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 「堺刃物」の魅力を発信

平成30年 堺刃物まつり

会場内の様子
会場内の様子

 今年で31回目を迎える「堺刃物まつり」は、堺の伝統産業である「堺刃物」の価値観を高め、さらなる普及促進を図ることを目的に、堺市産業振興センター(堺市北区長曽根町183番地5)で4月21日㈯・22日㈰の両日とも午前10時から午後4時に開催される。
 今回も、古式鍛錬(火づくり)の実演(手作業による包丁の鍛造)の他、刃物製造工程の実演(銘切り、包丁の柄付け、木柄の口金入れ等)、堺刃物の展示・即売(包丁、生け花・園芸用ハサミなど)をはじめ、刃物のクリニック(包丁やハサミの研ぎ直し・有料)、まぐろの解体・即売(22日のみ)、中華料理研究家・程一彦さんのトークショー、リンゴの皮むき・えんぴつ削り大会、クイズラリー、似顔絵コーナー(有料)、とれとれ市(新鮮な魚介類の販売)、堺などの特産品即売コーナー、そば打ち実演販売、大阪府立堺工科高校の生徒の鍛造作品の展示など、刃物に関する魅力あるイベントを中心に、各種催し物がおこなわれる。
 入場無料。主催は、堺刃物まつり実行委員会、協賛は、南海電気鉄道株式会社、阪堺電気軌道株式会社、泉北高速鉄道株式会社。

お問い合わせ
堺刃物商工業協同組合連合会
電 話
072―233―0118
FAX
072―238―8906


日越堺友好協会
30年度総会

 ベトナムとの経済、文化交流を進めながら、企業間のビジナスマッチングなど幅広い友好事業を進める特定非営利活動法人 日越堺友好協会(加藤均理事長)の平成30年度総会が3月13日、ベトナム総領事館(堺区)で行われた。
 同協会の名誉会長のベトナム総領事館 ヴー・トゥアン・ハイ総領事は「日越堺友好協会は設立以来、経済、文化など多くの分野で両国の友好関係の推進に貢献されていることを高く評価しております。引き続き皆さんとの協力関係を強化していきたい」と挨拶を行った。=写真=
 加藤均理事長は「今年は日越国交樹立45周年、領事館の堺移転10周年という記念の年です。領事館、会員の皆様とともに記念事業を成功させ、友好関係をさらに高めていきたい」と話した。
 今月中旬には、総領事館と同協会の協力のもとベトナム共産党中央委員・ビンディン省党書記・同省人民評議会議長 グエン・タイン・トゥン氏とビンディン省の幹部15名が堺を訪れ、経済セミナー(11日・在大阪ベトナム総領事館)の開催やベトナムと関係のある企業の視察などが予定されている。
 同協会はビンディン省におけるマグロ漁業支援、日本の文化を通じて友好を深める事を目的としたさくらの苗木と錦鯉の寄贈・飼育支援事業などを精力的に進めており、ベトナム国家から高い評価を得ている。
=写真=


小学生が熱戦
堺かるた大会

=写真=
 堺区の市小学校において「2018 堺かるた大会」が開催され、堺市内の小学生141人が参加して熱戦を繰り広げた。
 対戦では3人が一つのチームとなり、かるたを挟んだ2チームが取り札の合計枚数を競い合う。トーナメント制の勝ち抜き戦で優勝者が決定する。
 同大会は平成25年から地域のロータリークラブが復活させた。大会と共に昭和51年発行のご当地かるた「堺かるた」も復刻させて市内の小学校に寄贈するなどの活動が実り、徐々に市内の子どもたちに広まってきている。
 運営には堺かるたの復刻と販売を行っている「『堺かるた』の会」や堺市子ども会育成協議会、堺清陵ロータリークラブなどの団体が携わる。また、それぞれの対戦を見守る審判にはボランティアスタッフが多数参加し、地域の子どもと大人が一体となって盛り上げる大会となっている。
 今大会の優勝者は堺市立市小学校から参加した新田麻菜美さん、猪木純名さん、坂口深紗葵さん(6年生女子チーム)。昨年に引き続いての2連覇を成し遂げ、小学校生活最後の大会を笑顔で締めくくった。
・『堺かるた』とは
昭和51年に初版が発行された、堺の歴史や文化をわかりやすい5・7・5の言葉で表現したご当地かるた。堺っ子に広く紹介して歴史ある堺への郷土愛を育むため、現在は『堺かるた』の会が発行、市内の書店などで購入できる。販売価格は税込み1080円。
2連勝を果たした市小学校6年生女子チーム
2連勝を果たした市小学校6年生女子チーム


