションショー、民俗ゲームなどベトナム・ホイアンの文化が紹介される「ホイアン市の夕べ in 堺」が開催される。
 またホイアン市の美しい街並みなど観光案内や、ホイアン市の文化、名所、エンターテイメントの紹介や、ランタンをはじめてする伝統工芸品の展示等も行われる。
 ホイアン市はベトナム南中部に位置する自然に恵まれた観光地で、伝統・文化的に魅力あふれる町。16世紀後半から国際貿易港として日本との貿易が栄え、日本との文化交流・歴史的遺産を保存する場所となっている。またホイアンのシンボルである来遠橋(通称 日本橋)も日本人から受け継ぎ、今日まで友好の証として大切に保存されてる。
日時 4月26日㈮
18時30分開演(18時開場・17時から小ホール前でホイアン市の紹介)
場所 フェニーチェ堺 小ホール
主催 ホイアン市人民委員会・在大阪ベトナム総領事館


共催 認定特定非営利活動法人日越堺友好協会・特定非営利活動法人堺国際交流協会


大阪ベトナム
フェスティバル2024

 ベトナムの伝統・文化を紹介するステージイベント、ベトナム各地のグルメが揃う飲食コーナー、ここでしか手に入らない雑貨などの物販など、ベトナムを身近に感じる2日間となっている。
日時 4月27日㈯・28日㈰
10時~20時
場所 大阪城公園 太陽の広場
入場無料


救急に関する情報を発信

堺市消防局

救急要請の注意点
顔半分が動きにくい、胸や背中の突然の激痛、突然の激しい頭痛、こんな症状の時は急いで119番通報し、救急車を要請してください。
急な病気やケガなどで、病院に行ったほうがいいのか、救急車を呼べばいいのかなど、判断に迷ったときは、左記「救急安心センターおおさか」をご利用ください。
連絡先
救急安心センターおおさか
「#7119」または「06―6582―7119」(24時間365日対応)

 

 堺市消防局救急部では、X(旧Twitter)において救急に関する様々な情報を発信しています。
市民の皆様に参加していただける救急広報イベントの案内や、応急手当に関する講習についての案内、救急業務の現況紹介、予防救急に関する情報などを発信していますので、ぜひご覧ください。

救急部X(旧Twitter)救急部X(旧Twitter)




昭和史を考える

 貴重な記録映像「『激動の記録』1 戦時日本」(昭和15~20年)を見ながら現在の戦争と昭和史の戦争を学び、平和について考え、語り合う。4月13日11時~、堺市立東文化会館(北野田駅前)で。参加無料、直接会場へ。主催・昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)。
 『近代建築の幻燈上映会5』建築はそれぞれの時代を雄弁に物語る歴史の生き証人だと言われています。忘れられている堺市内の懐かしいレトロ建築を見ながらありし日を思い出す。4月20日11時~、堺市立東図書館で。参加無料、直接会場へ。講師・明治建築研究会柴田正己氏(090―4289―1492)。


税金豆知識
〝相続前の自宅のリフォームは!!〟

 長年住み慣れた自宅のキッチン、トイレ、風呂など、またバリアフリーの為のリフォーム、外壁、その他の傷んだ場所の修繕をした場合、国税庁の取り扱いにおいては「その家屋に取り付けられ、その家屋と構造上一体となっているものについては、その家屋の価格に含めて評価する」ということになっている。
 が、建物の相続税評価額は市区町村が発行する「固定資産税評価額」により決定するものであり、上記のリフォームや修繕をしても固定資産税評価額は上がらず、リフォーム代として支出した費用の分だけ現預金が減り相続財産は減るので相続税の節税となる。
 しかし、相続前に大きなリフォームをして建物の価値が上がっているので本来であればそれを相続財産に反映させることを税務署は目を光らせており、税務調査の中で指摘される可能性がある。
 そこで、リフォーム費用の相続税評価額は左記の算式によることが認められている。
 「リフォーム費用の相続税評価額=(リフォーム費用―相続迄の償却費)×70%」
 要するに、市区町村が発行する固定資産税評価額が改訂されていなくても右記算出のリフォーム費用の相続税評価額を「固定資産税評価額」として相続財産に加えておくことが必要であるということである。相続直前のリフォームであっても最高でもかかった費用の70%が相続財産となり30%の節税効果があるということになる。
 リフォーム費用が全て相続財産になるのか単なる修繕費になるのかの判断であるが、壊れた部分を修繕するような現状回復の場合は相続直前に行ったとしても相続財産に含める必要はないのでご安心を。

税理士 大西 正芳