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インド写真展 開催

 インド独立75周年を記念した写真展「インドの文化と人々」(主催 在大阪・神戸インド総領事館、共催 特定非営利活動法人 堺国際交流協会、協力 堺市)が8月10日から16日、堺市役所1階ロビーで開催された。
堺の誇る独自の長い歴史・文化とインドとの共通点を探る視点から企画された写真展で、世界遺産タージマハル、祈りの儀式「ガンガー・アールティー」、ヒンドゥー教の大祭「トリシュール・プーラム」など約50点が展示され、日本では見ることができない色鮮やかなインドの文化が紹介された。今後、広島、福岡でも開催される予定。
衆議院議員 左藤章氏が来場、インド総領事館 サンジーヴァ・ジャイナ館長兼領事から説明をうけた。(8月16日)
衆議院議員 左藤章氏が来場、インド総領事館 サンジーヴァ・ジャイナ館長兼領事から説明をうけた。(8月16日)
 在大阪・神戸インド総領事館のサンジーヴァ・ジャイナ館長兼領事は「この写真展を通じてインド独立75周年を祝えることを光栄に思います。堺市はインドのパートナーとして重要な関係です。日本に初めてキリスト教を伝えた、堺と所縁の深いフランシスコ・ザビエルは没後、インドのゴアにあるボム・ジェズ教会に遺体が安置されています。今後も、インドの関係がますます深まることを願っています」と話した。また、来場者からは、「東京裁判において当時のインドのラダ・ビノード・パル判事は、日本の全被告人は無罪であると唯一主張してくれました。日本人は、インドには常日頃から感謝の気持ちを持っております」との謝辞に対し、同領事は、「インドは独立後、日本には様々な面で大変お世話になっております」と応えた。
堺とつながりのある「ボム・ジェズ教会」などが紹介された
堺とつながりのある「ボム・ジェズ教会」などが紹介された

“中之町西”
堺 町並み スケッチ(259)
野 村 亜紀子 

大仙公園
野 村 亜紀子
 オリンピックが終わりました。鍛錬した若者の全力で挑む姿、結果による悲喜こもごもの表現、毎日テレビに釘付けの日々。閉塞されていた気持ちを開放し、久しぶりに感情を揺さぶられる出来事でした。世界の人々との交流は笑顔がいっぱいで、素晴らしい瞬間を見る事が出来ました。報われた人も、報われなかった人も、5年もの努力をした全ての競技者に、心から拍手! 本当に毎日が楽しくて心から〝ありがとう〟。
 絵は、前から気になっていた景色。そう、線が多く時間がかかる面倒なスケッチ、だから描きしぶっていたのですね。ラーメン店の「プノンペン」は、私の先輩の店。20年程前に個性的な店主とラーメンの辛さが評判で、テレビでよくお見かけしていました。辛いのが苦手なので行った事がありません。今なら大丈夫だから行ってみようかなー。
 「具現展」が開催2日前に中止と決まり、お知らせする事が出来ず、御迷惑をおかけしたのではと、心を痛めています。来年から美術館が改装工事で休館となりますが、なんとか実施したく会場探しをしています。来年実施の際は、よろしくお願いいたします。

9月 議会日程

1日㈬ 本会議
終了後 決算審査特別委員会・各常任委員会
7日㈫10時 決算審査第1分科会(市民人権委員会所管事項)
決算審査第2分科会(産業環境委員会所管事項)
8日㈬10時 決算審査第1分科会(建設委員会所管事項)
      決算審査第2分科会(文教委員会所管事項)
9日㈭10時 決算審査第1分科会(総務財政委員会所管事項)
      決算審査第2分科会(健康福祉委員会所管事項)
14日㈫10時 決算審査特別委員会
21日㈫10時 市民人権委員会
      産業環境委員会
22日㈬10時 建設委員会
      文教委員会
24日㈮10時 総務財政委員会
      健康福祉委員会
28日㈫10時 議会運営委員会
   13時 大都市制度・広域行政調査特別委員会
30日㈭10時 本会議
 議事の都合により日程などが変更される場合があります。
 傍聴などの問い合わせは堺市議会事務局議事課(228―7812)まで。


『昭和史を考える
記録映像上映会』

 記録映像「激動の記録―第1集、戦時日本」を見ながら昭和史を学び、考え、戦争体験者から戦時中の話を聞きながら語り合う。9月11日11時から、堺市立東文化会館(北野田駅前)で。主催 昭和の庶民史を語る会(072―236―3357)
 『近代建築の幻燈上映会(8)』各地に残る忘れられている旧遊郭建築を見ながら近代建築の面白さを紹介。9月18日11時から、堺市立東図書館(北野田駅前)で。講師・明治建築研究会代表柴田正己氏。
 ともに参加自由、直接会場へお越し下さい。

