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堺市子育て世帯等

空き家活用定住支援事業
補助金の受付を開始

 堺市は、空き家を活用した子育て世帯等の定住支援策として、市外から転入又は市内の賃貸住宅から市内の空き家(中古住宅)へ転居した若年世帯・子育て世帯に対して空き家の取得費用の一部を補助する「堺市子育て世帯等空き家活用定住支援事業補助金」の受付を開始している。
 近年、人口減少などを原因として空き家が増加しており、市内の空き家率は13.6%(平成30年住宅・土地統計調査(総務省)より)。空き家は放置されると、建物の劣化や樹木が生い茂ることで、近隣環境の悪化につながるため、空き家の活用や管理不全への対策が必要。空き家は新築に比べ、市場流通価格が安いため、若年世帯や子育て世帯に対して空き家の購入を検討してもらうことで、市外からの転入促進や定住、空き家の解消につなげ、市民の安全で安心な暮らしを確保する。
・補助金の詳細な要件や申請方法
 堺市HPか堺市住宅施策推進課(072―228―8215)まで

 また、空き家の利活用の促進、空き家化の未然防止、良質な住宅の供給、子育て世帯等の定住促進を目的に、池田泉州銀行との連携協定を締結した。この協定締結により、転入促進・定住促進住宅ローン等の取扱を開始、空き家対策応援ローン等の金利引下げを受けることができる。
・各種住宅ローン等の取扱、金利引下げの詳細池田泉州銀行HPか池田泉州銀行堺支店(072―221―5101)まで

池田泉州銀行
HP池田泉州銀行 HP

夏季特別展

 「ヨーロッパに憧れて日本の画家たちの夢」

小林美術館

 日本画を身近に鑑賞できる美術館として2016年にオープンした私立美術館として地域に親しまれている小林美術館では、6月16日㈮から9月10日㈰まで、夏季特別展「ヨーロッパに憧れて 日本の画家たちの夢」を開催する。
 技法や主題など様々な切り口から、ヨーロッパ絵画の影響を受けた日本人画家の作品を多数紹介。ヨーロッパという異国に夢を馳せながら、画家たちが生み出した美しい作品の数々を堪能することができる。期間中、文化勲章作家勉強会・小林古径 生誕140周年記念「日本美術院で活躍した文化勲章受章者たち」(7月17日、8月23日14時~)、学芸員による展示解説(6月29日、7月5日、9日、15日など、各日14時~)など様々なイベントも開催される。詳しくは同館まで。
小林美術館
高石市羽衣2丁目2番30号(南海本線羽衣駅・JR東羽衣駅より北西へ徒歩約4分、阪堺電車浜寺駅前駅より南西へ徒歩約8分)
開館 10時~17時(入館受付は16時30分まで)
月曜休館(祝日の場合は翌平日)
入館料 大人1000円、高校・大学生600円、小・中学生300円
※10名以上の団体は2割引、着物の方は1割引
TEL
072―262―2600
https//www.kobayashi-bijutsu.com

絹谷幸二「ti amo」
文化勲章受章者絹谷幸二「ti amo」文化勲章受章者

ベトナム外務筆頭副次官と会談

日越堺友好協会加藤敬大理事

 日越堺友好協会の加藤敬大理事は交流促進を目的にベトナム社会主義共和国のハノイを訪問、政府迎賓館でグエン・ミン・ヴー外務筆頭副次官と会談を行った。
 両国の経済関係の交流強化になどについて話し合われた会談ではを、今後更なる交流関係の強化が約束された。

グエン・ミン・ヴー外務筆頭副次官(左)と加藤敬大理事(右)グエン・ミン・ヴー外務筆頭副次官(左)と加藤敬大理事(右)

大阪ろうさい病院

看護週間行事

手作りの花のモニュメントで「看護への想い」が表現された手作りの花のモニュメントで「看護への想い」が表現された

 大阪ろうさい病院(樂木宏実院長・堺市北区長曽根町1179―3)では、5月10日から12日まで「看護の日」(5月12日)を記念した看護週間行事が開催された。
 今年の看護協会のテーマは「いのちをまもるプロとして」。
 期間中、総合案内前において「私たちにとって看護とは」をテーマに「患者さんに寄り添えるような看護が大切」、「コロナウイルスの蔓延により入院生活にも多くの制限が強いられました」、「看護の力を発揮して命と暮らしを守る」など、同病院の看護師の看護のやりがいや、大切にしていること、プロとしてのこだわりなどを表したパネル展示「私たちにとって看護とは」が開催された。
 また、看護師の具体的な仕事や活動を動画で紹介、12日には入院患者と外来患者に記念品を贈る「ナイチンゲール生誕祭」も行われ、それぞれ「看護のこころ」にふれる機会となっていた。