VIWE21
コンサート

「~スプリング
     コンサート~」

日時 4月13日㈮
12時10分開演
場所 堺市役所
高層館展望ロビー
出演 川下響子(ソプラノ)、矢崎真里(ピアノ)
曲目 「スタンド・アローン」、「くちなし」、オペラ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」、『ふるさとの四季』より「故郷、春の小川、朧月夜」、オペラ『蝶々夫人』より「ある晴れた日」
入場無料
主催 VIEW21実行委員会
問い合わせは、堺市文化課(228―7143)まで。



投稿 
本屋のおやじのひとりごと 
其の四十六

「終戦のとき」(十六)

 (前回からの続き)亡くなった多くの方々を埋葬したが、翌年の3月頃、中国政府から土から掘り起こして火葬するようにとの命令が出た。3月というのに土中は氷でガチガチ、遺体は埋葬した時のまま丸太のように固くなっている。馬車に山積みし、かける覆いも無くロープで固定し郊外に。後になって枕木に乗せて火葬したと聞いた。国では一日も早い帰国を待っているであろうに。
 毎日、日本人通行禁止区域へ砂糖を仕入れに行くのに、出発前には必ず、水杯を交わして出かけたものだ。人はどんなに苦しい時でも、甘いものには目が無いようで、仕入れ分は全て完売した。(続く)

江副 良治(90歳)
(堺区一条通9-22・
風車通り

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他市からの行政視察

1月30日 静岡県 1人
・がん対策推進条例について
・訪問販売お断りシールの取り組みについて
1月31日 山形県山形市 4人
・キッズサポートセンターさかいについて
2月1日 福岡県宗像市 7人
・議会力向上会議・議会基本条例の運用について
2月1日 岐阜県大垣市 7人
・シティプロモーション認定事業について
2月2日 北九州市 2人
・シティプロモーションについて
・ものづくり企業支援の取り組みについて
2月2日 広島市 19人
・J―GREEN堺について
2月5日 埼玉県川越市 13人
・雨に強いまちづくりについて
2月6日 東京都東大和市 8人
・子育て世代包括支援センターについて
2月7日 福島県福島市 10人
・大学との連携をはじめとした6次産業化の推進と農業の魅力向上の取り組みについて
2月15日 岡山市 6人
・堺市中心市街地活性化基本計画について



S-Cube〈時代と共に歩む企業 (109)〉

橋梁耐震補修の鋼板
 切断・一次加工のスペシャリスト

一般社団法人 すまいるライフ協会 代表理事

株式会社 ナカミ 代表取締役
中三川 顕洋 氏

事業内容
 橋梁の耐震補強に使う鋼板をメインに一次加工(切断)を行う。
 高度経済成長期に作られた橋梁は老朽化が進み、早急な耐震補強や補修工事が必要になっているが、工事に必要な鋼板の調達が追いつかず、そのまま放置すれば安全性に問題が出てくる橋梁が多数存在しているのが実態となっている。
 橋梁工事に用いられる鋼板製造は、一定の基準をクリアした規格鋼材を用いて、橋梁ごと、補修部位ごとに一枚ずつ違う寸法や厚みの鋼板を作ることが必要。
 同社の製品は、老朽化した高速道路や橋を補強・補修する落橋防止装置や変位制限装置などに使用されている。これらの装置を付けることで、設計当時では想定されない大規模地震が起こった際に高速道路や橋の損傷軽減、 落橋などの被害を防ぐことができる。
 橋梁補修用厚板(鉄板)の規格の種類、在庫は関西一をほこる。また、在庫入庫から製品出荷までを証明する管理システムや、製品番号を機械で記入できるインクジェットシステムの導入など品質保証にも力を入れているという。小ロット、多品種、短納期など顧客からの要望に応えている。

今後の展望
 自社工場で月産250トン体制を整え、インフラの老朽化、橋梁の補修保全という社会問題を解決する一翼を担える会社に成長するよう社員一丸となって挑戦を続けたい。
 さらに、弊社の業務を、安全な社会の基盤を支える重要な仕事と捉え、志を分かち合える若手を育成しながら、この事業を次世代に引き継いでいくのが大きな目標です。

会社概要
株式会社 ナカミ
代表 中三川 顕洋
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)315号
TEL 072―350―6093
創業 2012年
資本金 1000万円
従業員 14名
http://www.nakami1111.ja/

ファイルに取り付けられたICタグ

施工された鋼板
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