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堺市では、昨年12月23日に市長、全区長をはじめ、堺市警察部長、市内全警察署長、各防犯協議会会長、堺市自治連合協議会会長、堺市社会福祉協議会会長、日本郵便株式会社堺地区連絡会統括局長、防犯ボランティア団体の出席のもと、特殊詐欺撲滅への決意表明が行われた。
特殊詐欺の被害は全国的に年々増加傾向にあり、堺市においても令和6年は特殊詐欺認知件数が過去最多となり、被害額も急増している。同表明を契機に、それぞれの役割に応じた啓発強化や関係機関と連携した防犯体制の強化に取り組むこととしている。
全警察署長と全区長が一堂に会して特殊詐欺に関する決意表明を行うことは、政令指定都市では初めて。今回決意表明にあたっては、各関係団体の代表による特殊詐欺対策に関する取組の説明があったほか、堺区内在住の概ね60歳以上の女性を中心に特殊詐欺撲滅をめざし結成された防犯ボランティア団体(オバスターズ)が寸劇を披露し、還付金詐欺に高齢者が騙されるケースを実演した。
永藤英機堺市長からは「特殊詐欺を許さない」という強い思いを一人でも多くの皆様と共有し、一体となって行動することで特殊詐欺の撲滅をめざす、という力強い言葉で決意が表明された。今後、堺市は新たな取組として、職員による窓口での注意喚起、郵便局・スーパー等の事業者による注意喚起、デジタルサイネージによる啓発などを順次実施し、特殊詐欺被害を防ぐ合言葉とする「さかい運動(「さ」詐欺と疑ってみる・「か」確認や相談をする・「い」一旦、電話を切る)」の周知に取り組むこととしている。
高齢者を還付金詐欺から守る寸劇も披露された
3日㈪10時 新たな危機に立ち向かうまちづくり調査特別委員会
4日㈫13時 議会力向上会議
5日㈬10時 孤独・孤立社会対策調査特別委員会
10日㈪10時 議会運営委員会
13日㈭13時 本会議
14日㈮10時 議会運営委員会
20日㈭10時 本会議
21日㈮10時 本会議・終了後
議会運営委員会
25日㈫10時 本会議・終了後
予算審査特別委員会・各常任委員会
議事の都合により日程などが変更される場合があります。
傍聴などの問い合わせは堺市議会事務局議事課(228―7812)まで。
1月12日、小林美術館の展示室で『ウタノチカラ・念仏コンサート』が開催された。=写真=「愛・地球博 (日本国際博覧会) 記念ガラコンサート」に日本を代表するバス歌手として招待されるなど、第一線で活躍している日本を代表するオペラ歌手であり、西来寺の住職という異色の経歴を持つ花月真氏が、イタリアオペラ、仏教讃歌やシャンソンの名曲「愛の讃歌」など、多様な演目を披露した。日本画家・長谷川透氏の手による「糊こぼし椿金屏風」が舞台美術としてコンサートに花を添えた。公演では、作者である長谷川氏自身による作品解説もあり、来場者は盛りだくさんの内容を楽しんだ。
『ウタノチカラ・念仏コンサート』は、好評のため、3月2日㈰14時から再演が決定した。「東洋と西洋の伝統美が融合した新感覚のコンサートです。華やかな日本の伝統美と、花月氏の歌声との共演を多くの方にお楽しみいただきたいと願っております」と同館スタッフは」話す。参加は予約制、詳しくは小林美術館までお問合せください。
小林美術館
高石市羽衣2丁目2番30号(南海本線羽衣駅・JR東羽衣駅より北西へ徒歩約4分、阪堺電車浜寺駅前駅より南西へ徒歩約8分、浜寺郵便局横)
開館 10時~17時(入館受付は16時30分まで)
月曜休館(祝日の場合は翌平日)
入館料 大人1000円、高校・大学生600円、小・中学生300円
※10名以上の団体は2割引、着物で来館の方は1割引
TEL
072―262―2600
https://www.kobayashi-bijutsu.com
