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コーナン商事
堺市へ寄附

教育委員会総務部長 中山真裕美氏(右)から、コーナン商事株式会社代表取締役社長 疋田直太郎氏(左)へ感謝状が贈呈された教育委員会総務部長 中山真裕美氏(右)から、コーナン商事株式会社代表取締役社長 疋田直太郎氏(左)へ感謝状が贈呈された

 堺市は、コーナン商事株式会社(疋田直太郎代表取締役社長・本社 大阪市淀川区)から堺市子ども教育ゆめ基金への寄附に対し感謝状を贈呈した。寄付金額は1000万円。同社は同基金に対して平成22年度から毎年寄附を続けており、今回で13回目となる。
 堺市子ども教育ゆめ基金は、子どもが安全で健やかに育ち、未来に夢と希望を持つことができる教育及び子育ての環境整備を進めるための事業並びに科学教育の振興のための事業の資金に充てるため平成18年に設置された基金。


三好義興邸への
十三代将軍 足利義輝御成

おもてなし料理を 堺で再現

 3月29日、三好長慶公生誕500年を記念した「『さかい三好御成り御膳』ご賞味の宴」が龍興山南宗寺(堺区南旅篭町東)にて開催された。主催は三好長慶NHK大河ドラマ誘致推進協議会(関西)さかい三好御成り御膳再現実行委員会(準備委員会 堺・ちくちく会(代表世話人 竹内魁成))。
 永禄四年(1561年)の「三好義興邸への十三代将軍 足利義輝御成」(京都で将軍 足利義輝を三好義興が自らの屋敷に招いた)にて供された本膳料理から選定された一部の料理が、江戸後期創業の老舗料亭 大金楼により復活。出席者は、調理、味付けにできる限り近づけられた「焼鯛」「鯛の潮汁」「海老の塩焼」「蛸塩ゆで」などに舌鼓を打ちながら、当時の時代背景に想いを寄せていた。

焼鯛など、再現された御膳焼鯛など、再現された御膳

“春の海(堺港)”
堺 町並み スケッチ(279)
野 村 亜紀子 

春の海(堺港)

 外をマスク無しで歩く事が出来るようになりました。春の香りは、4月と共にやって来て、桜は、いつもより早く咲き、久しぶりの花見に人々の満面の笑みを映像で見た時〝花〟の素晴らしさを実感しました。その後も、多くの花達が早く咲き、街中が花で色取られ、幸せを実感している毎日です。今月は新緑、緑の眩しさ、緑の匂い、芽吹きの嬉しさ、日々老いていく身体に、命を思い出させてくれる若葉達、目いっぱい頑張って終わった個展を又、来年もやる事にして、自分に気合を入れ、日々の生活を大切に丁寧に過します。さて、久しぶりに堺港へ! 水門から続く港を取り巻く遊歩道。こんなに美しい場所が我が家の近くに有る事に感謝です。おだやかな水面、時々行き来する船、停泊中のヨット、この景色は最近のもの。若い頃は、かなり大きな貨物船が並び、漁船も多く港中船がいっぱいで、活気は有るが、のどかではありませんでした。私には、どちらも好きな風景ですが、時代と共に変る。実感です。この海が堺から無くならないで欲しいものです。潮の香りを、全身で受け止めて、長生きしそうです。


86歳オペラ歌手
田中公道
テノールリサイタル

 堺在住、世界で活動する86歳、現役のオペラ歌手、田中公道氏が出演するコンサート「田中公道 テノールリサイタル」が和泉市で開催される。ピアノは多久潤子氏。
 和泉市久保惣記念美術館 久保惣Eiホール ミュージアムコンサート
「田中公道 テノールリサイタル」

5月21日㈰ 13時30分開場 14時開演
久保惣Eiホール(和泉市久保惣記念美術館敷地内)
 当日美術館に入館された方は、どなたでも入場可(就学前のお子様は入場不可)。
整理券が必要(13時30分から新館で配布、先着80名)。全席自由席。
和泉市久保惣記念美術館
大阪府和泉市内田3丁目6―12
TEL
0725―54―0001
https://www.ikm-art.jp


