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近海練習航海 練習艦 「かしま」 堺入港
堺国際交流協会 加藤均理事長が艦内で講演

堺に入港する練習艦 「かしま」
堺に入港する練習艦 「かしま」

 3月22日、 海上自衛隊、 近海練習航海中の練習艦 「かしま」 (艦長 佐々木輝幸 1等海佐) が最初の寄港地として堺泉北港大浜埠頭に寄港した。
  幹部候補生学校を卒業した初級幹部の海外・遠洋練習航海を前に、 国内各地に寄港するもので近海練習航海としての堺入港は初めてのとなる。
  入港歓迎式典では、 特定非営利活動法人 堺国際交流協会の加藤均理事長 (護衛艦いせ・潜水艦救難艦ちはや後援会会長) が東日本大震災における自衛隊の支援、 国外海域での活動などに対して感謝の意を表し、 「海上自衛隊の皆様は一丸となり国民の期待と信頼に応えるべく日々厳しい任務に従事しておられる。 幹部自衛官に任官され、 将来の自衛隊を背負っていくことになる実習幹部の皆様が、 近海練習航海、 さらに引き続く遠洋練習航海は大変厳しい訓練になると思いますが、 険しい壁の一つ一つを乗り越えることが、 国民の安全・安心につながると思います。 立派な海上自衛官になられることを祈念しております」 と歓迎の言葉を述べ、 続いて、 練習艦隊司令官 淵之上英寿 海将補が挨拶を行った。
  同日午後、 同理事長は、 「戦後の日本の歩みと未来〜体験的平和構築論〜」 と題して艦内で講演を行った。 その中でこれまで堺市において続けてきた国際交流活動を例にとりながら、 平和の意味の大切さを強調した。 また、 現在の日本の平和は、 太平洋戦争の経験から生み出された貴重な財産だと述べ、 自衛隊幹部候補生の今後の活動に期待を寄せた。
  続いて、 日本と東南アジア地域の平和と連携についても触れ、 民間交流が生み出した友好をこれからも国家レベルで維持することの大切さを訴えた。 特に、 インドネシアで終戦を迎えそのまま残留した日本兵が、 現在のインドネシアと日本の友好の礎を築いたことを紹介し、 若い日本人が今後平和の構築に大きな役割を果たすことの重要性を述べた。

実習幹部自衛官を前に講演する加藤均理事長
実習幹部自衛官を前に講演する加藤均理事長


新連載
「堺 未来探訪」@

堺市政レポート 
〜市民目線での市政改革@〜

どうなる、 「堺の未来」
どうなる、 「堺の未来」

 堺市の竹山市長は、 自由自治都市堺の伝統を守り、 政令市として堺を発展させていきたいとの考えから、 大阪都の実現に向けた話し合いを行う大都市推進協議会への参加を見合わせた。 政令指定都市・堺として存続するのか、 堺市を分割するのか、 堺の未来にとって大変重要な選択となる。 堺はこれからどこへ行くのか?竹山市長の真意とは何か?、 特別レポート 「堺 未来探訪」 を通して明らかにしていきたい。
  竹山市長は、 大阪府庁の政策企画部長の職を辞して、 2009年の市長選挙に橋下大阪府知事 (当時) の全面的な支持を受けて立候補、 改革の担い手として現職に大差をつけて当選した。 しかし、 大阪都構想において竹山市長は、 「堺と大阪府に二重行政はない」 と述べ、 堺市を分割してもメリットはないと主張している。
  まちで声を拾ってみると、 都構想に賛成するのか、 反対するのか明確な態度を持っている市民はまだ多くないようだ。 その中で、 3年前に堺に引っ越してきたという40代の男性は、 「橋下氏率いる大阪維新の会は、 選挙で圧倒的な強さを誇り、 竹山市長も都構想に全面的に賛成すれば再選の見込みも大きいでしょう?でも、 それを敢えて選ばず 『堺を政令市として残す』 ことにこだわるには、 やはり堺を分割することで失うものが大きいと考えるのが自然でしょう」 と感想を述べている。
  今後、 都構想と堺については詳しくみていくが、 今回は、 竹山市長が何に重点を置いて市政を運営しているのかに焦点を当ててみた。 「市民目線で市政を総点検する」 というのが、 立候補時に発表したマニフェストの柱だった。 なるほど、 当選以来それまで高額といわれていた市長と副市長ら特別職の退職金を政令市として初めて廃止、 市長交際費、 市長専用公用車も廃止、 徹底的な行財政改革を断行した。
  竹山市長は、 堺ジャーナルのインタビューに対し 「やはり率先垂範が第一です。 当時これから職員にも厳しいことを言わなければいけないと思っていましたし、 まずは自分自身の身を削るということを公約にしていました」 と市政改革の基本姿勢を説明した。
  「市民目線」 で改革を進める竹山市長は、 やはり 「市民目線」 で堺の未来も考えているのだろうか。 自宅から市役所まで自転車や徒歩で通勤するという竹山市長の市政改革を次回もレポートする。



大阪労災病院
看護週間行事

 大阪労災病院 (山田義夫院長・堺市北区長曽根町1179−3) では 『看護の日』 を記念した 「看護週間行事」 が5月8日から開催されます。
  今回のテーマは 「こころまで看る〜感じよう患者の心、 届けよう看護の心」。 様々な行事を通して看護や医療を考える機会となっている。 医学文化教室や病院スタッフなどによるコンサートなど地域の方も参加できる行事も開かれ、 参加が呼びかけられている。 問い合わせは同病院 (072−252−3561) まで。