書評 ⻆鹿尚計

『橋本左内 ―人間自ら適用の士有り』

(ミネルヴァ書房、令和5年2月)

 著者は、氣比神社(福井県越前町)宮司にして、博士(文学)号をもつ研究者でもあり、福井市立郷土歴史博物館館長を経て、現在は福井県立大学客員教授を務めている。本書は、現行の歴史教科書で安政の大獄で吉田松陰と共に刑死したことが一行書かれる程度である橋本左内26年の生涯をその遺徳と共に、史料を広範に渉猟する著者が鮮やかに描き出す好著である。
 左内個人の思想や行動という枠を超え、たとえば第四章〈教育と思想〉における日露同盟論などは、現在のウクライナ情勢に対していわゆる保守陣営の一部にもプーチンを擁護する向きがあることを踏まえれば実に興味深い。また、第六章〈幽囚生活と最期〉で、左内の逮捕が当初同志たちからも別段憂慮されていなかった叙述を見て読者は意外に思うかもしれないが、その結末の原因を著者は井伊直弼に私心無く、むしろ徳川斉昭の私心に松平春嶽が欺かれた構図に見出しているのは、幕末史の重要な論点ともなろう。
 そして、本書の読者が実際に左内の歴史的功績について評価しようという時、もっとも重要なのは第七章〈没後の栄光と評価〉ではないか。戦後の学界などで歴史上の人物について不適切な評価が行われているケースの大半は、こうした(論者にとっての)先人による先賢顕彰の視点が抜けていることによる。幕末に左内を失った松平春嶽が、病死半年前(左内刑死の30年後)にも挽歌を捧げ、また昭和16年(1941)創建の福井縣護國神社や、昭和18年別格官幣社に加列した福井神社(松平春嶽が主祭神)境内で同年創祀された摂社恒道神社で郷里の神として祀られていることが取り上げられている。それ以外でも明治35年(1903)から福井の藜園会、東京の景岳会で活発な研究・顕彰が展開され、前者の活動停止後に組織された橋本左内先生奉賛会が、現在は橋本左内先生顕彰会と改称され遺徳顕彰事業を続けているという。
 こうした経緯を踏まえない戦後の左内評価に対して的確かつ踏み込んだ批判を行う著者自身が左内顕彰を受け継ぐ歴史の担い手でもあることに、読者も気付くはずである。

日本経済大学准教授
 久野 潤



S-Cube入居企業紹介
〈時代と共に歩む企業(170)〉

管理会社・点検会社・居住者が簡単に繋がる
 業界初 建物管理のプラットフォーム「スマリブ」

株式会社 カンキョウ 営業部課長代理
岡田 行史 氏

事業内容
 同社が開発・運営する建物管理用スケジュールシステム「スマリブ」は、主に管理会社や自治体を対象にしたマンション等のメンテナンス、改修工事等で発生する居住者との日程調整や、建物情報、協力会社とのスケジュール管理を行う業界初のプラットフォーム。
他社には無い最大の特徴(3つの画面)として以下があげられる。
①管理画面―契約者が使用する画面で、建物情報や付随する点検のスケジュールを一元管理できる。スケジュール自動作成や実施サイクルの長い点検はリマインド通知で抜け漏れを防ぐ安心な機能もある。
②共有画面―点検事業者が主にスマホで操作する画面。共有された点検の注意事項や空室場所等を確認でき、居住者が予約した一覧をリスト形式や予約されていない部屋も部屋割り表として確認できる。各部屋の作業記録として終了後のサインや、複数班で実施する際も一元管理して共有可能。
③居住者画面―QRコードをスマホで読み込み、いつでも日時調整が可能。
「消防点検や排水管清掃など建物管理について変更などの対応を、スマホで簡単にできる事をめざし物件・スケジュールアプリ『スマリブ』を開発しました。『スマリブ』が点検、清掃実施率の底上げ、多くの方々の暮らしの安心に繋がると確信しています。」 S―Cube入居について
「低コストでのオフィス確保、充実した設備をはじめ、施設内でビジネスアイデアやネットワークを共有することができ、インキュベーション・マネージャーからのアドバイスや、法務等の無料相談を受けられるのも大きな利点です。」

会社概要
株式会社 カンキョウ
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)326号
設立 1983年
資本金 1000万円
社員数 100名
https://lp.suma-live.com/


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㈱さかい新事業創造センター[S―Cube]は、新事業の創出に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援します。
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(地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
問い合わせ TEL072-240-3775
http://www.s-cube.biz