第84回深井地区
TBG大会

 深井地区TBG(ターゲットバードゴルフ)クラブ(辻尾正照会長)が主催する「第84回深井地区TBG大会」が4月16日㈰、牛飼田池跡スポーツ公園(堺市中区)で開催された。各地区の愛好家が多数参加、整備された専用グランドではナイスプレーが相次いだ。競技結果は次のとおり。
▽団体の部 優勝 深井水池町TBGクラブ・深井畑山町TBGクラブ、3位 深井東町TBG倶楽部、▽個人男子の部 優勝 白木 誠(深井東町)、2位 辻尾正照(深井畑山町)、3位 西川利治(深井水池町)、4位 辻本 勇(深井北町)、5位 泥谷昌伸(深井水池町)、▽個人女子の部 優勝 伊藤きよ子(深井水池町)、2位 東尾嘉代子(深井水池町)、3位 北埜直子(深井沢町)、4位 井上幸子(深井沢町)、5位 薮中悦子(深井畑山町)=写真上から団体優勝、男子・女子入賞者=


国防と神社 (60)

防護巡洋艦「矢矧」から軽巡洋艦「矢矧」へ

日本経済大学准教授 久野 潤

 昭和20年(1945)4月7日、連合軍上陸中の沖縄本島目指して進撃中の戦艦「大和」以下、軽巡洋艦「矢矧」駆逐艦8隻、計10隻の第二艦隊(司令長官伊藤整一中将)が、九州南方海域にて、アメリカ第58機動部隊(司令官マーク・ミッチャー中将)から発進した計400機近い空母艦載機の波状攻撃を受け、「大和」「矢矧」「磯風」「浜風」「朝霜」「霞」が撃沈された(坊ノ岬沖海戦)。
 毎年4月7日に近い週末日には、愛知県岡崎市の矢作神社で戦没70年にあたる平成27年(2015)より巡洋艦矢矧乗組員慰霊祭が斎行されている。本連載の第30回でも取り上げた通り、矢作神社は軽巡洋艦「矢矧」の先代にあたる防護巡洋艦「矢矧」の艦内神社分霊元であった。第一次世界大戦からの帰途、スペイン・インフルエンザの艦内感染により469名中442人が罹患し、48名の死者を出した後、艦名の由来となった矢作川沿いの当社分霊が艦内に祀られたのである。その「矢矧」つながりで、軽巡洋艦「矢矧」沈没時に測的長だった池田武邦氏が平成24年「矢矧」写真額を矢作神社に奉納。また令和元年、両「矢矧」の記念碑が境内に建立されている。本年は、昨年逝去した池田氏の没後一年奉告祭と併せての慰霊祭となった。折しも昨年6月に進水・命名された護衛艦「やはぎ」の支援組織で川喜田隆司宮司が会長を務める「やはぎタケルの会」幹部や地元出身の池太郎元海上自衛隊呉地方総監、そして筆者も玉串拝礼。日本軍が最後まで沖縄を見捨てなかった象徴でもある第二艦隊の、「大和」以外の軍艦や戦没者のことも忘れてはならない。


堺 アルフォンス・ ミュシャ館

「おいしい ミュシャ展」

 堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館では「おいしいミュシャ展 5感であじわうアール・ヌーヴォー」(主催 公益財団法人 堺市文化振興財団、堺アルフォンス・ミュシャ館)が開催されています。
 「味覚」にまつわる作品が、ずらりと並ぶミュシャ展。香りや音楽など、ミュシャの絵を「5感」であじわう鑑賞体験も開催。
 お酒やお菓子、ミュウシャが風味によって描き分けたポスターやパッケージデザイン。香水のためのポスター、肌ざわりのイメージが膨らむ作品、楽器を手にした女性像や楽譜など「5感」に関する作品の数々が展示される。
 アール・ヌーヴォー風のテーブルコーディネートも登場。室内装飾画などとあわせて、当時のダイニングの雰囲気を体感することができたり、スペシャルフレグランスの香りや、ミュシャが描いた演劇ポスターを劇中音楽を聴きながらの鑑賞、触れる絵「触図」で視覚に頼らない鑑賞などを体験することができる。前期6月4日まで、後期6月8日から7月30日まで。
堺アルフォンス・ミュシャ館
堺区田出井町1―2―200
ベルマージュ堺弐番館
 (堺市駅前)
9時30分~17時15分
 (入館は16時30分まで)
TEL
072―222―5533
観覧 一般510円、高校・大学生310円、小・中学生100円
月曜日休館(休日の場合開館)、休日の翌日
https://mucha.sakai-bunshin.com