10年ほど前の『産経新聞』の特集記事「歴史戦」から分かる通り、日本の歴史学者をはじめとする一部論者の主張、そして一部メディアの報道が、戦前日本を貶めるのみならず、特定国による謝罪や賠償の要求を助長するような反日世論の拡大をもたらしていることが広く知られるようになってきた。著者はその歴史戦の最前線で、特に朝鮮人戦時労働者問題を中心に研究成果を発信し続けている新進気鋭の研究者である。
本書は戦時中の朝鮮出身(当時は日本国籍)の、いわゆる「徴用工」についての歴史認識問題を扱ったものである。「いわゆる」というのは、1944年9月に(日本本土と同様に)朝鮮半島で徴用が実施されて以降は徴用工だが、それまでにも募集や官斡旋、自主渡航で日本に来ていたからである。何十万もの朝鮮人が強制的&暴力的に日本に連れて来られ奴隷のように働かされたという従来の「強制連行」論は史料上からも論理的にも破綻していることを、〈第1部〉で研究史・論争史を紐解きながらていねいに解説している。
〈第2部〉では著者が新たに発掘した一次史料も駆使して、日曹天塩炭鉱や佐渡金山、三井三池炭鉱の事例から、朝鮮出身労働者の実態を描いている。要所に写真で掲載されている原史料も圧巻。さらに「強制連行」派がしばしば『特高月報』を引用するのを逆用し、彼らの恣意的な解釈を指摘しつつさらに同資料を精査した論理構築も秀逸である。
悪気無く戦前日本悪玉論に与してきた論者たちには、「『強制連行派』は証言を重要視しているが、歴史学は一次史料に重点を置く学問である。『生き証人』という価値をつけて証言のみで歴史を叙述する手法は1991年の慰安婦問題が話題になってからであり、本来ならば細心の注意を払わなければならない歴史考察である」(103頁)の行に刮目してほしい。日本の朝鮮統治や大東亜戦争そのものに対する根拠無き先入観の蔓延が、そこから逆算する形での議論に終始する歴史学界の大勢を形成し、国家間関係にも重大な影響を及ぼしてきた。歴史の真実を求める方、そしてアジアの平和を希求し、真の日韓友好を願う方にも本書を強く勧めたい。
日本経済大学准教授
久野 潤
事業内容
新事業創出支援施設「さかい新事業創造センター(S―Cube)」(大阪メトロ御堂筋線なかもず駅前)の創業準備デスクで事業を進める株式会社紡翠(つむぎ)は、ドック用品の企画・開発、販売を行っている。
愛犬を「知る・見る」から名付けられた「シルミル」は室内などの限られたスペースでも、気軽に運動・トレーニングを行える愛犬グッズで、犬と人間が息を合わせてコース上の障害物をクリアしていくドッグスポーツ「アジリティ」を楽しめる。
「私の愛犬が12歳を越えた頃、足腰が弱くなり、意欲も少なくなってきました。『室内で一緒に遊べて、愛犬の刺激にも繋がるおもちゃがあれば』と商品開発を始めました。家でアジリティを楽しむ道具を、素材の選定から形状や組み立て、片付け易さなど試行錯誤を繰り返し「シルミル」が完成しました」
遊べる種目はスラローム、ハードル、ラダートレーニングなどで、足腰の筋力維持・強化、敏捷性・柔軟性の維持強化、老化防止などへの効果が得られる。
「雨の日や、散歩が少ない日の愛犬のため、頭を使いながら行う運動やトレーニングは、年齢問わず良い刺激や満足感が得られます。 家の中で『シルミル』を使って愛犬の状態を見て、愛犬のことをもっと知ってより強い絆を紡いでいくお手伝いができればうれしく思います」
S―Cube入居について
「ビジネスサポートしてくださるインキュベーションマネージャーやスタッフの方、また入居されている方々との繋がりが持てる場所で「自分はひとりではない」と心強く思え、自分の励みや活力になっています」
今後の展望
「事業をしっかり発展させ、全国のワンちゃんと飼い主さんが楽しい時間を過ごせるアイテムをここS―Cubeから発信できるよう日々邁進していきます」
会社概要
株式会社紡翠(つむぎ)
代表取締役 本村 雅身
堺市北区長曽根町130―42
さかい新事業創造センター
(S―Cube)創業準備デスク
設立 2024年
資本金 500万円