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sakai kitchen〈堺キッチン〉

認定商品や堺の伝統産品を
フランスでPR 

 堺市では、公益財団法人堺市産業振興センターと連携し、フランスのディジョンとパリで開催される企画展『「伝統と先端と」~日本の地方の底力~』にて、sakaikitchen〈堺キッチン〉認定商品や堺の伝統産品のテストマーケティングを目的とした展示・販売を10月から11月にかけて実施した。全国22の自治体の参加があり、堺市からは包丁、注染手ぬぐい、線香などを出品し、期間を通じて多くの方から商品に対する反応や評価を得る機会となった。
  sakai kitchen〈堺キッチン〉は、堺の優れた伝統の技をもっと多くの人に知っていただきたいという思いから立ち上がったブランドで、「道具を愛することは、くらしを愛するということ。〝日々のくらしを愛する〟」をブランドコンセプトに、愛着をもって長く使い続けられる上質なアイテムを提案している。伝統産業のブランド力向上に向けた取組を行っている堺市地域産業課の田中昌吾課長からは、今回の出展で得たフランスでの評価を伝統産業事業者へフィードバックし今後の海外市場への販路開拓のきっかけとなるよう支援したいと抱負のコメントがあった。


冬季特別展

「幸せ運ぶ、
日本の美術」

小林美術館

 小林美術館では、12月13日(金)から2 0 2 5 年3月9日(日)まで、冬季特別展「幸せ運ぶ、日本の美術」を開催する。
  同館学芸員の福岡この実氏は「絵画には、様々な幸せが、目に見える形で表されています。縁起の良いラッキーなモチーフのほか、見ているだけで笑みのこぼれるもの、幸せとは何かを考えさせるものなど、その表現は多岐にわたります。災害や戦争など、不安な要素が多くある現代。幸せとは何か、この問いへの鍵を、絵画の中に見つけてくださることを願っています」と話す。
音楽×日本画 新春プログラム企画 「ウタノチカラ・念仏コンサート」
  長谷川透氏の手による日本画屏風絵「糊こぼし椿」の前で、オペラ歌手 兼 僧侶の花月真氏に、イタリアオペラや日本の歌曲など、様々な演目を披露する。

日時 1月12日?14時~(約1時間)

会場 小林美術館 2階 展示室

出演 花月真( オペラ歌手)・白石真弓(ピアノ)・〈美術〉 長谷川透(日本画家)

参加費 1300円(入館料込み)

定員 40名(小学生以上、要申込)

小林美術館( 0 7 2 ―262―2600)に電話で申込

12月13日(金)10時より電話受開始。定員に達し次第、締め切り。
小林美術館
高石市羽衣2丁目2番30号(南海本線羽衣駅・JR東羽衣駅より北西へ徒歩約4分、阪堺電車浜寺駅前駅より南西へ徒歩約8分、浜寺郵便局横)

開館 10時~17時(入館受付は16時30分まで)

月曜休館(祝日の場合は翌平日)

入館料 大人1000円、高校・大学生600円、小・中学生300円

※10名以上の団体は2割引、着物で来館の方は1割引

TEL072―262―2600

https://www.kobayashi-bijutsu.com/


松林桂月「水仙花」松林桂月「水仙花」

北インド古典舞踊の夕べ

 11月1日、「北インド古典舞踊の夕べ」(主催 在大阪・神戸インド総領事館、共催 特定非営利活動法人堺国際交流協会、協力 堺市、後援 堺市教育委員会)がフェニーチェ堺で開催された。
  出演はカタックダンス舞踊家のナリニ・トシュニワル氏とルチカ・ダンス・アカデミー。
  カタックは北インドで踊り継がれてきた古典舞踊で、古代インドの吟遊詩人たちがダンス・歌・音楽を通じて叙事詩や古代神話を伝えてきたことに起源をもつ。

 在大阪・神戸インド総領事館総領事 チャンドル・アッパール氏が「今回の素晴らしいイベントが、インドと堺市との関係をさらに深め、その絆が強くなることを確信しております」と挨拶。続いて、堺市長 永藤英機氏が「インドの地域性と文化の魅力を感じていただき、堺と日本、インドとの繋がりを考えるきっかけになればと思います」と語った。
ダンス・講演・ワークショップ・イベントなどでカタックとインド文化の普及に貢献するナリニ・トシュニワル氏が、こころ踊るリズムに合わせて、フットワーク・ボディスピン・手の動きによる優雅な舞を披露した。
また、泉北でレモンの普及を通じた街づくり活動を続ける「泉北レモンの街ストーリー」代表理事の苅谷由佳氏が、レモンを通じたインドと堺の繋がりを話した。

魅惑的な舞にインドの文化を身近に感じた魅惑的な舞にインドの文化を身近に感じた


(一回笑うと一日若くなる)(63)

