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美原区に
(仮称)堺市総合防災センターを整備

~災害に強いまち・堺の実現にむけて~

(仮称)堺市総合防災センター(イメージ)
(仮称)堺市総合防災センター(イメージ)

 近年、全国各地で集中豪雨や台風などの自然災害が猛威を振るうとともに、切迫性が指摘されている南海トラフ巨大地震の発生が懸念されている。そのような中、堺市では地域社会との連携のもと、自助、共助、公助の連携による地域防災力の向上を図り、災害に強いまちづくりを推進することを目的として美原区域で「(仮称)堺市総合防災センター」の整備を進めている。
当施設最大の特徴は、市民が消防隊の利用する施設を使って訓練・体験ができることだ。現有の戎島訓練場の訓練機能を集約することを計画し、5棟の建物で構成する。自主防災組織や地域の防災リーダー、企業の従業員、小中学生など市民が訓練の実施や防災知識を学ぶための防災啓発施設をはじめ、消防職員及び消防団員が複雑多様化する災害等に対応するための教育や訓練等を実施できる消防訓練棟、救助訓練施設、水難救助訓練施設のほか、食糧・生活必需品等の備蓄、支援物資の集積・配送拠点機能をもつ備蓄倉庫を整備する。
防災啓発施設は、幅広い来館者により分かりやすく、身近に防災知識を習得してもらうため、堺市の地域を災害特性別に「臨海部」、「都心市街地」、「内陸部」、「丘陵地」の4つに分け、より地域の実情に合った災害学習が行えるように、地域ごとの災害特性を学べるしくみにしている。
また、最大震度7を体感でき、揺れに合わせて家具などが散乱する動画を壁面や床面に映し出し、臨場感を高めた地震体験装置を設置する。
従来の防災センターでの体験学習や地域の防災訓練よりもさらに深く、さらに進んだ学習・訓練を目指して、技術向上だけではなく判断力や観察力も身につける「真・体験」を実現していく。
大規模地震等の非常時には、全国からかけつける緊急消防援助隊等の集結場所としての機能や、消防局庁舎などが被災した場合における代替機能、支援物資の配送拠点機能などをもつ広域的な災害応急対策の拠点施設として整備する。
2019年まで敷地造成外工事を実施した後、2020年から建設工事に着手し、2021年度供用開始を予定している。

【計画概要】
名 称 (仮称)堺市総合防災センター
所在地 堺市美原区阿弥129番地
敷地面積 約20,000㎡
建築面積 約4,400㎡
延床面積 約8,500㎡
構造・階数
管理棟・防災啓発施設
RC造+S造 地上2階建
消防訓練棟
RC造 地上5階地下2階建
救助訓練施設
S造 地上6階建
備蓄倉庫・消防隊常駐施設
S造 地上2階建
水難救助訓練施設
RC造 地上2階建
建設工事費 約40億円


堺でアジアを感じよう
堺・アセアンウィーク2018

楽しいイベント盛りだくさん、堺・アセアンひろば
楽しいイベント盛りだくさん、堺・アセアンひろば
 「堺・アセアンウィーク2018」のイベントが10月9日から21日、市内各所で開催される。
◆堺・アセアンひろば(入場無料)
 アセアン諸国と堺の伝統的な文化を、ワークショップでの体験を通じて紹介。(タイハーブ入り香り袋づくり、タイのお菓子作り、堺かるた大会、アセアンぬり絵コーナーやクイズラリー、子ども民族衣装体験など。※内容変更の可能性あり)
 また、フードフェア(有料)ではエスニック料理の実演販売とアジア雑貨のPR販売が行われる。
日時 10月14日㈰10時~16時
場所 堺市役所 市民交流広場(南海高野線堺東駅すぐ)
◆写真展(入場無料)
 フォトコンテスト応募作品のうち、事務局による1次審査を経た写真が展示される。来場者による投票(応募写真の審査)も行われる。
期間 10月9日㈫から10月18日㈭9時~17時30分(最終日は正午まで)
場所 市役所本館1階エントランスホール(南海高野線堺東駅すぐ)
◆アセアン映画フェスタ
 普段あまり観る機会のないアセアンの映画の上映会が行われる。事前申込は不要。当日作品毎に先着150人程度。入場無料。※全映画日本語字幕付き、吹き替えなし。
日時 10月15日㈪「ベトナム「草原に黄色い花を見つける」14時30分~16時30分、16日㈫ラオス他「ラオス 竜の奇跡」10時30分~12時30分、マレーシア他「世界を救った男たち」14時30分~16時30分。
場所 パンジョ5階、パンジョホール(泉北高速鉄道泉ケ丘駅すぐ)
問い合わせは堺・アセアンウィーク実行委員会(072―222―7343)まで。
アジアの人たちとふれ合おう
アジアの人たちとふれ合おう

