前回、梅毒の話を書き始めましたので私が医学部を卒業した頃を振り返ってみたいと思います。
その頃は、STD(或いはSTI)などといわずに、「性行為感染症」(性行為などにより感染する病気)とそのまま呼ばれていました。
STDで母子感染を引き起こしますが症状が重いものを3つ上げれば、①梅毒、②ヘルペス、③尖圭コンジローマであります。(子宮頸がんは加えていませんが、この疾患が最も問題のあるものです)
私が卒業当時のインターンは皆、学生生活の続きのようで、ほとんど何もせずに過ごしていたように見えました。今となって思えば、この1年こそ貴重で重要な日々であったと思う。東大はよく知らないが、これに準ずる病院で、カリキュラムにのっとっていたのは、東京逓信病院と関東逓信病院と聞いたので、試験を受け、採用していただきました。私を含め17名が一緒に学びました。とても厳しかったが、毎日の勉強の中で新しいものに出会い、楽しく充実していた毎日だった。
その頃の同僚とは、いまだに長いお付き合いをしています。その後、大変ご指導をいただいた安井修平先生から訓示があり、「医師になり勤務先から早く帰るような医師にはなるな。夜9時まで勉強しなさい」、医師を目指す女性の方々には「早く帰宅するような医師とは結婚しない方が良い」といわれていたののをよく覚えている。(次回に続く)
淵レディースクリニック
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