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長年に渡りベトナムとの交流を進める認定特定非営利法人 日越堺友好協会(加藤浩輔理事長)はベトナムのビンディン省と更なる連携強化を目的にした協力提携を結んだ。
昨年12月、同省で「ベトナム社会主義共和国ビンディン省人民委員会及び認定特定非営利活動法人 日越堺友好協会との協力覚書締結式」が、ビンディン省人民委員会 ファム・アイン・トゥアン委員長、グェン・トゥ・コン・ホアン副委員長、日本から日越堺友好協会 加藤浩輔理事長、加藤敬大理事が出席のもと開かれ、調印が行われ、今後の経済、文化、教育など様々な分野での交流強化が確認された。
堺に拠点を置く日越堺友好協会は同省において、平成25年にスタートしたマグロ漁業に関する水産業発展事業や、桜苗木の寄贈育成事業、クイニョン大学内の日本文化センターでの交流活動など多くの交流事業を続けている。
堺市消防局では、心肺停止傷病者のもとへ、いち早くAEDを届ける仕組みを構築するための実証プロジェクトを実施している。市内全ての郵便局や市内のファミリーマート計186施設にAEDを設置し、「まちかどAED」として登録する。
また、心肺停止が疑われる事案に、勤務時間外の消防職員が付近のAEDを搬送、心肺蘇生法などの救命活動を実施する。本研究が、救命率にどのように寄与するか検証・分析を行い、AED設置の有用性を示すデータを収集することで、AEDの活用を更に推進し、救命率の向上に繋げるとしている。
まちかどAEDの登録台数向上に取り組む堺市消防局救急課の片岡竜彦課長からは「心肺停止事案の発生が多い住宅街付近に所在する郵便局及び夜間帯に使用できるコンビニエンスストアにAEDを設置することで救命率の向上が期待できる。」とコメントがあった。
管内にあるAEDを有効活用するため、AED貸出にご協力いただける事業所などを「まちかどAED」として登録し、119番通報受信時に、状況に応じて通報者の近くにある「まちかどAED」を案内することができる。
株式会社加藤均総合事務所創立60周年記念祝賀会が1月15日、リーガロイヤルホテル(大阪市北区)で盛大に開催れ、政界、経済界、在外公館など多くの関係者が出席した。
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謝辞で同社の加藤浩輔社長は「加藤均総合事務所は今年、創立60周年を迎えることができます。これもひとえに皆様方の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。今後ますます、役員・社員が力を合わせまして事業の発展のため、頑張る所存でございます。そして、その成果を社会への貢献に繋げていくことが必要だと考えております。60年は一つの通過点です。『100年企業』を大きな目標に掲げて参りたいと思っております。皆様には引き続きのご指導をお願い申し上げます」と語った。
二〇二三年防衛省は「防衛省WPS(Women, Peace, and Security)推進本部」を設置し、同年八月に第一回会合を開きました。WPSとは、「女性、女児等の保護及び救済に取り組みつつ、女性が指導的及び主体的に、紛争の予防、復興、平和構築等並びに防災、災害対応及び復興のあらゆる段階に参加することで、より持続的な平和に資することができる」という考え方をいいます。
この考え方は、一九九〇年代の旧ユーゴスラビアやルワンダ内戦で性的暴力が問題となり、一九九八年に国際刑事裁判所により紛争下での性的暴力は「戦争犯罪」と明記され、二〇〇〇年に女性は紛争などに対する「積極的主体」と位置づけた「WPSに関する国連安保理決議第一三二五号」が全会一致で採択されたことから始まりました。
日本政府はこの理念に賛同し、二〇一五年に「WPS行動計画」を策定。特に、防衛省・自衛隊は主体的な役割を担っており、昨年二〇二四年四月の第三回会合で、「防衛省女性・平和・安全保障(WPS)推進計画」を策定しました。
これは日本政府全体の「第三次女性・平和・安全保障に関する行動計画(二〇二三年~二〇二八年)」を踏まえ、二〇二八年度までに防衛省・自衛隊が実施すべき事項を定めたものです。具体的な取り組みとして、①防衛省全体の意識改革 ②WPS推進体制の整備 ③諸外国や関連機関との連携強化 ④自衛隊の活動へのジェンダー視点の反映、の四つの柱が掲げられています。
「まだ省全体の意識改革のレベルか」と少々がっかりもしますが、国際的に日本が遅れを取っている背景には、性別による役割分担として、日本の女性は職場において「補助的な役割」とされることが多かったからなのでしょう。
しかし筆者は、現役当時多くの女性自衛官を部下にもちましたが、正直なところ「男性自衛官よりも圧倒的に優秀」というイメージを持っていました。それは狭き門を突破してきた人たちだったからかもしれません。海上自衛隊には、地方総監としての「海将」が存在していることはご承知の通りです。
そもそも職業における地位を「男だから、女だから」というジェンダーで区別すること自体、「不適切にもほどがある」のだと思います。
WPSの理念の一つは、「平和維持における女性の視点を強化することで、より包括的で持続可能な平和を実現する」としています。女性がより積極的にリーダーシップをとる未来が開かれることを期待します。