西中 逆転劇で
6年ぶり3回目の優勝
堺中央ソフトボール連盟 理事長杯

優勝した西中
優勝した西中
 堺中央ソフトボール連盟(山本智章理事長)の第42回理事長杯トーナメント争奪戦が開催された。決勝戦は深井中央中学校グランドで中町NEOトパーズと西中で行われた。
 先制された西中は、1回1番打者の堀ノ内功選手の二塁打を皮切りに、坂東広夢選手、山口佩選手の三連打と盗塁で2点を挙げ、続く一死一・三塁のチャンスに犠牲飛で同点にした後、3回山口選手、柴田慎之介選手、中野仁浩選手の強力クリーンナップが、2安打・敵失と犠牲飛で2点を挙げ逆転した。4回には9番鍛治谷慎一選手のソロ本塁打でダメ押し点を挙げ中町NEOトパーズの攻めを退けて逃げ切った。
 中町NEOトパーズは、1回一死三塁のチャンスに3番大谷洋史選手の二塁打で先制、4番増田貴光選手の2点本塁打で3点を挙げたが、2回以降もチャンスを作るが、鍛治谷投手に後続が抑えられ涙を飲んだ。

投稿
新版広辞苑によせて

 十年ぶりに、あの国民的辞書広辞苑第七版が刊行された。時を置かずにカシオの電子辞書に全て収録されたと、大きくテレビCMが流れていた。
ところで、日頃我々の言葉遣いで気になることについて、書いてみる気になった。
まず、「奴・ヤツ」という言葉の多用だ。広辞苑によれば、①人を卑しめていい、または目下の者を親しんでいう語。②物事を乱暴にいう語。「こっちの――をくれ」卑しめていうとき、また無遠慮にいうときに用いるとある。使いやすく便利なのだが、あまり聞こえの良い言葉ではないだろうか。「ヤツ」は素敵な女性も、またアナウンサーでさえも時々使っているのに驚く。これに代る言葉として、「モノ」「分」という良い言葉があるにも関わらず、相当頻繁に使われており、言語生活の無頓着さを示すものではないか。
さらに「少し」「ちょっと」「一応」「まぁ」「ないことはない(どっちだ?)」の多用だ。遠慮がちにか、話の端々に使われている。奥ゆかしさなのか、自信が無く決め付けることがはばかられるのか、物事を断定することは難しいものではあるが…。これは議論や長い挨拶を嫌う体質、狭い同質村社会での融和を重視する、日本人の歴史的深層心理に根差すものではなかろうか。
また、何気なく使われている言葉で気になるものが沢山ある。政治家や作家・文化人は自国のことについて、なぜ「この国」というのか? 無論「日本」と言う人もいるが、注視しているとたいていの人は「この国」を使っていると思う。なぜ「わが国」と言わないのか?「この国」とは第三者的に突き放した、評論家風に話す感じであり、外国のことを指す際にも使えるものだ。
いわゆる客観的、国際主義的立場とも思えない。自身が寄って立つ土台であるのに、「わが国」というのが心理的に気恥ずかしいのだろうか。単純な国家主義ではないが、何となく気になる。意識は言語へと結びつき、言語は行動を規定するだろう。歌謡曲の歌詞が、よく考えられた素晴らしい言葉でちりばめられていて、感心する時がある 暮しの中での豊かな会話を思い、広辞苑刊行にちなんで考えてみた。

― 付論 ―

 提案 「本の日」が記念日となるが、さらに国民の祝日に ~晴耕雨読の、祝日の無い6月案~

 「海の日」があり、「山の日」も制定されたが、それでは「川の日」も考えられなければならないだろう。ではなぜ、祝日「本の日」の機運がないのだろうか。「本」「読書」は文化国家の基本であると強く思う。昭和三〇年代頃までは、豊かでなくても、一般家庭は日本の歴史・日本の文学や百科事典を手近に揃えようと思っていたものだ。その向上心の文化的エネルギーが、日本の高度成長期を支えたのだろう。
根本・本質・本来・本音・本性など「本」の付く重要な熟語は山ほどある。「日本」もそうだ。これは何を意味するものだろうか。

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株式会社しるし堂
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片山社長(右)、奥野取締役(左)と最新鋭のレーザー彫刻機
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事業内容
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・ハンコ―会社印、ゴム印。全国の司法書士、行政書士、税理士など会社設立を業とする約300の事務所と連携して印を販売する。電子印鑑や外国人にハンコなど幅広いニーズに対応している。
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会社概要
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代表取締役 片山 正吾
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