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特定非営利活動法人日越堺友好協会の加藤均理事長は、ベトナムのビンディン省ヴィンタン県ヴィンソン群に桜の新名所を開発中であることを発表した。 |
日時9月22日(火・祝)開演1400 |
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政府は地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の配備計画を事実上断念し代替策の検討に入りましたが、「弾道ミサイル防衛」の本来の意味をご存知でしょうか。 「弾道ミサイル防衛」で排除するのは、「弾頭に核兵器を搭載」した「弾道ミサイル」です。これは国家の運命を決める兵器ですから「戦略兵器」といいます。米露中はこれを保有し、結果的に核戦争を抑止してきたのです。 ところが冷戦後、北朝鮮のような「ならず者国家」や「テロリスト」などもこの「弾道ミサイル」が持てるようになってしまいました。「抑止だけではなく撃ち落とす」として、米国は多額の軍事予算を投入し技術開発に入りました。 弾道ミサイル防衛は、通常のミサイルに対する防空とは違います。例えば「戦闘機が発射するミサイル」は、マッハ2前後で飛行しますから、直前で爆発させる「破片効果」で撃退できます。ところが「弾道ミサイル」は、マッハ5以上の超高速なため、破片が発生する前にすり抜けてしまいます。そこで米国は核弾頭に「直接衝突」させる高度な技術の実用化に成功したのです。 このように「弾道ミサイル防衛」とは、「戦略兵器を撃退する戦略兵器」であり、「高価な弾道ミサイルを発射しても、撃ち落とされるからやめておこう」と、相手の攻撃意図をくじく「拒否的抑止力」でもあるのです。 ですから、有事の「防御」に関する「戦術的」議論は自衛隊と米軍との話し合いにまかせ、政治家や学者は、平時における「抑止力」についての「戦略的」議論をすべきなのです。 例えば「敵基地攻撃」も「弾道ミサイル防衛」の「抑止力」の範疇にあると私は思っています。「弾道ミサイル発射の兆候を察知したら攻撃する」といいますが、発射前にターゲティングできるレベルの情報は入手できません。ただ一旦発射されたら、場所はピンポイントで特定できますから、航空自衛隊が導入する中距離ミサイルで「発射基地を破壊する」とすればよいのです。 「日本に弾道ミサイルを発射すると、撃ち落とされる上、基地も破壊される。」日本も今の「拒否的抑止力」に、「少しの懲罰的抑止力」を持てばよいのです。 |