１月28日、阪神基地隊は企業関係者を対象にした海上自衛隊小松島航空隊所属・哨戒ヘリコプター『ＳＨ－60Ｊ』の体験搭乗を実施した。これは、企業主や採用担当者などに日頃接することが少ない自衛官や実際の職場を見てもらい、企業の多種多様なニーズに応えられる優秀な人材が多数いることを知ってもらうのが狙いだ。大手保険会社、外資系航空機メーカー、総合商社など、多数の企業が参加。その一人の株式会社加藤総合事務所代表取締役社長の加藤浩輔氏は、「実際に基地に足を運び、ブリーフィングを受け、体験搭乗など貴重な経験をさせていただくことで、海上自衛官が自らの危険を顧みず、日夜、私たちの安心安全を守る為に訓練に励まれていることを知った。退職後も素晴らしいリーダーシップを発揮し、会社経営のためにご尽力いただけるのではないかと確信し、退職自衛官の採用を前向きに考えていきたい」と話す。
　すでに退職自衛官を雇用している企業からは、その鍛え抜かれた精強さと磨かれた技能に加え、職務遂行と教育訓練によって培われた企画力・協調性・指導力・実行力・責任感に優れていると高い評価を得ている。退職自衛官を積極的に採用しようとする企業も少なくないそうだ。
　実は、自衛隊は任務の性格上、精鋭性を維持する必要があることから、自衛官の大半が『若年定年制』で50代半ばに、また『任期制』であれば主に20代で退職する。その数は定年制と任期制の退職者を合わせると毎年、約８千名にのぼる。退職自衛官は、生活基盤の確保に加え、自衛隊で身につけた高い技能を発揮し活躍する場を必要としている。国としては、退職自衛官が満足のいく再就職をすることが、隊員の士気の高揚を図り精強な部隊の錬成に資するばかりでなく、将来における優秀な隊員の確保に寄与すると考え、様々な再就職援助を行っている。その甲斐あって、自衛隊では、就職の援助を希望する隊員に対してほぼ１００％の再就職を達成している。
　しかし、阪神基地隊就職援護室の嶋津浩３等海佐は、「自衛官が働き盛りの年齢で退職することを知っている企業は少なく、退職自衛官の就職援護の仕組みもほとんど知られていない」と苦しい胸の内を明かす。企業側の海上自衛隊への理解を深め、その求人数を増やしていくことは重要課題だ。嶋津３等海佐は、「今後も阪神基地隊では入港する艦艇などと協力し、企業関係者を招いた体験航海などを企画している。ぜひ、多くの企業に海上自衛隊を肌で感じ、自衛官の資質の高さを知って欲しい」と意気込む。この件について詳しく知りたい企業関係者の方は、阪神基地隊就職援護室（０７８－４５３－２１４９、直通）まで。

阪神基地隊モニター
伊藤理恵

　一般財団法人堺市なぎなた連盟（加藤利子会長）が主催する「第８回全国なぎなた交流大会」が１月29日、堺市立大浜体育館で開催された。
　全国から集った剣士たちにより各部門で熱戦が繰り広げられた。各部門の成績は次のとおり。
演技の部
優勝　志智朋貴・林田葉純（藤井寺剣道薙刀協会）、２位　堺歩梨・竹内あかり（奈良県チーム）、３位　橋垣苺佳・橋垣糸（斐川スポーツ少年団）
基本の部
優勝　原怜子（白水福祉会どろっぷす）、２位　篠本拓人（堺市なぎなた連盟大浜会）、３位　西崎陽葵（白水福祉会どろっぷす）
男子個人の部
優勝　寒川慎也（雄湊なぎなたクラブ）、２位　石井大登（雄湊なぎなたクラブ）、３位　佐々木航将（汎愛チューリップクラブ）
女子個人の部
優勝　安藤鈴華（養徳館Ａ）、２位今川育海（藤井寺剣道薙刀協会）、３位　森藤千晴（香川県なぎなた連盟）
団体の部
優勝　養徳館Ａ、２位　養徳館Ｂ、３位　香川県なぎなた連盟

「終戦のとき」（四）

　満鉄社宅に入った私達に元下士官が、どこかに日本人会ができているはずだから、これからのことを相談してくるようにと言われ、あちこち探しまわって、やっと見つけたが何ら具体的な事は決められないとの事で具体的な結論を得ることもできずに帰ってみると、なんと軍隊の大八車に身の丈の倍はあるぐらいの高さの積み荷を積んで全員が帰ってきた。そこにはお米や砂糖をはじめ食べ物が揃っている。「ニ・三年は暮らせる」という冗談をいう者もいた。その夜は、寮内全員に大鍋二杯のぜんざいが大振る舞いされた。
　これでなんとか食と住が安定したと一服したら、満鉄の鉄道電話局から電信員の人がいたら手伝ってほしいとの要請が入った。三名で応援に出ることになった。徹夜勤務で二階の窓から「ピーヒャラピーヒャラ」と音楽が聞こえてきたので、のぞいてみたら八路軍が進駐してきた。（次回に続く）

江副　良治（90歳）
（堺区一条通９-22・
風車通り

事業内容

法人設立時の必需品の製造及び販売
会社印・法人印をはじめ、ロゴ、似顔絵などの「しるし」に関連するアイテム、名刺などの印刷物など起業・開業に必要なものを取り扱う。
それらの商品を全国約２８０の司法書士、行政書士、税理士事務所と提携して販売している。
個人に対して印章などの販売も広く行っており、ネット上でも、本店のほか、楽天、ヤフー、ポンパレモール、アマゾンなどで販売中。
法人設立をする際、手続きを専門家に依頼したうえで、会社印はハンコ屋で制作依頼するのが通常の流れであり行政書士でもある片山氏のもとに、会社印の作成について相談を受ける機会が多く寄せられていた。
そこで「法人設立手続きだけでなく、会社印も手軽で安価に購入できるワンストップの仕組みをつくろう」との思いから起業を決意したという。

Ｓ-Ｃｕｂｅ入居について
Ｓ－Ｃｕｂｅの信用性、インキュベーション・マネージャーや事務所の方々による多くの支援とともに、入居企業との繋がりが大変有益に思います。情報交換とともにビジネスパートナーにもなっています。

今後の展望
全国の司法書士・行政書士などとの輪をさらに広げながら、オリジナリティを大切に「しるし堂」にしかできない仕事を続けていきたい。

会社概要
株式会社　しるし堂
代表取締役　片山　正吾
堺市北区長曽根町１３０－42
さかい新事業創造センター
（Ｓ－Ｃｕｂｅ）３２３号
電話 ０７２－３５０－４３０６創業 ２０１２年
資本金 ８００万円
従業員 ２名