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堺市とインドの児童が互いの国の文化や習慣を学び、互いの国を絵画で表現した「第2回 堺・インド 児童生徒絵画展『おたがいを見る眼』」が8月13日から20日まで堺市役所で開催された。(主催 在大阪・神戸インド総領事館、後援 特定非営利活動法人 堺国際交流協会、協力 堺市)
堺から、堺市立熊野小学校3年生、堺市立月州中学校 美術部、堺市立堺高等学校 漫画文芸部が、インドからはトリオ・ワールド・アカデミー バンガロール校(カルナータカ州バンガロール市)の児童・生徒が協力・出展、それぞれの人物や風景、風土、生活などをモチーフにした作品120点が展示された。来場者は個性あふれる作品を存分に楽しんでいた。
8月に就任した在大阪・神戸インド総領事館総領事 チャンドル・アッパール氏は「インド総領事館を代表して、堺国際交流協会、堺市など皆さんの協力に感謝の意を示したい。児童が違う文化を学び、理解することは意義深いこと。今回の絵画展でインドと日本の友好関係がさらに強まることを確信しています」と話した。
さかい新事業創造センター(S―Cube 堺市北区長曽根町130―42)=写真=には、新たに事業を始める起業家や第二創業として新たな事業に挑戦する中小企業が多数入居。同センターは、これら企業が行う新製品や新技術の開発・研究への取り組みを支援することで、地域経済の活性化や雇用の創出をめざし活動している。
施設には創業準備デスク(4㎡)や事務系のオフィス(15~50㎡)のほか、研究開発系のラボ(30~80㎡)を設け、事業内容や企業規模に応じた賃貸スペースを提供。入居者は、無料で経営支援の専門家であるインキュベーション・マネージャーによる支援を受けることができる。
このほか、ビジネスに興味のあるすべての方が利用でき、様々な方と交流することができるCommunity room cha-shitsu(登録料・利用料無料)を令和5年10月からオープン。コワーキングスペースとしても利用可能。
また、起業に際し必要な知識を習得するためのセミナーも開催している。
同センターは、大阪メトロ御堂筋線なかもず駅と南海高野線中百舌鳥駅から徒歩4分と、利便性の高い場所に立地し、近隣に大阪公立大学もあり産学連携にも最適。入居・シェアードオフィスの利用申込は随時募集中。詳細は同センター(電話072―240―3775 HP:https://www.s‐cube.biz/)へ
4日㈬10時 決算審査第1分科会(市民人権委員会所管事項)
決算審査第2分科会(産業環境委員会所管事項)
5日㈭10時 決算審査第1分科会(建設委員会所管事項)
決算審査第2分科会(文教委員会所管事項)
6日㈮10時 決算審査第1分科会(総務財政委員会所管事項)
決算審査第2分科会(健康福祉委員会所管事項)
11日㈬10時 決算審査特別委員会
18日㈬10時 市民人権委員会
産業環境委員会
19日㈭10時 建設委員会
文教委員会
20日㈮10時 総務財政委員会
健康福祉委員会
25日㈬10時 議会運営委員会
27日㈮10時 本会議
議事の都合により日程などが変更される場合があります。
傍聴などの問い合わせは堺市議会事務局議事課(228―7812)まで。
七月二十六日~八月十一日に行われたパリオリンピック。金二十個、銀十二個、銅十三個、日本選手団はメダル最多獲得記録を更新しました。特に陸上女子やり投げの北口榛花選手は、フィールド種目で女子初のメダルとなる金メダルを獲得しました。
また卓球の早田ひな選手は、帰国後会見で「鹿児島の特攻資料館に行って、生きていること、自分がこうやって卓球を当たり前にできていることが『当たり前じゃない』というのを感じたいなと思って、行ってみたいなと思っています」と述べ話題になりました。
ご承知の通り、オリンピックと戦争は深い関係があります。オリンピックの起源は、紀元前八世紀、長年にわたる戦争と感染症の流行に苦しんでいた国々が、戦いを止めて競技会を古代ギリシャのオリンピアで行ったことにあるとされています。開催期間中は「エケケイリア(聖なる休戦)」が宣言され、約千二百年間続きました。
そして一八九四年に、フランスの教育家クーベルタン男爵によって国際オリンピック委員会(IOC)が設立されて始まった近代オリンピックでも「オリンピック休戦」が提唱され、一九九四年からは国連決議の形で具体化されています。
このようにオリンピックは、「平和の祭典」を理念としていますが、過去五回戦争の影響で中止になりました。また冷戦時代には、一九八〇年のモスクワ大会と一九八四年のロサンゼルス大会は、米ソそれぞれの国が参加をボイコットしました。今大会もロシアとベラルーシの選手は、オリンピック出場が制限されました。
「ロシアによるウクライナ侵攻がオリンピック憲章の理念や『オリンピック休戦』の精神に反する」「IOCが、ロシアとベラルーシに制裁を科している。」「政治的に利用しようとするロシアの試みを阻止する」という理由です。
ただし、ウクライナ侵攻を「積極的に支持していない」選手に限り、中立的な立場での個人参加は認められました。これは選手個人の権利と、オリンピックの理念のバランスを取った試みと言えるでしょう。
一方、この早田選手の発言が中国で誤解を招いた、との日本のマスコミ報道は本当に残念でした。そんなことを平気で報じることができるのは、特攻隊員が残した「家族にあてた遺書」を見たことがないからでしょう。若い人に特攻資料館を知ってもらうきっかけになることを願っています。