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日・ベトナム外交関係樹立
50周年記念コンサート

時を越え 友好の和を未来へ

 日本とベトナムの外交関係樹立50年を記念するコンサート「時を越え 友好の和を未来へ」が堺で開催される。
 ベトナムからベトナム国立交響楽団の首席指揮者で音楽監督も務める指揮者 本名徹次氏、バイオリニスト ブイ・コン・ズイ氏(ベトナム国立音楽アカデミーのコンサート活動部門副学長、ベトナムコネクション音楽祭事務局長)、ベトナム国立交響楽団4名の楽団員、日本からは堺を拠点に活動する大阪交響楽団が出演。堺を舞台に音楽を通して両国のつながりがさらに深まる事が期待されている。チケット好評発売中。
日時 4月6日
   開場18時 開演19時
場所 フェニーチェ堺
   大ホール
出演
指揮 本名徹次
ベトナム国立交響楽団 音楽兼首席指揮者
ヴァイオリン
ブイ・コン・ズイ
管弦楽
大阪交響楽団
ベトナム国立交響楽団員 4名客演出演
曲目 ベトナム国歌「進軍歌 ティエン・クアン・カ」、君が代、ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61、ベートーヴェン 交響曲第5番 ハ 短調 作品67「運命」
入場料 S席3000円、A席2000円、B席1500円
※就学前のお子様の入場はご遠慮ください。
主催 在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館
共催 認定特定非営利活動法人 日越堺友好協会、特定非営利活動法人 堺国際交流協会
協力 堺市、フェニーチェ堺(公益財団法人 堺市文化振興財団)、堺商工会議所、堺経営者協会、公益社団法人 堺観光コンベンション協会
協賛 大和ハウス工業株式会社、株式会社加藤均総合事務所
制作協力 公益社団法人 大阪交響楽団

チケット販売
・フェニーチェ堺 https://www.fenice-sacay.jp/
・フェニーチェチケット窓口(9時~20時)
 [休館日 第1・3月曜日(祝日の場合は開館)]
・大阪交響楽団チケットセンター https://sym.jp/
 TEL 072―226―5522(平日10時~17時)
・チケットぴあ https://t.pia.jp/
 [Pコード 232―399]
・イープラス https://eplus.jp/

コーナン商事と連携
堺・ごみ減量 4R 大作戦
「詰め替え促進キャンペーン」

 堺市では「ごみから環境問題を解決する」をテーマに、市民・事業者・市がそれぞれの役割を果たすことで、市全体でごみ減量に集中的に取り組むプロジェクト「堺・ごみ減量 4R 大作戦」を実施している。
 同プロジェクトの一環として、堺市と使い捨てプラスチック削減協定を締結しているコーナン商事株式会社(本社 大阪府大阪市淀川区、疋田直太郎 代表取締役社長)と連携、「詰め替え促進キャンペーン」を実施。対象店舗で日用品の詰め替え商品を購入し、市電子申請システムから応募すれば抽選で30名に、自然に返る素材で作られたプラスチックフリーカップが手に入る。
 詰め替え商品の利用は、本体容器の利用に比べてプラスチック使用量を約70~80%削減することができ、使い捨てプラスチック削減による海洋プラスチック問題やごみの減量化・リサイクルにつながる環境にやさしい行動。
 詰め替え商品を利用し、プラスチックフリーなライフスタイルを実行しよう。
 期間は2月17日㈮まで(応募締切は2月24日)。対象店舗は、市内ホームセンターコーナン全10店舗(コーナンPRO、CAMPDEPOTを除く)。
 対象商品は対象店舗で購入したシャンプー、台所用洗剤、洗濯用洗剤など日用品の詰め替え商品。
 購入した詰め替え商品とレシートを一緒に撮影し、堺市電子申請システムへログイン(初めての方はユーザー登録が必要) 、画面に表示される手順に従って申請する。問い合せは堺市環境事業部資源循環推進課(072―228―7479)まで。


社説

中身ある防衛議論を期待する

元海上自衛隊呉地方総監
金沢工業大学虎ノ門大学院 教授

伊 藤 俊 幸

 先月中旬ワシントンDCは、さながらジャパンウィークと呼ばれる状態になりました。日米外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)と日米首脳会議が行われ、DC界隈のシンクタンクでは、これに関する様々な議論が行われたのです。
 2プラス2でオースティン国防長官は「日米の戦略文書は今まで以上に整合性が図られ、日米同盟にとって今年は転換の年だ。日本の防衛費増額や反撃能力の保有を強く支持する。抑止力を高め、日本をより効果的に防衛できる」と述べました。米側がこれほど高く評価したのは、これまでなかなか実行されなかった日本の防衛費増額と反撃能力保有に日本が踏み切ったからです。
 浜田防衛大臣は「抜本的に強化される日本の防衛力のもとでの日米同盟の役割や任務、能力に関する集中的な議論を速やかに開始させたい」と応じ、「(集中的な議論には)反撃能力を行使する際の情報収集や目標の特定、日米間におけるさまざまなレベルでの調整要領が含まれる」と述べたのです。
 2プラス2の二日後に行われた日米首脳会談で岸田首相とバイデン大統領は、「2プラス2」の結果を歓迎し、日本が求める米軍の巡航ミサイル「トマホーク」の取得についても、米側は強い支持を表明したのです。二十数年前、在米防衛駐在官だった筆者にとっては、隔世の感を禁じえません。
 その一方で、あらためて日本政府による反撃能力の説明ぶりを確認すると、「スタンド・オフ防衛能力等を活用した自衛隊の能力」と説明しています。つまり、あくまで「日本の領土内の島嶼防衛用のミサイルを長射程化し、これを敵の領域に対する攻撃にも使う」というのです。そして野党は、「日本防衛用にミサイルを長射程化することは認めるが、反撃能力としてこれを使うことは先制攻撃のリスクが大きく賛同できない」と懸念を表明しています。
 昨年末に改訂された戦略3文書と大幅に増額する防衛費の内容について、本通常国会で本格的に議論されることになります。昨年、ウクライナが示した通り、「自分の国は自分で守る。」のは至極当然のことです。そして民主義国家における国防とは、国民一人一人が納得し自分事としてとらえるべき課題です。国民が納得できる中身のある議論が行われることを期待します。