2月5日、泉佐野市で初めての防災フェスタが開催され、エブノ泉の森大ホール(1300席)で海上自衛隊舞鶴音楽隊によるコンサートが行われた。
同コンサートは、「国民に自衛隊を身近に感じてもらえる機会になれば」と、千代松大耕市長たっての願いで企画された。災害時には自らの命を賭けて国民を守ってくれる自衛隊だが、普段は警察や消防と違って接する機会がなく、国民にとって遠い存在だからだ。大阪府自衛隊家族会泉南地区会(土屋徳治会長)とともに後援した自衛隊音楽隊と集う友の会(疋田耕造会長)・名誉会長の加藤均氏の支援を受け、この日を迎えた。
舞鶴音楽隊は、隊長・髙野賢一1等海尉の指揮のもと、2度のアンコールを含め約2時間超、ザ・吹奏楽な曲から馴染みのある映画音楽までバラエティに富んだ選曲で、ユーモアたっぷりの演奏を行った。その中で、横須賀音楽隊より招聘された泉佐野市出身の女性ボーカリスト中川麻梨子海士長が圧巻のハイトーンボイスを披露。『ドレミの歌』では、観客を誘いともに歌う場面も。
同コンサート入場に必要な整理券は配布当日で終了になるなど大人気だったようだが、実際の演奏を聴くことで、観客はさらに自衛隊を身近に感じていたようだった。
(いせ・ちはや後援会会員 伊藤理恵) |