50歳を機にマラソンを始めた、堺市南区在住、深井駅前で不動産業を営む松平進氏(63歳)。大阪・京都・神戸・加古川など関西で主要なマラソン大会で軒並み優勝という輝かしい経歴を持つ。フルマラソン51回・年代1位 13回(内、サブスリー34回)、ハーフ23回・年代1位 5回、10㎞ロード20回・年代1位 6回、トラック23回・年代1位 18回。昨年2月に開催された京都マラソンでは堂々の2時間52分28秒という記録を出し「第15回全日本マラソンランキング」男子62歳の部の第1位(2815人中)となった。
「トラック競技は大阪マスターズに入会した60才から始めました。優勝回数(42回)のほとんどは還暦になってからのものです。初フルの淀川マラソン(50才時)では、何の根拠も無く、4時間は切れるだろうと考えて挑みましたが、後半では膝や股関節が痛くて、歩いたり走ったりで、24分もオーバーしてしまいました。レース後の1週間程は、筋肉痛とかで歩くのも大変だったことを覚えていますが、ゴールした時の達成感のほうが勝っていたので、そこからどっぷりと嵌まりました」と振り返る。
「記録がのびることも励みになるが、ライバルや仲間ができることが大きな楽しみです」とマラソンの魅力も語る。
健康のため45歳から金剛山登山も続け1470回の登頂を迎えた。健康の秘訣を尋ねると「ウォーキングでもマラソンでも、無理なく楽しみながら汗を流すことが一番。ご飯もお酒もおいしくいただくこと」。
今月行われる紀州口熊野マラソン、京都マラソン(シード選手)にも出場。 来年、4年に一度開催される「ワールドマスターズゲームズ2021関西」の出場と大阪の最速記録更新にも挑戦する。「93歳のマラソン完走ランナーもおられます。生涯現役。これからも元気に楽しく走り続けます」堺の市民ランナーのレジェンド・松平氏の青春は終わらない。
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