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10月13日早朝、就役以来所属した4群4護隊から2群2護隊に編成替え、母港も呉から佐世保へと移った護衛艦「いせ」(艦長 髙田昌樹 1海佐)が1年4か月ぶりに鳥羽港沖にその姿を見せた。第2護衛隊群司令(泉博之海将補)が乗艦し転籍後初、就役後6度目の訪問となる今回、群司令はじめ2群司令部9名と共に艦長を含む15名が参拝した。 |
消防隊の訓練、音楽隊の演奏、一斉放水など |
11月5日、平成29年度近畿整備局・堺市合同総合防災訓練(主催 国土交通省近畿地方整備局・堺市)が堺泉北港堺2区基幹的広域防災拠点で実施された。=写真= |
4日㈪・5日㈫・6日㈬10時 |
先月のトランプ大統領によるアジア歴訪は、アメリカの対中国政策構築に向けた地ならしといえますが、一つの側面として、北朝鮮政策への中国の関与促進がありました。 「北が核を放棄するのなら、四つを約束するから交渉に乗って来い。①米国は北の政権交代は求めない、②北の体制崩壊も求めない、③軍事境界線を米軍は超えない、④朝鮮半島の統一を急がない。」これが「四つのNO」です。北の核全面放棄を促すいわゆる「飴玉」といえます。 六回目の核実験後の国連決議の際、中国の国連大使が改めて言及し、アメリカに確認したのが、この「四つのNO」でした。四月の最初の米中首脳会談後、中国が米国と北朝鮮を仲介するにあたって、「手ぶらじゃ、北は乗ってこないから」として米国に求めた条件だったと思われます。 中国としては、トランプ大統領に軍事行動の号令をかけられたら困る。北が崩壊すれば、中国は、米国の影響下の韓国と直接、国境を接することになり緩衝地帯を失います。つまり「四つのNO」を交渉材料として、北を話し合いの場に乗せるしかない、と中国は思っているのでしょう。 しかし北朝鮮側には中国に対する強い不信感があるのです。「四つのNO」の中に、わざわざ「北の政権交代を求めない」が一つの項目として入っているのは、過去に米中ともに「政権交代」つまり金正恩氏を降ろそうという考えがあった証左です。金正恩が張成沢を粛清したのも、張氏が中国と連携して金正恩を排除しようとしたから、ともいわれています。 十一月十七日、中国対外連絡部のトップ、宋部長は十月の共産党大会の結果を説明するため、習近平国家主席の特使として平壌を訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長の信頼がとりわけ厚いとされる側近のチェ・リョンへ副委員長と会談しました。トランプ大統領の訪中を受け、中国が北朝鮮との人的パイプ再構築を始めたとみることができます。トランプ大統領は、北に圧力をかけられるのはやはり中国しかない、と改めて伝えたのでしょう。 |