大阪労災病院 平成24年度 看護週間行事
テーマ:「感じよう患者の心、 届けよう看護の心」

なお期間中、 外来や病棟廊下にパネル展示や体験コーナーを通じて、 看護の伝え PR します。
また患者様や職員の思いを川柳に載せて 「メッセージの花畑」 としての展示も考えており、 川柳の募集も受け付けています。


平成23年度
堺市教育委員会表彰
功績の部

 堺市教育委員会では教育の振興・発展に尽力した方や、 優れた実績を収めた教員などの功績を称える堺市教育委員会表彰 (功績の部) の表彰者を決定した。

役員等
河合泰則 (堺市学校歯科医会 常務理事)、 淺井允晶 (堺市博物館協議会 副会長)、 今西幸蔵 (堺市博物館協議会 委員)、 前田洋子 (堺市文化財保護審議会 委員)、 山中浩之 (堺市文化財保護審議会 委員)

優秀教員
戸田幸司 (三宝小学校 教諭)、 樋上裕恵 (北八下小学校 教諭)、 小山圭子 (陵西中学校 教諭)、 岸 昭弘 (赤坂台中学校 教諭)、 金井孝明 (百舌鳥支援学校 教諭)  敬称略



植木市 開催中

花と緑、 鉢植えや盆栽などの展示即売。 園芸全般に関する相談コーナーも開設されています。
日時 5月6日(日)まで
    9時〜17時30分
場所 大泉緑地
    (堺市北区金岡町)
第一駐車場の北側一帯
入場無料

与謝野晶子文芸館
リニューアル

 堺出身の与謝野晶子の生涯と活動を通じて多彩な業績に触れることができる堺市立文化館 与謝野晶子文芸館の展示内容がリニューアルされた。 これまで以上に詳細な解説に加え、 晶子が訪れた地が一目で分かるグラフィックパネルを設置、 堺市内のゆかりの地、 全国各地を旅した足跡も新たに紹介されている。
  また、 5月13日まで、 「与謝野晶子 生涯と作品」 (第4期) が開催中。 愛用の着物や歌集、 自筆資料など、 約50点が展示。 新しい同館で、 晶子の世界に親しんでください。 JR堺市駅前 (ベルマージュ堺弐番館)。 9時30分〜17時15分 (入場は16時30分まで)、 月曜休館。 観覧料、 一般500円。 電話は072−222−5533。



さつき祭
開口神社

 今年で21年目を迎える開口神社、 さつき祭が行われる。 オープニングセレモニーでは、 すずめ踊り、 大道芸 (大阪大学ジャグリングサークル)、 和太鼓、 吹奏楽 (生野高校)、 ハワイアンダンスなど多くの催しが本堂正面の舞台で繰り広げられます。
日時 5月5日 (土・こどもの日) 10時〜
開口神社
(堺区甲斐町東2丁1−29)


S―Cube〈時代と共に歩む企業 (37)〉
沖縄農園から全国へ
農産物をトータルコーディネート

株式会社AGプロダクツ

株式会社AGプロダクツ
代表取締
石 川  裕 氏

事業内容
 果実の生産、 加工品の製造、 販売までをトータルコーディネート。 沖縄県名護市にある自社農園や提携農家で生産された果実などを 「6次産業」 (農業、 漁業などの生産から、 その原材料を使って加工、 流通・小売までを展開する経営形態) を取り入れ、 独自の商品開発を進めている。 この取り組みは昨年7月、 「おおさか地域創造ファンド」 (地域の資源を活用した新しい事業にチャレンジする中小企業に対して助成金を交付) にも採択された。
  トロピカルフルーツの取り扱いはもとより、 無添加の果実を贅沢に使った 「やんばる果実の発酵ジャム」 〜マンゴー、 パイン、 パッションフルーツなど人気の南国果実をラインナップ〜を製作。 果実が持つ味、 香り、 栄養素を自然のまま凝縮させた点が高い評価を得ている。
  他にもジュースや、 沖縄のサトウキビを使った黒糖くるみ、 ウコン入り辛口ラスク (チーズ味、 しょうゆ味) などの商品も開発している。

今後の展望
  「堺の匠の技」 を使い、 新しい独自の商品を開発して農産業の発展に貢献して行きたい。 また、 S―Cubeに入居されている企業と連携した事業も展開、 堺から全国に情報を発信していきたい。

会社概要
株式会社 AGプロダクツ
代表取締役 石川 裕
堺市北区長曽根町130番地42
さかい新事業創造センター (S―Cube) 208号
TEL
072―254―1088
創 業 2011年2月
資本金 500万円
社 員 4名
http://www.ag-products.jp/


新鮮な果実を贅沢に使った発酵ジャム
新鮮な果実を贅沢に使った発酵ジャム
S―Cubeでビジネスチャンスを掴みませんか!
  鰍ウかい新事業創造センター (S―Cube) は、 新事業の創出に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援しています。
  S―Cubeに入居する数多くの企業は、 事業の成功をめざして日々活躍しています。    (地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
問い合わせ TEL072―240―3775 http://www.s-cube.biz