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大阪労災病院
看護週間行事

 大阪労災病院(田内 潤院長・堺市北区長曽根町1179―3)では『看護の日』を記念した「看護週間行事」が5月9日㈬から11日㈮まで開催される。
 看護協会のテーマは「看護の心をみんなの心に」。今年度は産婦人科看護専門外来、フットケア外来、リンパ浮腫看護専門外来、ストマケア外来、心不全看護外来を要する看護専門外来を主に紹介します。認知症に関する公開講座など地域の方も参加できる行事も行われ、看護や医療を考える機会となっており、広く参加が呼びかけられている。問い合わせは同病院(072―252―3561)まで。
記念行事	ナイチンゲール生誕祭(入院中の患者様に記念品をお配りします)

堺中央
ソフトボール連盟
平成29年度総会

 堺市深井地区を中心に南大阪泉州地域の10チームで構成される堺中央ソフトボール連盟の平成29年度総会が、2月25日、深井中町会館(中区)で開催された。
 創立43周年を迎える同連盟はスポーツを通じ、健康促進と地域交流に務めている。
 山本智章理事長は「今年の連盟目標『一致団結 中央連盟』のもと、チームが団結し連盟活動を強化していきたい」と挨拶を行った。=写真=
平成29年度リーグ戦成績
優勝 日進クラブ、
準優勝 西中、Rusty
優秀選手賞 鍛治谷慎一(西中)、小畑朋也(日進クラブ)

=写真=

堺鯉来いまつり

 内川・土居川に「鯉のぼり」を揚げ、地域の活性化を進める堺駅前商店会(坂口庸一会長)と近隣地域などが主催する「堺鯉来いまつり」が今年も開催されます。金魚すくいなどの昔ながらの縁日コーナーなど楽しいイベントが盛りだくさん。4月8日㈰11時から16時、南海本線堺駅周辺の内川・土居川河川敷(堺区)で。小雨決行。

“並松にて”
堺 町並み スケッチ(218)
野 村 亜紀子 

天神という町
野 村 亜紀子

 春はいい!明るい陽射し、暖かい空気、花が咲き、木々の新芽がかわいくて、心から命を感じます。
 先日の個展では多くの方に御来場いただき、充実の日々を過ごし感謝の思いいっぱいでした。同窓生とは戦後の話が、幼児ではあったが印象に残る状況で覚えている景色です。どぶ川だった、土井川・内川の変わりようは驚きで、そう言えば、想像を絶する街の変化は、洋式化した、建物、日常生活、交通、通信手段の変わりよう。飛行機がひっきり無しに飛び、空に道路が出来、日常生活が電化され、衣料品が安く手に入り、豊食といわれる程食料品があふれ、各家に風呂が有り、水洗トイレとなり、生活はまるで違ったものに。こんな事を70年前の小学生の私達は夢にも思わなかった。これは手塚治虫のマンガだったのです。
 絵描となった私は、いつも、記憶にある建物を探している様です。そう昭和の臭いのする物を。このあたりは戦火に逢わなかった。古い街という印象のまま味のある風景を造っています。大好きな街並み、ずっと残っていくといいのですが――。


「酢屋一族の日本史」出版

 堺市出身の酢谷能政氏は「酢屋一族の日本史-加田主岐の系譜/時代の転換を支えた堺衆」を発刊した。
 本書では幕末の混乱期、桂小五郎(のちの木戸孝允)がたびたび堺を訪れ、それに関連して、堺で町民の集団捕縛という悲劇があった史実をきっかけに書かれたもので、堺の町がどのようにできたのか、どのように発展してきたのか、また堺の歴史が日本史全体に大きく関わっていることを、酢屋一族の歴史とともに紹介されている。
 酢谷氏は「古墳時代と現在の堺とが繋がっていることのヒントがあり、堺市の皆様にも、この本を通じて自分の町の歴史に関心を持っていただくことは、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を後押しする一助になると考えています」と話す。
 花伝社刊、2200円(税別)、一心堂書店(堺区出島町2―3―11・南海本線湊駅前、241―4105)ほか、市内書店で発売中。

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国防と神社 ⑵
「国防の連続性を象徴する楠公さん」

名城大学非常勤講師 久野 潤

 産経新聞で連載され、先ごろ大河ドラマ誘致協議会も結成されたことで注目を集めている楠木正成公(以下「楠公」)。後醍醐天皇による建武中興(いわゆる建武の新政)の忠臣として知られる楠公は、特に戦前日本においては日本人の手本として広く崇敬(信仰)された。その楠公を祀る別格官幣社として明治五年(一八七二)に創建された湊川神社には多くの軍人が参拝し、東郷平八郎元帥や乃木希典大将ゆかりのものも奉納されている。また、本年の大河ドラマ主人公である西郷隆盛が設立した私学校は、薩摩藩士有馬新七が楠公木像を祀った楠公神社を校内に移して守護神とした。陸軍の陸軍少年戦車兵学校や中野学校敷地内の校内神社にも楠公が祀られ、命がけの任務に耐える心のよりどころとなる。さかのぼれば幕末、吉田松陰をはじめとする志士たちが湊川神社の前身となる楠公墓所(水戸黄門こと徳川光圀により建立)に参拝して国をまもる誓いを立てた。現在でも海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」の艦内神社には、千早神社の神札が祀られている。千早神社は、楠公が鎌倉幕府の大軍相手に戦った金剛山の千早城本丸跡に楠公を祀る神社である。幕末の志士や戦前の軍人、そして現在の自衛官が偉大な先達として仰ぐ楠公も、国防の連続性を象徴する存在と言えよう。



ベトナム
ファン・バン・カイ元首相 死去

=写真=
 ベトナムのファン・バン・カイ元首相が3月17日、死去した。
 堺区の在大阪ベトナム総領事館には、竹山修身堺市長、日越堺友好協会 加藤均理事長をはじめ、多くの市民が弔問に訪れた。

第百十三回
無縁物故者慰霊祭

 3月21日、大阪ベイプラザホテル(堺区)で「第百十三回無縁物故者慰霊祭」がしめやかに営まれた。
 同慰霊祭は生前、社会のため尽力されたにもかかわらず、看取られる縁者や知人もおられず、この世を去られた方々の霊を慰めようと、㈱新生社代表取締役、加藤均氏が祭主となり、毎年、春分の日、秋分の日に執り行われている。祀られる御霊は三百三十四柱にのぼっている。
 当日は、八田荘老人ホーム、福生会老人ホームの方々をはじめ、行政関係者、一般参列者など約200人が本光寺、妙法寺、風間寺、法輪寺、本源院の住職、副住職による読経のもと献花を行い、御霊の冥福を祈っていた。

祭文を読み上げ御霊の冥福を祈る加藤均祭主
祭文を読み上げ御霊の冥福を祈る加藤均祭主