 小野田 隆
認知症ケア指導管理士、ケアマネ

 今回は認知症ケア指導管理士の立場から、認知症対策と予防策を考えたいと思う。
  認知症の症状として、まず時間がわからなくなります。次に場所がわからなくなります。そしてあなたはだれ?から私はだれ?になり不安になります。常にがけっぷちにたっているような感じだといいます。物忘れ、迷子、人格の変化が表れます。右むいてから左を向くと、もう直前の記憶が無くなり、同じことを何回も言います。モノの置き忘れから、モノ取られたという妄想がでます。
  家族で、自宅同居の場合「目を会わせて笑う。(笑顔が安心感につながる)」「会話する。本人に関心があると思ってもらう」「外出、散歩を一緒にする」などの対応策があげられます。
  言ってはいけない言葉として「今、言ったでしょう」「何回言わせるの」「しっかりして」などが挙げられます。一呼吸おいてから、他の言葉に言い換える努力をしましょう。
認知症の予防対策として
・片鼻呼吸 まず、姿勢を正して深呼吸を三回します。次に片方の鼻の穴を押さえて、片鼻で息を吸い、口から吐きます。左右の片鼻呼吸を三回します。朝、昼、晩と思いついた時にしてください。左脳と右脳が活性化すれば、予防になります。
・指チューリップテスト 両手の親指同士と小指同士をくっつけて、中三本で花のチューリップの形を作る。次に指を一本ずつずらして適当な形を作る花びら遊びです。
・デュアルタスク 同時に二つの動作をすること。坐ってかかと落としをしながら、歌を歌う。両ひざを叩きながら、九九を言う。坐って片足を上げながら、俳句を言う。等々
・パタカラ体操 パ(唇を閉める頬の筋肉を鍛える)タ(舌を上のあごにつけるよう発音する)カ(喉奥を閉じる筋肉を鍛え誤嚥防止)ラ(舌先を上の前歯の裏につけて。食べ物をまとめる筋肉を鍛える)。大きな声で喉と口を鍛えましょう。ゆっくりと、はっきりと「パ、タ、カ、ラ」と言いながら おでこをおして喉全体を鍛えましょう。
  認知症になる前に 頑張って認知症予防にとりくみましょう。心の健康は身体の健康です。笑って楽しく健やかな毎日が理想です。一回笑うと一日若くなる「ホホハハハ ホホハハハ 」
小野田隆
広島大学卒の団塊世代、岡山県瀬戸内市出身、上地流空手2段、認知症予防体操と笑いヨガを普及中、認知症ケア指導管理士、高齢者施設で講演中


S-Cube入居企業紹介
〈時代と共に歩む企業(188)〉

昔ながらの「母の味」を再現
好きな品種を選べる 石焼き芋

グーイー株式会社
代表取締役

工藤 匠一郎 氏余野 桜 氏

事業内容
 新事業創出支援施設「さかい新事業創造センター(S―Cube)」(大阪メトロ御堂筋線なかもず駅前)で活動するグーイー株式会社は、石焼き芋と芋スイーツの製造・販売を行っている。代表商品の石焼き芋は、農家から直接仕入れ、選び抜いたサツマイモを1時間半かけて丁寧に石焼きして作られる。常時2・3種類から選べ「好きなサツマイモが見つかる」「冷めても変わらず美味しい」など高評価を得ている。
  オリジナルの無添加芋スイーツ「大学イモぺ」も人気商品。最も甘みが強い、紅はるかやシルクスイートの石焼き芋・生クリーム・バターを混ぜた焼き芋ペーストに、飴と黒ゴマをかけたスイーツ。
  現在、近鉄百貨店・天王寺ミオ・高島屋等の百貨店、モールでの催事出店で商品の販売を行っている。
  管理栄養士のお母さんの影響で、幼いころから食に関心があったという余野氏。家庭の美味しいレシピをシェアしたいとの想いをもとに近畿大学在籍時に起業した。
「『家族みんなが楽しめるスイーツ』をコンセプトに、すべての商品が無添加で、家族全員が『美味しい』をシェアできることが強みであり、それは厳選したサツマイモであるからこそだと考えています。」

 

S-Cube入居について
「インキュベーションマネージャーのサポートをはじめ、経営判断に必要な情報を得られる点も入居のメリットです。より多くの方に商品を提供するため、製造体制の強化を図ることができました。」

 

今後の展望
「より多くの人に商品を届け、芋の魅力を再発見していただければうれしく思います。そして、YonoImoで働く仲間が輝ける会社にしていくことも目標の一つです。

会社概要
グーイー株式会社
代表取締役 余野 桜
堺市北区長曽根町130―42さかい新事業創造センター(S―Cube)225号室
設立 2023年
資本金 410万円
社員数 8名(パート、アルバイトを含む)

お芋の美味しさを存分に
楽しめるお芋の美味しさを存分に 楽しめる
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S-Cube新規入居者募集中!!
㈱さかい新事業創造センター[S―Cube]は、新事業の創出に挑戦する起業家や中小企業を総合的に支援します。
創業をめざす方に最適な創業準備デスクも空室あり!!
その他、創業段階に合わせたお部屋もありますのでご相談下さい。
(地下鉄 なかもず駅・南海電鉄 中百舌鳥駅すぐ)
問い合わせ TEL072-240-3775
https://www.s-cube.biz