新型コロナ
受診相談センター

電話
072―228―0239
FAX
072―222―9876

受付時間
月曜~金曜
午前9時から午後8時
土曜・日曜・祝日
午前9時から午後5時30分
 右記以外の時間帯については、緊急のご相談のみ対応。自動アナウンスにて案内。

『みだれ髪』
刊行120年記念
「晶子をはぐくんだ堺の文学」

 堺市では、令和3年度企画展として、『みだれ髪』刊行120年記念「晶子をはぐくんだ堺の文学」と パネル展「与謝野晶子の生涯と作品」を開催する。
 令和3年は、明治34年8月に与謝野晶子の第1歌集『みだれ髪』が刊行されてから120年となる。この歌集は、20世紀の幕開けとともに、近代短歌に大きな影響を与えた。
 今回の企画展では、『みだれ髪』が刊行されるまでのいわゆる「堺時代」の晶子の文学活動をはじめ、当時、晶子と交流があった同人たちを紹介、晶子の原点を探る。与謝野晶子第1歌集『みだれ髪』初版表紙(堺市博物館蔵)、雑誌『関西文学』第2号と晶子歌稿(堺市博物館蔵)、与謝野晶子自筆年譜原稿(初公開・与謝野光氏旧蔵)などが展示される。
 同時開催のパネル展では、与謝野晶子の生涯と作品の魅力を今回新たに制作した20枚のパネルで紹介。これらのパネルは、同展での展示後、市内の小中学校等へ貸出を行い、堺が誇る与謝野晶子の偉大さを市民へ広く伝えるため活用される。
日時
企画展 9月11日㈯~10月11日㈪9時~18時
パネル展 9月11日㈯~10月3日㈰9時~18時
休館日 9月21日
場所
さかい利晶の杜企画展示室(堺市堺区宿院町西2丁1―1)
主催 堺市、協力 与謝野晶子倶楽部
観覧料
大人 300円(240円)、高校生 200円(160円)、小中学生 100円(80円)
※常設展示室(与謝野晶子記念館、千利休茶の湯館)と共通料金
※( )内は10名以上の割引料金
※堺市内在学の小中学校と引率教職員は無料

国防と神社(42)

承久の変800年シリーズⅧ
源氏将軍家と一族の断絶 前編

大阪観光大学講師 久野 潤

 前回は後鳥羽上皇方の忠臣として、一条(藤原)信能と仁科盛遠を取り上げた。シリーズを終えるにあたり、その断絶が承久の変の一因となった源氏将軍を祀る神社も紹介したい。
 鎌倉幕府初代将軍である源頼朝は、第56代清和天皇後裔にして河内源氏嫡流(異説あり)の源義朝の三男として生まれた。仁平3年(1153)には従五位下下野守に叙任されたが、平治元年(1160)平治の乱に敗れて父や庶兄義平・朝長を失い、自らは伊豆配流となった。治承4年(1180)以仁王の令旨を受けて妻 政子の父北条時政の援助で挙兵し、平家を都から逐った源義仲を寿永3年(1184)、次いで平氏を翌年滅ぼした。この間、後白河法皇(第77代)のもとで神器の無いまま即位した第82代後鳥羽天皇により、建久3年(1192)頼朝は征夷大将軍に任命される。建久10年(1199)に薨去したのち、嫡男頼家が第2代将軍、その弟実朝が第3代将軍となるが、相次いで暗殺され、子女もすべて後継を残さず亡くなり源氏将軍家は絶えた。
 源実朝暗殺の舞台でもあり、源頼朝が鎌倉幕府の守護神として現在地に遷座した鶴岡八幡宮の境内には、両将軍を祭神とする白旗神社がある。同宮境内で正治2年(1200)政子が頼朝を祀った白旗社が、実朝を祀る柳営社と明治期に合祀・遷座されたものである。実朝の歌集『金槐和歌集』には、「山はさけ 海はあせなむ 世なりとも 君にふた心 わがあらめやも」という歌が収録されている。この勤皇心をもった実朝が存命なら、承久の変は起こらなかったであろう。
 また源頼朝は、奥州藤原氏征討に際しても鶴岡八幡宮に参拝し、全国平定の大願成就の暁には一国一社の八幡宮建立を誓約。端緒として建長元年(1190)伊賀国に勧請したのが、現在三重県伊賀市に鎮座する岡八幡宮である。その境内に本年5月、頼朝を祭神とする源頼朝社が竣功した。昨年の八百三十年祭の際に創建が決まったとのことだが、ちょうど承久の変から800年にあたる時節に興味深いことである。